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間に合うんですか?京都議定書

生物が吐き出す二酸化炭素の量は僅かで、実際は二酸化炭素の排出のほとんどは化石燃料の使用などからきていると大学の講義で教わりました。 その二酸化炭素の排出を減らそうと取り決められたのが京都議定書ということですが…、排出削減の目標値が5%って少なすぎませんか? 年々続く猛暑だの、花粉が3倍だの、氷が溶けるだの、素人の私達でさえ「ヤバイor緊急事態or地球大丈夫なの?」って思いますよね。本当に5%減らしたところで温暖化問題は沈静化するのでしょうか?(例えば体重300kgの人がいつもの食事からカロリーを5%カットしたところで絶対痩せませんよね)。

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  • y-konsan
  • ベストアンサー率37% (30/79)
回答No.3

地球温暖化は1992年リオ・サミットでその深刻性が認識され、1995年に国連機関のIPCCが第1次評価報告を出し、これに基づき1995年京都議定書が批准されました。1996年に第2次、2001年に第3次、2007年に第4次報告が発表されました。 この研究報告によると、過去65万年以上の間、大気中のCO2濃度は180~300ppmで変動し、特に過去1万年間は250~280ppmの変動しかなかった。しかし、産業革命ころから化石燃料を大量に消費してCO2を排出し始めました。現在、全排出量の約半分を森林や海洋が吸収していますが、残り半分は大気中に蓄積し続けています。 このため150年ほど前から大気中のCO2濃度は280ppmを突破して現在は380ppm。このままでは100年後には800ppmに達すると予測されています。気温とCO2濃度は相関関係にあり、過去1万年間の地球平均気温の変化巾は1℃以下でしたが、今は+0.7℃(1900年比)。気温が+2℃を超えると気候、生態系、健康に地球規模に被害が拡大すると予測され、この限界のCO2濃度が475ppmだと言われています。しかし、今の状況では20~30年後にはこの濃度を突破する恐れがあり、今後20~30年の対応がカギだといわれる理由です。 IPCCは第2次報告から温暖化防止のために「直ちにCO2排出量を50~70%削減しなければならない」と言ってきましたが、その主張は現在も変わりません。ただ、急激に削減できないので、とりあえず先進国は5%削減しようと決めたのが京都議定書です。EU各国や前安倍総理が2050年までに世界全体で半減と言っているのはこのためです。 ただ、私達は石油の便利さにおぼれて中毒状態ですので、削減は簡単ではありません。また、人間と温暖化とは関係ないとか、3℃まで上がっても大丈夫とか偽情報も多くあります。 日本は2050年までに70%削減することで検討しています。

参考URL:
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/energy/siryou/dai30/30siryou4.pdf
dordotto
質問者

お礼

わかりやすい説明ありがとうございます。順調(?)にボーダーラインに近づいていってるんですね。 IPCCが「少なくとも50%は減らさなくてはいけない」と主張しているにも関わらず、とりあえず5%で議定書が同意されたということは、20年30年単位で計算したら、まだ間に合うと言うことなんでしょうか。そこらへんは信じるしかありませんが…。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • y-konsan
  • ベストアンサー率37% (30/79)
回答No.4

NO3です。年代が一部間違っていました。お詫びして訂正させていただきます。 地球温暖化については、1990年国連機関IPCCより第1次評価報告が出されてその深刻性が認識されました。1992年リオ・サミット、1995年に第2次が出され、これに基づき1997年京都議定書が批准されました。2001年に第3次、2007年に第4次報告が発表されました。

dordotto
質問者

お礼

別にレポート出すとかじゃありませんから年号の細かいところは大丈夫ですよ。けど、ありがとうございました。

noname#58080
noname#58080
回答No.2

環境学の先生とは、いい先生についておられますね。 その先生に聞いてみてはいかがでしょうか? 「では人間はどうすればいいのかと?」 「何%削減しなければいけないのか?」 「地球温暖化は人間にどういう影響があるのか?」 「地球温暖化が問題であり、その原因がCO2である可能性が高い。」と決めたのは、学術部門です。 他でも答えましたが、90年にワシントンで行われた「地球温暖化に関する」学術会議を聞きに行きました。 地球の温暖化のことは学術会議で決め、そのコンセンサスを国連に、政治家に渡したのです。 学者が検討した結果です。但し、学問の話ですから、不確定な要素はいっぱいあります。90年以降も各学者が確認と、影響を検討し、その結果をIPCCでまとめ続けています。 学者の先生が、学術面での検討結果については一番詳しいはずです。 私のような、エンジニアリングサイドに立った人間は、その結果を元に最善の対策を検討していくことになります。

dordotto
質問者

お礼

そうですよね。こんど教授に質問に行ってみたいと思います。 回答者様の頭脳に期待していますよ。環境にいい技術をどんどん作ってくださいね。 回答ありがとうございました。

  • suzu_zou
  • ベストアンサー率34% (112/327)
回答No.1

確か5%(でしたっけ?)削減すれば、異常気象などの被害は少なくなるであろうという計算だったと思います。 温暖化を完全にとめることはできなくても、歯止めはかけられるだろう、ということです。

dordotto
質問者

お礼

返信遅れてすいません。 やばそうに見えて案外5%で足りるってことですね。感覚的にはそんな気持ちにはなれませんが…。まあ、どっちにしろ私達一般市民は身近にできるをやっていくしかありませんけどね。 回答ありがとうございました。

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