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確率が・・・・

oshiete_gooの回答

回答No.4

既に示された問題に関しては十分な解説があるのですが, 質問者さんの本当の問題点はこれに限らず, 確率(や, おそらく個数の処理も)の全般に関することなのでしょうから,あえて参考意見としての補足をします. この分野で特に重要なポイントは,『何を同じと見て,何を区別するか』という点なのではないでしょうか[厄介なことに,そのルール(前提)が問題設定によっていろいろ違ったりして,その場でのルールに応じて柔軟な発想で処理する必要があることが難しいと思います]. あるいは確率の分野に特に限れば,何が「同様に確からし」くて,何が「同様に確からしくないか」という,統計的な重み(統計的重率)の扱いが根本的に重要です. 抽象論では分かりにくいでしょうから,例を挙げると, 例)2個のさいころを振るとき,「1と1の目が出る」確率と「1と3の目が出る確率」は同じか?・・・勿論違うのですが(確率で言えば,後者は前者の2倍),場合の数を数えていて,2個のサイコロの目の組合せを数えているときは,どちらも1種類で,区別はない(種類だけ考えていて,重みは考えていない)わけです. このように,場合の数では区別しなかったものを,確率を考えるときは区別しないといけなかったりすることが,不慣れな人の混乱の大きな原因になっていたりします. 今の例だと,確率を扱うときは,2個のサイコロは区別して,それぞれ6通りの目なので,6×6=36通りの目の出方があるとして,この36通りは『同様に確からしい』として扱う必要があります. そして,どの目の出方も1/36の確率であり,「1と1の目が出る」確率は(1,1)のみなので1/36,「1と3の目が出る確率」は(1,3)と(3,1)の出方があるので2/36=1/18となるわけです. 勿論,「そんなの知ってるよ」とおっしゃる方は多いでしょうが,次の問いはどうでしょう. (問)2個のサイコロを振って,小さくない方の目をXとする(大きい方と言わないのは,目が同じ時は大きい方は存在せず,どちらでも良いからです). このとき,X=K(1≦K≦6)となる確率P(X=K)をKの式で表せ。 これは質問者さんの(問)に似てますね.でも実はさっきと少し(実は大きな)違いがあって, #1さんの解法は最初は少し取っ付きにくいけれども,実はこの場合でもそのまま使えます. 2個ともK以下の目になる確率は(k/6)^2 より, P(X=K)=(k/6)^2 - {(k-1)/6}^2 =(2K-1)/36・・・(正解) 次の解法はどうでしょう. K=1のとき,もう1個は1で1通り K=2のとき,もう1個は1,2で2通り ・・・ K=6のとき,もう1個は1,2,3,4,5,6で6通り そして (誤答その1) X=Kの確率はK/36 (誤答その2)サイコロは2個あるので,誤答1の2倍で,2K/36=K/18 という間違いが多いのです. 誤答1はかなり重症です.でも笑っていられなくて,誤答2は実はかなりよくあります. 原因は既におわかりでしょう,例えばK=3のときでも,(3と3)と(3と2)の重みは違っていて,この方針では,2個の目が同じ時と,そうでない時は区別して考えないといけません.36通りの目の出方は同様に確からしいとして, I)2個の目が同じ時, 2個ともKなので1通り II)2個の目が違う時, もう1個の目は1,2,・・・,K-1なのでK-1通りだが,入れ替えも考えて,2(K-1)通り I)とII)は背反(同時に起こらない,つまり重なりがない)ので,求める場合は両者の和で,1+2(K-1)=2K-1 通り. よって求める確率は(2K-1)/36・・・(正解) さっきの問題では,2つは必ず違ったので,小さくない方(実は大きい方)がKなら,もう1つは1,2,3,・・・,K-1通りで,n個から異なる2個をとる場合の数(分母)はn(n-1)/2 より 2(K-1)/n(n-1) でよかったわけです. このような違いに十分注意しつつ,ある程度演習して経験を積んでカンを養うことだと思います.この分野は原理・原則だけでは必ずしもうまくいかなくて,問題ごとに特徴を捉えて考えていく必要性が高いので. では,健闘を祈ります.

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