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江戸時代の時刻表現について

中学生時代に宮部みゆきさんの 時代物で時代小説、歴史物に目覚めました。 以後、平岩弓枝さん、池波正太郎さんを中心に 藤沢周平、山本周五郎、司馬遼太郎、柴田錬三郎、海音寺潮五郎等 読み漁っています。 それからずーっと気にはなっていたものの数年判らないまま 放置していた疑問があります。 江戸時代の時刻の呼び方(数え方)です。 いろいろ調べて、 ・江戸時代の暦は太陰暦である ・江戸時代の時刻は不定時法であり  春分や秋分(厳密には違うらしいですが)の一刻は約2時間となり  夏の昼間と冬の夜間は長くなり逆は短くなる。 ここまでは判りました その上での余計に混乱してしまった事を含めての質問です。 質問1: 「四つ」「暮れ六つどき」「明け六つ」等と言いますよね? これはどの時間を基準に「4つめ」「6つめ」なのですか? 質問2: 質問1の基準時間を教えて頂いたとして その基準自体の呼び方はどうなりますか? (たぶん0ゼロという考え方は当時無いと思うので・・・ 年齢の数え年と同じように基準時間自体が「一つどき」なのかな? 質問3: 不定時法の「いっこく」と、この数字式の「いっとき」は 別物ですか? 『お江戸日本橋「七つ」だち♪』の「七つ」が午前4時頃を 指すらしいのでたぶん違うのですよね? 質問4: 平岩弓枝さんの小説で初見でしたが 「六つ半」「四つ半」という言い方もあるようです。 この場合の「半」とは 時計の正(+)の方向へ「はんとき」ですか? それとも負(-)の方向へ「はんとき」ですか? 質問5: どうも「数字式の呼び方」は 時計の逆(負)方向へ加算される事はわかりましたが 「あけ」とか「よい」「くれ」の切り替え基準時間はどこになりますか? 質問6: 「初更」「二更」「三更」とは何時頃のことでしょうか? またこの時間表記は「四更」「五更」等もあるのでしょうか? 質問が大変多くて恐縮ですが、 かなりの資料に当たってみましたが 判らなくて困っています。 どうぞよろしくご教示下さいませ

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • pasocom
  • ベストアンサー率41% (3584/8637)
回答No.2

下記の「江戸の時刻」を参照下さい。 http://s-mizoe.hp.infoseek.co.jp/m143.html 質問1と2: 基準になる「ゼロ」とか「一つ」という時刻は存在しない。「四つ」~「九つ」だけである。 質問3: 一刻も一時も現在の2時間です。ただし、「刻」は平安時代などの古い時代にはもっと細かい時間単位で一日の50等分だったこともあるとか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%BB 質問4: 上記の図からわかるように「四つ」などの時刻は現在のように一点を示す時刻ではなく、2時間の範囲を示す言葉なのです。この「時間帯」の真中あたりが「半」です。 質問5: 上記の図を参照下さい。 またこの中に記述があるように「一般の市民の間では、日の出を明け六つ、日没を暮れ六つとし、昼間・夜間をそれぞれ六等分していました。この場合は四季によって、正確な時刻とはかなりの差が生じます。」ということで日の出と日没が時間基準になっていました。 質問6: 下記サイトを参照下さい。いわく 「夜間とは具体的には日暮れ(日入後二刻半)から夜明け(日出前二刻半)の間の時間である。この夜間を五等分して一更(初更)~五更とし・・」 http://homepage2.nifty.com/fusehime/no54.htm

sayaca1990
質問者

お礼

非常に良くわかりました。 最初は、「え?じゃ丑”三つ”時とかどうなるの?」と思いましたが、 この「とき」と、いっときの”とき”は違うという点も 理解でき、その他質問に無かったものまで理解が深まりました ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • srxmk3pro
  • ベストアンサー率53% (527/980)
回答No.3
sayaca1990
質問者

お礼

たくさんの参考URLありがとうございます。 どうもまだまだGoogleや検索サイトの 検索ノウハウがまだまだ修行がいりそうです。 ありがとうございました。

  • kdsakjgj
  • ベストアンサー率22% (26/114)
回答No.1

一刻と一時は同じ

sayaca1990
質問者

お礼

いっときの「とき」、うしみつどきの「とき」 こく、2分法の「じょうこく・げこく」3分法、4分法の「とき」等 複雑でこんがらがる部分もありますが、 理解が深まると楽しいですね。 ありがとうございました。

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