• ベストアンサー

f(x)+∫f(t)=sinxのときf(x)は?

fushigichanの回答

回答No.2

ONEONEさん、こんばんは。 大変難しい微分方程式ですね。 >f(x)+∫[0~x]f(t)=sinx・・・(☆) >(1)f(x)+f´(x)の関係式は? y=f(x)の原始関数をy=F(x)とすると、 F'(x)=f(x) (☆)の両辺をxで微分すると f'(x)+d/dx{F(x)}=cosx d/dx{F(x)}=F'(x)=f(x)であるから f'(x)+f(x)=cosx >(2)(d/dt)f(x)e^xを求めよ。 (fg)'=f'g+fg' の公式にあてはめると、 (d/dt)f(x)e^x=f'(x)e^x+f(x)e^x=(f'(x)+f(x))e^x =e^x*cosx >(3)∫[0~x]e^{t}(sint+cost)=∫[0~x]e^{t}(sint-cost)+e^{x}(sinx+cosx)-1の証明 ∫f'g=fg-∫fg' の公式にあてはめて考える。 f=e^x g=(sinx+cosx)とおくと、 f'=e^x g'=(cosx-sinx)=-(sinx-cosx) ∫[0→x]e^t(sint+cost)dt=e^x(sinx+cosx)-∫[0→x]e^t(cost-sint)dt+C と表せる。 このとき、x=0とすると、左辺は0右辺は1+C ゆえに、C=-1 よって、 ∫[0→x]e^t(sint+cost)dt=e^x(sinx+cosx)+∫[0→x]e^t(sint-cost)dt-1 という式が証明されました。 >(4)∫[0~x]e^{t}costを求めよ (3)より、 左辺=∫[0→x]e^tsintdt+∫[0→x]e^tcostdt 右辺=∫[0→x]e^tsintdt-∫[0→x]e^tcostdt+e^x(sinx+cosx)-1 整理すると、 2∫[0→x]e^tcostdt=e^x(sinx+cosx)-1 ゆえに、 ∫[0→x]e^tcostdt={e^x(sinx+cosx)-1}/2 >(5)f(x)は? (2)より、0からxまで積分すると f(x)e^x-f(0)e^0=∫[0→x]e^t*costdt ゆえに、f(x)e^x=∫[0→x]e^t*costdt (4)より、 ∫[0→x]e^tcostdt={e^x(sinx+cosx)-1}/2 であったから、これがf(x)e^xと等しいので 両辺e^xで割ってやると、 f(x)={e^x(sinx+cosx)-1}/2e^x f(x)=(sinx+cosx)/2-1/2e^x ということになると思います。 f(x)={e^x(sinx+cosx)-1}/2e^x のほうがきれいかな? ご参考になればうれしいです。

ONEONE
質問者

補足

(1)~(4)までも解説していただいてありがとうございます。 (d/dt)f(x)e^xの積分がf(x)e^x-f(0)e^0になるのがいまいちよくわかってません。 PS.このf(x)+∫[0~x]f(t)dt=sinx は誘導なしに解けるものなのでしょうか?

関連するQ&A

  • f(x)=√[cos(x^2)/e^x]

    f(x)=√[cos(x^2)/e^x]  を微分せよ、という問題です 以下の様にやってみました。間違っていたら指摘して頂けますか? →(cosx) / [e^(x/2)] →(cosx)[e^(-x/2)] →[(cosx)(e^(-x/2))(-1/2) ]+ [(e^(-x/2)(-sinx)] → [e^(-x/2)] [(-1/2)cosx-sinx)

  • e^(2x)*sinx  *は積 のテーラー展開は?

    こんにちは。  f(x)=e^(2x)・sinX をテーラー展開して一般項を考えることをしています。  微分していきます。  f'(x)=2e^(2x)・sinX+e^(2x)cosX  f^(2)=4e^(2x)・sinX+2e^(2x)・cosX+2e^(2x)・cosX-e^(2x)・sinX となると思います。  さて、そもそもテーラー展開とはなんぞや?ということもありますが、この先どのように解を導けばいいのか、方法だけでも、あるいは 一般項だけでも教えてください。  よろしくお願いします。

  • ∫[0,∞]sinx/x dxについて

    t,x,R>0に対して ∫[0,R]e^(-xt)sinx dx を求めたことを用いて ∫[0,∞]sinx /x dx を求めることができますか? ∫e^(-xt)sinx dx ={-e^(-xt) (cosx+tsinx)}/(1+t^2) + C であることはわかっています。

  • (1)1/3<∫{0→1} x^(sinx+cosx)^2 dx

    (1)1/3<∫{0→1} x^(sinx+cosx)^2 dx<1/2  を証明せよ (2)x+f(x)=1/12∫{0→x} (f''(t))^2 dt f''(0)=2√3   の時   (a) f(0)およびf'(0) (b) f(x)の次元   (c)f(x)をもとめよ 途中式・経過もありでおねがいします

  • 媒介変数からの微分

    次の問題を教えてください。 媒介変数tで表示された関数 ・x=e^t sint ・y=e^t cost について次を求めよ。 (1) dy/dx (2) d^2y/dx^2 導関数の定義を曖昧に理解してしまっているのが原因だと思います。 (1)はxとyをそれぞれtで微分して、dx/dt dy/dtより求まりました。  答えは(cost-sint)/(sint+cost)となり間違いはないと思います。 (2)のほうが曖昧です。  2回微分して…と考えたのですが少し違う気がしました。    方法がわかる方は(2)の解放をぜひ教えてください。

  • ∫(0~1)|t-sinx |dtのとき ∫(0~

    ∫(0~1)|t-sinx |dtのとき ∫(0~2π)f(X)dx を求めよ について教えてください!

  • f(x)が連続であるとき、つぎの関数の微分をfを用

    f(x)が連続であるとき、つぎの関数の微分をfを用いて表せ。 (1)d/dx∮[x→2x]t*f(t^2)dt これの解き方を教えて下さい。合成関数の微分を用いると書いてますがどうするのかさっぱりです。よろしくお願いします。(解答は4x*f(4x^2)-x*f(x^2)です)

  • sinxとcosxの微分

    非常に初歩的な質問で情けありませんが、 以下のようにすると、cosxの微分が-sinxであることを導けません。 (sinx)'=cosx (cosx)'={sin(π/2-x)}' =(sinX)' ## X = π/2 - x とおく =cosX =cos(π/2-x) =cosπ/2×cosx + sinπ/2×sinx =sinx !!!! この導き方のどこに問題があるのでしょうか? よろしければご指摘のほどお願いします。

  • 微積の問題です。

    以下のような問題に頭を悩ませております。 ふたつの関数f(x),g(x)は次の(I)(II)をみたしている。 この時次のf(x),g(x)をそれぞれ求めなさい。 (I)f(x)=πcosx+∫[π→x]g(t)dt (II)g(x)=cosx+(2/π)∫[0→x]f'(t)dt []内は積分範囲 この問題の解答が、次のようになっております。 ??に挟まれた部分が私の疑問です。 (I)の両辺をxで微分して、 f'(x)=πcosx+g(x) ?何故πcosxなのか。πsinxではないのか? 上式を(II)ヘ代入して、 g(x)=cosx+(2/π)∫[0→π]{πcost+g(t)}dt ?積分範囲は何故[0→π]に変わったのか。[0→x]ではないのか? ⇔g(x)=cosx+(2/π)∫[0→π]g(t)dt (A) 上式の積分項は定数。 以下省略 (A)の積分項が0と分かり、 従って g(x)=cosx f(x)=πcosx+sinx となっております。解答に記載されている式変形が理解できません。 分かる方、お教え頂けないでしょうか。

  • lim[x→0](sinx)/x=1 の厳密な証明、sinxの定義

    高校の教科書では、 0<x<π/2のとき,面積を考えて、 (sinx)/2<x/2<(tanx)/2 2をかけて、辺々の逆数を取ると, cotx<1/x<cosecx 辺々にsinxをかけると, cosx<sinx/x<1 lim[x→0]cosx=1 挟み撃ちの原理より,lim[x→0]sinx/x=1 と書かれています。 これを出発点として、(sinx)'=cosxが分かり、三角関数の微積分が構築されます。 しかし、面積は厳密には、積分で定義され、微積分学の基本定理から、微分の逆演算として計算されます。 すると、面積を用いて、lim[x→0](sinx)/x=1を証明するのは循環論法。 lim[x→0](sinx)/x=1 の厳密な証明を、sinxの定義とともに教えてください。