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PCRと形質転換

yosuken2192の回答

回答No.2

1 PCRも完璧ではない。 どんなPCR酵素を利用しても塩基のならびに間違いが生じる可能性があります。同じ条件でPCRを繰り返しても、まったく同じように増幅されているとは限りません。 それに比べて大腸菌(というか生物)内での増幅(複製)は非常に高精度で、間違いが起きる可能性はほとんどありません。 正確性(再現性)の面から考えて大腸菌内に一度導入し、そこからプラスミドを回収したほうがよりよい実験が行えます。 2 経済面 PCR酵素は非常に高価です。それに比べて大腸菌からのプラスミド回収は(使用する試薬、キットで異なりますが)安価です。 とまあ、この辺の2つの理由がふと思いつきました。 やはり何より「1」の正確性・再現性が最大の理由だと思います。

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