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バイオ燃料の未来

cat-foodの回答

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  • cat-food
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回答No.6

まず、指摘しておきたいのは、「トウモロコシ栽培のため森林が伐採されている」という事実はありません。トウモロコシはアメリカ中西部の肥沃な農業地帯で栽培されていますので、森林伐採の必要はありません。ブラジルでは南部のサンパウロ周辺の草原地帯で栽培されたサトウキビを原料としてバイオ燃料が作られていますので、これも森林伐採とは関係ありません。ただ、同じブラジルで起きているアマゾンの違法な伐採(これはブラジルの法律でも犯罪です)とバイオ燃料が混同されて、「バイオ燃料のためにジャングルが破壊されている」というような誤解を生んでいるようです。ですから、バイオ燃料を使うことが本末転倒というわけではなく、石油を使うよりはずっと環境にやさしいことに間違いありません。 とはいえ、バイオ燃料が食料価格上昇の引き金になっていることは否めませんし(食料価格上昇の一番の原因は中国やインドのような中進国の消費増大だと思いますが・・・)、今のようにデンプンや糖類から作るバイオ燃料は量に限りがあります。 そこで、アメリカでは草や木からバイオ燃料を作る研究が盛んに行われて、トウモロコシの茎や葉、あるいはポプラなどの木やスイッチグラスとよばれる草からバイオ燃料を作ろうとしています。 日本でも、農林省、経済産業省、自動車業界、石油業界、農業団体などが協議した結果、エリアンサスという雑草や稲ワラを原料とすれば1リットル40円から100円くらいでバイオ燃料が作れる可能性のあることがわかり、今後、研究開発を進めていくことになっています。 木や草の成分であるセルロースはトウモロコシの成分であるデンプンと化学的に非常によく似ていますから、近い将来に木や草、あるいは食べ残しの野菜などからバイオ燃料が作れるようになる可能性は十分あると思います。 地球温暖化が深刻になると、モータースポーツなんか「やめてしまえ」というような声があがるのを心配しています。ただ、石油をバカ食いするだけのモータースポーツなら意味がありませんが、モータースポーツは新しい技術の先駆者として、車両技術を引っ張ってきた歴史があります。質問者がおっしゃるようにモータースポーツは地球温暖化対策技術の先駆者となって、バイオ燃料のような新しい技術を取り入れていくべきだと思います。

tagajou
質問者

補足

東南アジアかどこかでバイオ燃料のために森林を伐採しているというニュースが過去にあったように思うのですが?

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