#1です。何度もすいません。ところで意味が通りますでしょうか。
実は質問の最後の英文を見たとき、何か違うぞという感覚がまだ残っていました。そういうときはたいていおかしい部分があとでわかることが多いものです(笑)。
で、私が思うに、この英文は正しいでしょうか(出典はどこなのか)?また、イギリス人の指摘も、友人伝いにズレて伝わったということはないでしょうか。
(間違いと断定しているわけではなく)何が違うぞと感じたか?というと、
1. ネイティブによる文のnot to sayとnot to mentionの 誤用、もしくは混同だとしても、文の意味は自然さがないとおかしい(通常文脈の意味は自然さがある)
2. 文が正しく、該当箇所も辞書どおりの意味、すなわち「~とはいわないまでも」とした場合、現実でおきることと文意が合わなくなる
3. 同様のことを、日本語で考えてみても文意と現実が合致しない
ことに気がつきます。
下の3.からいくと、まず「~とはいわないまでも」、つまり「tuition payments(授業料の返金)とは言わないまでも」で文を捉えた場合、日本語で次のような矛盾がおきていることに気がつきました。(別途質問を、国語カテゴリで立てています)
http://sanwa.okwave.jp/qa3843372.html
簡単にいうと、
3-1. 文の主語(話題の中心)は大学・カレッジなど学校です。学校という組織体が行う返金について述べる場合、通常返金のためのポリシーや指針があり、「授業料とは言わないまでも」のような、遠まわし、言い訳がましい言い方を通常しない。(言うケースは、担当者の弁解の時とか、担当者が志願者と揉めたときの言い訳などの場合)。
3-2. また、海外の大学等において(enrollment feeがない学校もありますが)、 enrollment fees(入学金)を求める場合、tuition payments(授業料支払い)に比べ金額は日本と同じように低いようです。ですので、やはりこのスレッドの#1で書いたように、授業料が話題のメインと考えるのはおかしくなく、逆の「授業料返金の可能性は低いが、入学金は返す」と読むことは、おかしいことに気がつきます。
つまり一般人の感覚としては逆で、「入学金までとは言わないけど、授業はまったく受けないんだから、授業料ぐらいは返して欲しい」が、自然なロジックです。
で、2. にいきますが、日本の辞書にあるような「(授業料)とはいわないまでも」の意味、すなわち、 授業料については返金を「確約できない」と述べたい場合、上の3-2.の学校の料金体系の理屈でおかしく感じるだけではありません。さらにその英文には unconditionally (無条件に)とあります。
すなわち、この英文は【無条件で入学金を返金することが(時代の流れ)】であることを述べる文であり、ここに学校側の「確約できない」や「返金の可能性は低い」という意味(学校の都合)が入る余地がありません。
そして、1. ですが、not to sayとnot to mentionの誤用、混同だとした場合でも、通常ネイティブが書く文をみていると、文脈や文章全体では意味が必ず通じ、自然な訳が見つけられます(現実に即した訳)。ですので、意味的にはここでは「not to ~」と書いた部分では、やはり「(授業料)はいうまでもなく」と含んでいることがわかります。
これらから、どうしてもこの文に「「(授業料返金)とはいわないまでも」「ひょっとして授業料を返金も(積極的に授業料を返金する意味でも、本来可能性は低かったが、の意味でも「ひょっとして」)」は、おかしくなります。
ここでイギリス人の話ですが、
『ところが友人の友人であるイギリス人が「~はいうまでもなく、~はもとより」と言う意味でnot to mentionと同じだといったそうです。』
というのは、文を見たとき「ああ、ここではnot to mention の意味だよ(の意味での「同じだよ」)」という意味と、「あれ?この文で使うなら、not to mentionだよ」との両方にも取れます(ここは、どうあなたに伝わったかだけが疑問で、意味的にはイギリス人はわかっているので、大きな問題ではありません)。
英語圏の人は文脈で意味を捉えると同時に、実際の入学金と授業料返金がどう扱われるかを知っているので、意味するところはすぐに気がつくと思います。それは辞書にコントロールされていない、彼らの生きたことばです。
逆に私たちネイティブでない人間は、やはり辞書や文の構成上の理屈ではなく、実際この文はどんな現実・情景を描いているのか(事実とギャップがない文として)を、冷静に受け止める必要があります。
で、結論ですが、やはり私はここでは(仮にnot to sayがネイティブが書いた文だとしても)「「~はいうまでもなく」、すなわち「授業料返金は言うまでもなく(言及におよばず)」→「当然」の意味で使われている。これが正解だと思います。
It has become the order of the day for universities and colleges to unconditionally return enrollment fees,
not to say tuition payments, when admitted students choose not enter the schools.
※カンマでサンドイッチされた文は、日本語のパーレン()で囲う表現と同じに扱えるため、
「合格者が入学を辞退し(大学に)認められた場合、大学やカレッジが無条件に(授業料はいうまでもなく)入学金を返金することが時代の流れとなっている。」
となります。
もう1つ、実は、これは日本人がなにかの問題集かテキストに書いた文で、not to sayと mentionを間違えた、もしくはネイティブチェックの校正漏れのまま採用された、というオチも実は感じていますが…。