• ベストアンサー

新型インフルエンザは弱毒性のうちに感染しているほうがよいのでは?

とても素人考えなのですが、ご存知の方、教えてください。 今回の新型インフルエンザは弱毒性といわれています。 しかし、一旦流行が収まり、秋冬に本格的に流行するうちに、 強毒性に変異する可能性もあるとのこと。 とすれば、弱毒性の今のうち、新型インフルエンザにかかって、免疫をつけていたほうがよいのでは、など考えてしまいます。 それともワクチンをまったほうが安全でしょうか。 どなたかお詳しい方がいらっしゃいましたら、 ご意見、よろしくお願いします。

noname#109372
noname#109372
  • 病気
  • 回答数3
  • ありがとう数5

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#160718
noname#160718
回答No.3

 獣医師でウイルスに専門知識を有しています。  昨日、ほぼ同じ趣旨の質問がありまして、私はそちらの方にも回答しているので、併せてご覧いただければ幸いです。 http://okwave.jp/qa4968554.html?ans_count_asc=0  上の要点はつまり、誰もが質問者さんのように考えて感染防御を重視しなくなり、その結果として感染拡大速度が大きくなれば、患者の発生が医療体制のキャパを超えてしまい、それが原因で致死率が上がりかねない、ということです。  これに付け加えるならば、このような情勢下ではサーベイランスも十分できなくなります。  現在でもおそらく「実際に新型に感染した人」の何割かがきちんと検査され「新型インフルエンザの患者」と判定されているに過ぎないでしょう。患者が増えて医療体制(&診断体制)が追いつかなくなると、実際の感染者のほんの数%しか検査されなくなってきます。  感染拡大速度が速くなればなるほど、このような医療体制と診断体制が追いつかなくなります。  すると致死率の上昇以外にどういうことが懸念されるか、ですが、「強毒変異しても発見が遅れる」ことが挙げられます。「真の患者」に対する「監視可能な患者」の割合がどんどん減少するわけですから。  するとメキシコでの初発時のように、何人も亡くなって、しかも人の移動でウイルスが広範囲にばらまかれてから初めて判明する、ということです。(医療体制の崩壊によって致死率が上昇していれば、なおさら強毒変異してもすぐには判らないし)  というわけで、どうあがいても国内も世界的にも感染拡大は避けられないことはほぼ確実なのでしょうが、その感染拡大の速度を少しでも抑える、ということは非常に意義があることです。  それには各個人がしっかり感染防御をする(可能な範囲で)ことが重要なので、「早めに感染しておこう」などということを多くの人が本気で考えてしまえば、非常に深刻な事態に陥るリスクが生じてしまうというわけです。  視点を変えてみましょう。  今のうちに免疫を付けておこうと、感染防御をせずに過ごして思惑通りに感染したとします。  もし、その後ウイルスが強毒変異しなかったら、罹り損ですね。上手くすれば罹らずに過ごしてワクチンができたらそれを打ってok、という手もあったのに、とその時思い当たるかもしれないですね。  また、ウイルスが強毒変異した時に大きな抗原変異を伴っていれば、今の弱毒株に感染した免疫は効かないかもしれません。その時はまた改めて強毒株に感染する可能性があります。  もうひとつ最悪の想像をしてみると・・・  弱毒株に感染して発病している最中に、強毒株に重感染するかもしれません。その時は致死率が飛躍的に跳ね上がる可能性があります。  ま、確率的には滅多にないのは確かですが、その一方、「最初に強毒変異した地域」には必ずそういう運の悪い人がたくさんいるでしょう。  いつどこで強毒変異が起きるか(または起きないか)なんて誰にも判りません。南半球はこれから冬で季節性インフルエンザの流行シーズンですから、そこで強毒変異して数日で日本に来るかもしれませんし、結局変異は起きないかもしれません。  そういうことを併せていろいろ考えると、「今のうちに罹っておこう」という考えは、あまり賢いとは言えませんね。  普通に無理なくできる範囲で感染防御を心がけ、それでも罹ってしまったら「これで免疫が付いた」くらいに考える、というくらいが良い落としどころではないでしょうか。

noname#109372
質問者

お礼

とても詳細な説明をしてくださって、ありがとうございます。 私には「感染症を治す、ということを、医療現場の立場から考える」 ということがありませんでした。 本当にそのとおりですね。 私たちの砦である病院が機能しなくなったら大変ですよね。 普通にニュースを見ているだけでしたら、ここまで、思いつきもしません。 少なくとも各学校の先生には、このことを認識してくれれば、 今後のことも随分違うのではと思います。 実は子どもが神戸の高校にかよっていて、今回の事態で、沢山の生徒さんも感染してしまいました。 今回の交流試合の以前にも、文化祭など、沢山の人が集まる機会があり、心配でした。 私個人としましては、学生さん達にはマスクの着用が望ましいのではないかと思っていたのですが、学校からの指導は特にありませんでした。 子どもにはせめて、通学時にマスクをするようにいったのですが、 年齢的に、自分だけマスク姿。。というのは抵抗があるのではと思います。 学校からいっせいにマスク着用を指導されていれば。。。。 と今更ながらに思います。 感染スピードを遅らせる対応を、どこまで、学校として指導してくれるのか、休校明けからが本番ですね。 話が脱線してしまいすみません。 貴重なお時間とご意見をありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • PaPaJohn
  • ベストアンサー率41% (48/116)
回答No.2

ま、考え方としてはあながち間違っていないと思います。天然痘に対する牛痘みたいなものですね。でもやめといたほうがいいですよ。 まず、変異する前の新型インフルエンザで獲得した免疫が変異した後のインフルエンザにどれくらい有効かという保証はありません。 また変異することがほとんど前提のように考えているようにも取れますが変異するかどうかもわかりません。 弱毒とはいえ、40度近い高熱がでたりしたら、それだけで十分しんどいとおもいますし、北九州市が関西への修学旅行から戻った生徒を出校停止にしたように新型インフルエンザにかかったことで知識のない人に過剰な反応をされる可能性もあると思います。 いくら新インフルエンザのリスクがそれほど高くないからといっても、変異後のインフルエンザのリスクは算定しようがないだけに、変異する前にかかっておくというのは考えないほうがいいとおもいます。

noname#109372
質問者

お礼

そうですね。 新型、ですから、弱毒でも強毒、でもこれからどうなるかなんて、 わからないですね。 慎重に対応しないといけませんね。 貴重なご意見をありがとうございます。

  • char2nd
  • ベストアンサー率34% (2685/7757)
回答No.1

 そのような考えはアメリカの一部にありますが、米疾病対策センター(CDC)ははっきりと否定しています。 http://health.goo.ne.jp/news/e20090513065.html

noname#109372
質問者

お礼

アメリカで、パーティーなどで、試される(?)こともありえたのですね。驚きました。 とても危険な考えのようですね。 貴重な情報をありがとうございました。

関連するQ&A

  • 今のうちに新型インフルエンザに感染しておけば・・・

    今のうちに新型インフルエンザ(弱毒性)にかかっておけば 半年後に流行すると言う、弱毒性が強毒性に変化した 致死率の高い強毒性インフルエンザに免疫が出来て、 感染しないのではないでしょうか?

  • 新型インフルエンザの抗体はウイルスが変異しても有効?

    ウイルスに関する医学的知識を持っていらっしゃる方に質問です。 現在大流行している新型インフルエンザは死亡者が非常に多いという訳ではなく、すぐに直る人の割合も多いようで「弱毒性」と考えられるかと思います。 この新型インフルエンザに罹患して、回復すると抗体を得られると思います。新型インフルエンザが変異して「強毒性」になった場合、現在の弱毒性ウイルスに対する抗体を持っていると、その変異体である強毒性ウイルスにかかりにくい、あるいはかかっても比較的軽症で済むという可能性はどれ位あるのでしょうか? 個人的には弱毒性から強毒性に変異する段階で、抗体が意味を成さなくなるように思うのですが。

  • 新型インフルエンザにかかると免疫がつく?

    弱毒なのに新型インフルエンザが恐れられているのは、強毒性に変わる可能性があるからだと思いますが、弱毒のうちにかかっておくと、強毒インフルにかかったときに免疫がついていて軽く済むというようなことはないのでしょうか。

  • 新型インフルエンザの強毒性、弱毒性について教えてください

    5/3の会見で、WHOの田代委員が、下記のような発言をしていました。 a 「病原性が若干強くなる可能性は否定できないけれども、強毒型のウイルスに変化する可能性はまったくありません」 パンデミック・フルー情報最前線: 新型インフルエンザ WHO緊急委・田代委員「強毒型ウイルスに変化する可能性ない」 http://pandemic.seesaa.net/article/118554877.html この発言はあまり報道されておらず、むしろ b 秋にかけて強毒性に変異する可能性がある c 現在の対応は強毒性を前提にしており、致死率から考えると弱毒性の対応に切り替えるべき という議論がされているようですが、 aの発言は正しいのでしょうか。そしてあまり報道されていないのはなぜでしょうか? bについてはこんなニュースもあります。 新型インフル、強毒性ウイルスへの変異も=WHO | ワールド | Reuters http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37980520090513 「WHOはインフルエンザウイルスは頻繁に変異する特性を持ち、どのように変異するかは予測不能なため「パンデミックが発生している間にウイルスが強毒性のものに変異する可能性は決して排除できない」と警告している。」 これは田代委員の発言が誤っていたと言うことでしょうか? ちなみに同じ記事で 「1918年にパンデミックを引き起こし、数千万人が死亡したインフルエンザウイルスは、感染拡大の初期は弱毒性だったが、半年後に強毒性のものに変異し、世界中で猛威を振るった。1968年に感染が拡大した新型インフルエンザウイルスも、感染拡大初期は弱毒性だった。」 とあるのですが、強毒性の鳥インフルエンザウイルスの致死率は60%にもなるといいます。致死率2%のスペイン風邪は強毒性に変異したのでしょうか? cについては 新型インフルエンザ対策行動計画,2005 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/kettei/090217keikaku.pdf ここでは行動計画の前提を 「アジアインフルエンザ等を中等度(致死率0.53%)の場合」 としており、すでに弱毒性を前提とした対応になっているように思うのですが、何のことを言っているのでしょうか?今回の新型インフルエンザの致死率も0.4%程度のようですが、さらに想定される致死率を下げよう、ということでしょうか? なんだか混乱してきましたので、お解りになる方に教えて頂きたく思います。

  • インフルエンザ-変異について

    テレビでよく新型インフルエンザが今は弱毒性だが 強毒性に変異するのは時間の問題だ・・・ なんて言ってますが、 今までの普通のインフルエンザはどうしてすぐ変異しないんですか? どうして新型だけすぐ変異するんでしょうか? タミフル耐性があるインフルエンザもあるといいますが 変異のスピードはかなりかかっていますよね。 わかる方教えてください。

  • 豚インフルエンザ

    豚インフルエンザ ひょっとして今日本で流行している季節外れのインフルエンザも新型インフルエンザで毒性の弱さ故、新型と気がつかれてないのではと思ってます そこで ワクチンの製造には6ヶ月から1年かかるとのことですが 現在の致死率はメキシコを除けば低いというか他の国では死者が出ていないので、突然変異で強毒化する前に 健康な時に豚インフルエンザに感染、そして治れば抗体ができ 変異後のウィルスにも免疫を獲得できるのかなと考えました 馬鹿げた考えかも知れませんが気になります どなたか教えてください

  • H5N1型の新型インフルエンザは発生しますか

    現在問題になっているH1N1型の新型インフルエンザは弱毒性と言われています。 一方、H5N1型の鳥由来の新型インフルエンザの話題は最近聞かなくなりました。 強毒性と言われているH5N1型の新型インフルエンザは、今でも変異を続けていて、将来的に再びパンデミックを起こす可能性があると考えていいのでしょうか。

  • 新型インフルエンザ いつまで流行る?

    関東でも初の感染者が確認されたとのことですが これから本格的に日本中にまん延してしていくということですよね? マスクの入手困難などプチパニックな状況、 いったいいつまで続くのでしょうか?? 昨日テレビで観た情報によれば 秋から冬にかけてまた発生する。 そして強毒性に変異する可能性がある。 とのことでした。 今は弱毒性、季節性のインフルエンザと変わりないので大丈夫と言われていますが これから秋、冬にかけて今以上にマスクパニック(とニュースで観ました)に陥る可能性はあると思いますか? 今現在で流行っているこの新型インフルエンザが落ち着いたり、報道されなくなったりして警戒して外にでなくてもいいようになるのはいつ頃なのでしょうか?

  • ウィルスが変異するとワクチンは効かないのでしょうか?

    知人、誰に聞いても答えに詰まって「分からないね・・どうなんだろう」ということでこちらに質問させていただきました。 今、流行しだしている新型インフルエンザを始め、季節性インフルエンザのワクチンがありますよね。新型は今流行している型から、季節性は流行するだろう型を予想して作られているのだと思います。 季節性のワクチンは「型が違えば効き目がない」と言われています。ここでいう「型」というものと「変異による変化」は違うものなのでしょうか。通常のウィルスの変異程度ならワクチンは有効なんでしょうか。変異というのはインフルエンザの型「N」「H」の組み合わせは変わらないということだから??? 新型も今かかっておけば・・とかいう人もいますが、すでに変異が出てきているそうですので、その考えは正しいのか正しくないのか。(わざとうつして貰うことの是非は別にして) 患者が増えたからか、人にかかりやすく変異したからか、強毒性になりつつあるのか、重症者が増えています。質問ばかりで申し訳ありませんが、ご存知の方、教えていただければうれしいです。

  • 新型インフルエンザはそんなに危険?

    新型インフルエンザについて、  一連の報道を見ると、世界的に感染が拡大し、感染者、死者数も日に日に増え、大変危険な事態になっているように聞こえます。  しかし、よくよく考えてみると、毎年のインフルエンザの流行の際の学級閉鎖は、一クラスで4、5人感染者が出ると実施されてたんじゃないでしょうか。  小学校一校で20~30人。府県単位では100人はかるく超えてるだろうし、日本中の患者数はハテ・・・? と思い調べてみると、  [2009.1.27付のmsn産経ニュース・地方ページ]では、 「(栃木)県内の76医療機関から報告された患者数は1月第3週(12~18日)で1553人。」とあり、 [厚労省hp]の[新型インフルエンザに関する情報]の中の資料[事業者・職場における新型インフルエンザ対策 ガイドライン]には、 「毎年流行する通常のインフルエンザは、・・我が国では一年間に約1000万人が罹患し、約1万人が死亡しているという研究結果もある」と記載されています。  本日(09.5.8)付の[asahi.com]には、 「新型インフル、世界の感染者2400人超える」との見出しが躍っています。  既存のウィルスも変異を繰り返していれば強毒性に変異することはないのでしょうか?  変異したウィルスに対するワクチン製造は「新型ウィルス」と同様、発見されてから作り出すので後手後手になるはずですし、強毒性に変異する確率や通常ウィルスでの致死率、感染者数、感染の広がり具合、を比較するとどうなるのでしょうか?  また、ニュースで見る世界地図には、感染者が一人でも出ると国全体が赤く塗りつぶされています。  感染者が隔離、入院、自宅療養している場所を都市単位でポイントし、人数を横に記した地図ではどのように見えるのでしょうか?  このことについてよくご存知の方、参考になるサイト等あれば教えてください。

専門家に質問してみよう