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長調と短調はすぐわかりますか?

tio_elemenの回答

回答No.2

まず、専門家という表現が何か敷居の高いものを感じさせ、私は好きではありません。専門家でなくても誰でもちょっと分かれば簡単に判別できます。 >長調(明るい)・短調(悲しい) まず、この前提が間違っているんですよね。それは聴いたときの印象であって、理論的には何の関係もないです。 長調短調というのは音階の違いです。 質問者様は、普通は短調の第7音が臨時記号によって半音上げられることを知っていますか? 本来の短調の音階は「全・半・全・全・半・全・全」ですが、このとき最後の「全」というのが、音楽的にスムーズな流れや和声の法則を適応させるために非常に使いづらく、不自然なものであるとされるため、慣習的に半音上げられることになっています。これを、元の「自然短音階」に対して「和声短音階」と言います。 しかし、和声短音階には欠点があり、最後の音程を無理矢理縮めたことにより、最後から2番目の音程がさらに半音広がることにあります。全音よりも広い音程は「増音程」と呼ばれ、音楽的には更に扱いにくく、不自然なものです。よって、この音も、半音上げることによりこの問題を解消できます。これを「旋律短音階」と言います。 wikipedia「短音階」が詳しいです↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%AD%E9%9F%B3%E9%9A%8E しかしながら、和声短音階も旋律短音階も、音階の第7音が半音上げられることは同じであるので、 判別としては (1)導音(音階の7音目)に当たる音にわざわざ半音上げる記号が付けられている場合はほぼ間違いなく短調です。 また、長調と短調の最大の違いといえるものは、それは「主和音」 です。 主和音というのは、主音(音階の始まりの音。中心音。)を根音(一番下の音)にした三和音のことで、長調ならばドミソ、短調ならばラドミに当たります。主和音はそれぞれの調において、最も安定し、重要な役割をもつものです。 長調の主和音は長三和音(第3音が主音から長3度にある三和音)ですが、短調の主和音は第3音が長調よりも半音低い、短三和音になります。 よって (2)主和音が長三和音ならば長調、短三和音ならば短調です。 転調については、臨時記号の付き方が変わったり、和声的な展開を見れば、どの調からどの調に行っているかということが分かります。これは完璧に(1)(2)の応用です。 ただ、これらのことは専門家でなくても、少し勉強すれば誰でもわかるようになるのでご安心くださいwそんなに敷居の高いものではありませんよ

20000813
質問者

お礼

お世話様です。長文のご回答ありがとうございました。 初心者の私には、内容が難しすぎます。 小学生にでもわかるように解説していただきかったです。 でも、ありがとうございました。

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