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郵政民営化によって、小泉さんは何を得たか?

cse_ri2の回答

  • cse_ri2
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回答No.2

ロックフェラーうんぬんよりも、もう少し表の政治の勉強して欲しいです。(苦笑) 小泉さんは、何かを得たかったわけではなく、何かを成したかった。 それは何か。 『郵政民営化』という回答は、戦後の自民党政治を何もわかっていません。 本当にしたかったことは、戦後の自民党を長らく牛耳ってきた田中派とその後継者たち、つまり経世会支配を打ち崩すことでした。 過去の経緯を説明するのは面倒なので省略しますが、『角福戦争』がキーワードです。 じゃあ、なぜあんなにも郵政民営化にこだわったかというと、田中元首相が築き、その後継者が大事に守ってきた利権構造。 それを打ち崩す鍵が、郵政民営化にあったからです。 よく言われるのが、郵貯の話ですね。財政投融資改革が行われるまで、国民の貯金である郵便貯金は、大蔵省の影の予算として扱われており、公共工事の大事な原資でした。 財政投融資改革により、郵貯が公共工事に使われることは表向きなくなりましたが、まだ財投債などの抜け道があります。 そこで小泉さんは、後で改革が後退しないように、郵政民営化でトドメを刺したわけです。 郵貯が完全に民営化されれば、リスクが高い債権への投資は出来にくくなります。 また、役人や政治家の横槍もなくなるからです。 しかし、郵政民営化の(小泉さんへの)メリットはそれだけではありません。 かつての特定郵便局長(今は民営化にともなって特定郵便局は廃止されていますが、地方の郵便局として残っています)が、旧田中派の牙城だったからです。 郵政民営化により、旧田中派の支持基盤へのダメージとなり、旧田中派の勢力後退へとつながりました。 小泉さんが首相であった間に、かつての自民党の第一派閥だった旧田中派の勢力は後退し、第二派閥だった森派(元はといえば、小泉さんの師匠である故福田赳夫の派閥です)が第一派閥となりました。 さらに、野中広務氏など有力な旧田中派系列の議員が引退に追い込まれ、最後まで小泉さんに抵抗した勢力は、まとめて国民新党に追い出されたわけです。 こうして、何十年も続いた角福戦争は、自民党内においては旧福田派勢力の勝利となりました。 しかし、追われた旧田中派勢力は、小沢一郎を中心として民主党に結集し、とうとう古巣の自民党を政権与党の座から追い落としています。 かつての角福戦争は、自民党vs民主党として、形を変えて継続していると見ることもできるわけです。 ロックフェラーどうこうと言う意見は、こういう裏の権力闘争の歴史を知れば、実にくだらない陰謀論だということがわかってきます。

UME555
質問者

お礼

回答どもうありがとうございます。 ただ、やはり納得はできかねます、長文書いていただいて本当に感謝していますが・・・。 あなたの書き込みはもっともらしい意見ですし、その側面(角福戦争)があったことも確かでしょう。 しかし、それで小泉さんは何を得るのでしょう? 派閥争いに勝ったとして、得るものはそこまで大きくないはずです。 自らが行う「改革」によって自民党が滅ぶことを小泉さんが自覚していなかったはずがないと思いませんか? あなたも最後のほうで書かれている自分の書き込みに矛盾を感じているはずです。 派閥争いに勝ったとしても、その先に政権与党崩壊があるなら なんの意味もないのです。 つまり結局はアメリカのためであったと考えるほうが自然ではないでしょうか。 あなたは、りそな問題をご存知でしょうか? これも派閥争いのためですか? そうではないですよね。 この問題で、株で大もうけしたのは主にアメリカ大手企業。 日本は金融恐慌寸前まで追いやられました。http://web.chokugen.jp/uekusa/2006/06/10_47b9_1.html

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