• ベストアンサー

ギリシャ危機の次は日本危機だという専門家もいるようですが、本当でしょう

織田 信長(@id_system)の回答

回答No.6

 日本のマスコミは、相も変わらず対外負債と対内負債の区別もつけず、 「ギリシャは破綻しました。日本の財政状態は、このギリシャよりも悪いのです。だから破綻します」  などと、頭の悪い報道を繰り返している。ギリシャ政府の対外負債は、全体の七割を超えるのに対し、日本はわずかに6%。ギリシャ政府の十年物国債の金利は二桁に接近し、現在も上昇中であるに対し、日本は精々1.3%(もちろん、世界最低)で推移。これらの「現実」を無視し、政府の負債残高のみをクローズアップした上で、 「破綻する! 破綻する!」  とやっているわけである。  さらに言えば、日本政府の負債は対外負債分も含め、百パーセント円建てだ。それに対し、ギリシャ政府の負債はユーロという共通通貨建てである。このギリシャの「共通通貨建ての対外負債」であるが、実は通常の国家の「外貨建て対外負債」よりも、さらに厄介な存在であるという事実が、今回の危機で明らかになったわけである。 「2010年4月25日 ロイター『ギリシャ財務相:ユーロ圏はいかなる代償払っても通貨守る ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は、ギリシャの財政危機に対する欧州の対応について、ユーロ圏諸国がユーロを守るために必要なあらゆる措置を取ることを示しているとの認識を明らかにした。  同財務相はワシントンで国際通貨基金(IMF)と世界銀行との会合後に記者団に対し、「ユーロ圏諸国は共通通貨にコミットしており、いかなるコストを払ってもそれを守るだろう」と語った。  ギリシャ国債の利回りが10%を上回る中で債務3000億ユーロ(約37兆7000億円)余りの返済を目指しているギリシャは、先週ユーロ圏に金融支援を要請、投資家の信頼感向上を図っている。(後略)』  財政破綻目前で、ユーロの危機の元凶となっているギリシャの財務相が、自ら、 「ユーロ諸国が『ユーロ』を守るために必要なあらゆる措置を示している」  と発言するなど、苦笑以外の感想が浮かんでこない。  今回のギリシャの支援要請は、全ユーロ加盟国(計16か国)が賛成しないと発動しない。すなわち、16カ国(ギリシャを除くと15か国)のうち、一か国でも反対した場合、ギリシャ支援は実行に移されないのだ。  万が一、ギリシャ支援が実施されない場合、ギリシャ国債の金利は鰻上りに上昇し、最終的には「共通通貨加盟国における政府のデフォルト(債務不履行)」という、歴史上初の事態に陥るわけだ。そして、ギリシャ政府がデフォルトした場合、その影響はユーロという共通通貨を伝い、全ユーロ加盟国にまで広がってしまう。特に、ギリシャ同様に巨額財政赤字に苦しんでいるスペイン、ポルトガル、アイルランドの三国が危ない。  ギリシャのデフォルトが現実味を帯びてきた結果、動揺した投資家たちはポルトガル、スペイン、アイルランドの国債について、早くも投げ売りに走っている。ユーロの危機は加盟国全体に広がろうとしているにも関わらず、各国の政府当局の動きは極めて緩慢に見える。  危機の張本人(張本国)のくせに、財務相が、 「ユーロ諸国がユーロを守るために必要なあらゆる措置を取ることを示している」  などと呑気なことを言っているギリシャは論外だが、例えばドイツのメルケル政権は、ギリシャに一層の自助努力を促し、再生計画が「痛みを伴うもの」にならねば資金を融通しないと、強硬姿勢を維持している。要するに、 「金を融通して欲しければ、緊縮財政を実施せよ」  と、言っているわけだ。 http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2010/04/27/009258.php

関連するQ&A

  • 今朝のニュースでギリシャ国債が危機前に比べ23%下がったと言っていまし

    今朝のニュースでギリシャ国債が危機前に比べ23%下がったと言っていました。 そして国債は、ユーロで発行されているようです。 1.これって額面100ユーロのギリシャ国債が77ユーロの現金で買えるということですか? 2.また、例えば「日本国債が信用不安で23%暴落」するという場合は、額面100万円の国債が77万円の現金で買えるようになる、ということですか?それとも、ドルやユーロや元に対して円が23%安くなるということですか?

  • 日本の財政の悪化による 世界への影響 と 金融資産の守り方

    このまま国債の発行を今までのように発行し続けると、 数年後には、国債の買い手が日本ではいなくなるので、 日本は財政破綻するかもしれないという話をあるテレビ番組で、 経済学者がしていました。 それが本当だと仮定した場合、今まで蓄えた預貯金の1億円をどう守ったらよいでしょうか? 仮に破綻したら、その経済学者たちは、円安やハイパーインフレになると言っていました。 そうだとすると、単純にドルやユーロ系資産にある程度の割合に振り分けたほうがよいと思うのですが、 少し疑問があります。 日本が財政危機になれば、世界の経済がおかしくならないでしょうか? 例えば、ヨーロッパの小国のギリシャが危機になっただけで、世界の為替環境がガラッとがおかしくなりました。 日本のような、経済大国がそのような危機になれば、かなりのインパクトがあり、ドルやユーロもただじゃすまないような気がします。 ましてや、 日本が財政危機になれば、大量に保有しているアメリカの国債を売らざる得ない状況になり、 アメリカ国債が大暴落し、ドル高どころか、ドル安になるのではないのでしょうか?

  • ギリシアが財政破たんしたらどうなりますか?

    ギリシアの財政危機が問題になっています。 ユーロ加盟国で再建策を講じているようですが、 もしこのようなものが一切なく、一国が財政破たんしてしまった場合、 どのような事態になるのでしょうか? 国債が無価値になるのはわかりますが、 あとはどうなるのでしょうか? ギリシア通貨(ユーロ)も価値が下落するのでしょうか? ハイパーインフレが起こるのでしょうか? よろしくお願いします。

  • ユーロ問題~ギリシャの債務危機

    政局、経済混乱の中で、ギリシャのユーロ圏離脱が現実味を帯びてきました。 他、南欧の国も債務問題が出てきそうな感じもあります。 当初、欧州通貨統合で、政治、経済相乗的な発展を目指していたようですが、 どうも、最近、弊害の方が目立ってきたようです。 国民も、政府も、自分たちの置かれている現状を真剣に考えていない、「借金民主主義」の ギリシャ・・・各国の支援の条件は厳しく、当国にとっては、内政干渉とも受け取っているかも 知れません。 ある意味、ユーロ圏離脱も選択肢かも・・・。 ・・・ギリシャのような危機が来ると、国債は、無担保債。 これからの銀行は、こんな事で、 金融不安の負の連鎖にならないように、リスクヘッジは、より重要になってきました。 今、あえてお聞きしたいのですが、これからのユーロはどうなりますか? その意義は、変わらずに続いて行きますか?

  • ユーロについて

    おそらく経済の基本知識がなっていないと思いますが(入門書を読んだ程度)、ユーロについてわからない事がたくさんあるので質問させて頂きます。 1.ユーロに加入するメリットってなんですか?経済面でその国にとって何か嬉しいことがあるんでしょうか? 2.いくつかの国が今年に入った1/1にユーロから脱退したそうですが、それはデメリットがあったからですか? 3.フランスなどは、ユーロに入った為に経済が悪化したといいますが、なぜ脱退しないのでしょう? 4.イギリスなどの国が入らない理由はなぜですか?デメリットがあるからですか? 5.ギリシャにユーロ圏の銀行が国債としてユーロを貸していたため、ギリシャが破綻した後にユーロ危機になったそうですが、ユーロをたくさん発行して帳消しなどはできないのですか? 5については、日本の国債は結局右のポッケから左のポッケにいれるような物だ、という話を聞いたのに対し、ギリシャの国債はユーロ危機とか大きい問題に発展していて、その違いはなんなのでしょうか。 日本がいくら借金があってもあまり問題が無いのと同じように(語弊かもしれませんが、少なくとも今までもこれからも借金はずっとあるイメージです)、ユーロ圏内で借金し合っているならば問題ないのではないのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 国際金融のトリレンマについて(ギリシャ危機)

    ギリシャ危機の原因の一つに国際金融のトリレンマがあると聞きました。 ユーロという共通通貨、自由なお金の移動が実現し、各国の自由な金利の設定ができなくなったためギリシャのお金が他国にどんどん流出して破たんしたことが危機の原因だそうです。 トリレンマについて自分で調べたところ、『固定相場制』 『自由な資本移動』が成立している環境下では、銀行は金利が大きい国へ資金を流し融資するため、金利は経済規模の大きな方の金融政策に収斂すると書いてありました。 つまりギリシャの銀行がみんなドイツなどの経済規模が大きい国へ資金を流し、自国の企業などへの融資を渋ったため危機が発生したのでしょうか? 長くて申し訳ありませんがどなたかご回答お願いいたします。

  • ギリシャ人て、身勝手?

    ヨーロッパの金融危機の話を見ていると、ギリシャ人は、借金してよい思いをして、それを失いそうになるとデモやストライキをする勝手なやつが多い なんて気がしてしまうんですけれど、どうなんでしょうか? まあ、今まで国債でさんざん道路や空港を造って、消費税増税はだめなんて言っている日本人も似たようなものかもしれないけれど。

  • 通貨について教えてください。

    ユーロはギリシャ等の経済危機で通貨としての価値は下がっている。 つまり各国の通貨に(たとえば円)に対してユーロ安となっているのではありませんか。 輸出産業を抱える国家にとってその国の通貨は他国に対して安くなっていることがよいのであるという考え方からすると、ドイツやフランスにとってありがたい状況ではありませんか。 もし、マルクやフランが通貨として存在するときには、かなりそれは高い状態であるはずだと思うのです。 この通貨危機に対してドイツやフランスはギリシャ経済を支えるような、ことを言いながらいざ実行に移すことはすぐにせずに、アナウンスだけしながらぐずぐずしているのは、決して高くならないようにユーロ安を演出していて、ずいぶん身勝手なこと(うまいやり方)だと思います。 たとえば日本がギリシャの国債を買ってギリシャ経済を支えるとすれば、ユーロ圏の国々は表向き大変ありがたいと言わざるを得ません。 そのときはユーロは高くなり円安になるのではありませんか。ドイツやフランスはどう思うでしょうか。 日本の国債発行残高から考えるとギリシャの国債をすべて買ってもさして痛手では無いように思うのです。 以上、経済の素人のとんでもない考え方ですが、間違っていることをご指摘ください。

  • ギリシャ経済がなぜ危ないのか?

     失礼致します。 ギリシャ経済が破綻寸前など言われていますが、 どうしてギリシャ経済が危ないのでしょうか? ユーロ圏に入れたことで、低金利での借金を重ね、 バラマキ公共政策などで莫大な借金をしてしまったのは知っていますが、 どうして経済が破綻するとまで言われているのでしょうか? また国民にとって苦しいことはあるのでしょうか? またギリシャ経済が破綻した場合はどうなるのでしょうか? 経済を全く知らず申し訳ありませんが、教えて頂きたいです。 ※自分でもネットを通して調べてみましたが、イマイチピンとこないので OKWAVEさんで質問させて頂きました。

  • ギリシャ財政危機 リーマン以来の危機来るのか

    ギリシャ財政危機により、債務不履行の可能性が日に日に増しています。 ユーロ諸国への影響は勿論のこと、世界経済へ大きく波及する可能性と懸念が叫ばれています。 リーマン以来の危機がまた来てしまうのでしょうか。 今日からの行く末はどうなって行くのでしょう。 また二年前の様な状況が再来するんでしょうか? 皆々様の御見地から見える未来の動向予想はいかがですか。 その辺を具体的にお聞かせくださいませんか。 半年後、一年後、世界は、日本はどうなっているでしょうか。 おねがいします。