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特殊相対論の時間の遅れについて

雪中庵(@psytex)の回答

回答No.4

相対性理論が「相対」化しているのは、単なる時間の流れだけではなく、 「同時性」も否定しているのです。 「常に同じメンバーが同じ時空に属している」という日常的センスは、 我々の周辺の現象の速度が遅いがゆえの近似であって、相対運動ごとに 互いに相手の時間が遅れるという、ある意味パラレルワールドであって。 (ただし「パラレルワールド」のように行き来できるものではなく、 自分(観察者)にとっての時空しか存在しない、というのがその本質) そうした認識性から独立した原理的な確定性=本質的な因果律が存在 しない事は、物理学的な状態Aが、Bに変化する確率は、そのAがBになる 複数のプロセスの全てを足したものとなる事から、明らかである (=経路積分)。 それは、ミクロなレベルの話だけではなく、2本のスリットを通して その向こうのスクリーンに電子を飛ばした場合、1個単位で電子を 飛ばしても、スクリーンに次第に描かれるのは、2本の帯ではなく、 干渉縞模様である事にも表れている。 即ち、スクリーンに1つずつ消えていく電子が、それ以前に消えた 電子の場所を覚えていて、皆で協力しているか、1個の電子が、 2つのスリットをそれぞれ通った可能性同士が干渉しているか、である。 最新の量子論的世界像において、有限な存在性は観測される事によって 生じています。 認識性を除外した存在は、無=無限不確定性になります。 その無限の闇に、認識体の仮定断面の運動(プランク定数hの収束の 時系列化)を想定すれば、相対的に無の風は光になり、認識体はその 光の向うに、自我仮説の補完としての時空仮説=宇宙を認識します。 全てのものは、あなたが存在するための(物理的根源にまで遡った) 補完なのです。

sa10no
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >相対性理論が「相対」化しているのは、単なる時間の流れだけではなく、 「同時性」も否定しているのです。 「常に同じメンバーが同じ時空に属している」という日常的センスは、 我々の周辺の現象の速度が遅いがゆえの近似であって、相対運動ごとに 互いに相手の時間が遅れる 確かにそのとおりなのですが、それが矛盾しているように感じてしまうのです。

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