• ベストアンサー

 『低すぎる金利は、将来的に危険がある』の意味

福井俊彦日銀総裁が、『低すぎる金利は、将来的に危険がある』との発言をしていますが、この意味は、今のところは周囲は景気上昇に水を差さないように金利上げに反対しているようだが、景気上昇とともに実体経済に合わせて金利を適宜上げていくのが良いのであって、低金利のままでは、いざ上げる段階にきたら、経済システムがついていけなくなりショック(景気後退)が大きくなるので、少しずつでも金利を上げて対応した方が良いとの意味なのでしょうか。 また、考え方として、これを逆作用バブル崩壊とでもいうのでしょうか。

  • 経済
  • 回答数3
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

日本以外では「日銀は愚かである」は常識になっています。 現在米国FRB議長のバーナンキ教授は「日銀は愚か BOJ is stupid」と結論していたらしい。 http://d.hatena.ne.jp/econ-econome/20071101 米国の経済学部の学生は「中央銀行が日銀のように愚かだと、 日本のように長期デフレから脱出できなくなり、悲惨なことになる」 と教わっているわけです。 そこまで日銀が馬鹿にされていることを日本人は知りません。 福井日銀総裁もそういう日銀の伝統??通りの発言をしているだけなので 気にする必要はないです。 今の日本に必要な政策は「3%のインフレと5%の名目経済成長を目指す政策」です。 現在のインフレ率はゼロであり、 もしも何らかの負のショックが日本のマクロ経済をおそえば、 日本経済は失速し、持続的物価下落状態に再度落ち込むことになるでしょう。 そうならないためには消費者物価上昇率を低くても1%強まで上げなければいけません。 できれば先進国の平均的な値である3%までインフレ率を上げることが望ましい。 その過程で日本の景気は過熱し、容易に5%の名目経済成長を実現できるでしょう。 株価は上昇し、インフレ率3%、名目成長率5%の経路に安定して乗る頃には 定期預金実質金利も大きく上昇しているでしょう。 そのために必要な政策は、日銀にインフレ率を1%強にする義務を課すことです。 もしも1年以内にインフレ率を1%強にできなければ 国会で失敗した理由を説明させ、場合によって責任者をクビにする。 そして3年以内に目標のインフレ率(2~3%程度)を実現し、 今後永久にインフレ率が目標レンジ(1%~5%のあいだのある区間) を大きく外れるようなら、やはり責任を取ってもらう。 ポイントは日銀が単にマネーの供給を増やすだけではなく、 目標インフレ率が実現するために必要なマネーを実際に供給し続けることを マーケットに信じさせることです。 過去に日銀が行なった量的緩和は単にマネーの量を(いやいや)増やしただけで、 将来もインフレ率が1%を超えるまでマネーを供給し続けることを約束しませんでした。 実際マーケットも日銀がそんなことをするとは信じませんでした。 この事実は過去の長期金利の動きを見ればわかります。 しかし量的緩和に何の効果もなかったわけではありません。 量的緩和の時期に財務省は20兆円規模の為替介入を行ないました。 日銀が量的緩和をしていたおかげで日銀が自動的に吸収する円は10兆円ですみました。 (もしも単なる量的緩和でなく、上に述べたような政策を実施していたなら、 日銀は10兆円を自動的に吸収したりせず、為替介入の足をひっぱることもなかった。) そのおかげでマーケットは「日本は必要があれば円安にするために大規模為替介入する」 と思わざるを得なくなったのです。 そのおかげでその後は円安傾向が続いて日本経済は復活することができました。 現在の日本ではインフレ率の制御に失敗しても 日銀は責任を取らなくても良い仕組みになっています。 実際、10年を超えるデフレの責任を誰も取っていません。 まとめ。日本経済の危機は「低金利でバブルが膨れること」などでは決してなく、 真の危機は「デフレ懸念がおさまらないのに日銀が金融引締を行なおうとしていること」の方です。

Japanglish
質問者

お礼

回答有難うございます。 問題解決への行動を起こす流れが必要なのですが、飯がそこそこ食えてしまう日本は行きつくとこまで行かないと目が覚めないのでしょうかね。ある国の一般庶民が国家政策に不満があれば、デモでもなんでも行い主張する様子をTVで見ますが、ある意味それが正常だと思えてきます。 誰かが言っていた、『ゆでガエル状態』とはよく言ったものです。

その他の回答 (2)

  • asa090
  • ベストアンサー率66% (2/3)
回答No.3

日本は食料自給率で40%代、しかも野菜を輸入する国これは=水資源を輸入する。 成長産業といわれる分野の原材料はほぼ全面輸入です、$1=¥100でも今の実質経済力からすれば安いくらいなのに、日本の国内向け金融政策(0金利)のお陰で、未だに$1=¥115まして有象無象の巨大キリスト教圏の復活(十字軍)のような宗教差別の正当化を誇るユーロ通貨に対してはなんと!¥165を超える勢いで下落しています。 つまり、食料、レアメタルを含む原材料、石油、天然ガス、殆ど全ての生活のベースが0金利のお陰で、「高騰」したかのような現象を起しています。 海外ブランドは円安になれば直ぐに値上げ、円高になっても価格の見直しは殆どなされません、これは彼らの世界売上の25%~33%を日本一国で生み出しているからです。 未だ、国民に基礎体力(国内貯蓄)が600兆円残っている間に金利5.5%を回復させて、対ユーロ、対ドルに実質経済に見合った相場を取り戻さないと、国内の経済が内部崩壊した後は「通貨危機」が起こり、日本の経済の(産業や企業の国際化という名のもとに)多国籍化が起ると言う事です。 少なくとも、個人投資家はある程度の利益を手にした段階で、海外の口座を経由して「¥」の買い支えを行うのが国民としての礼節ではないかと…

Japanglish
質問者

お礼

回答有難うございます。 最後の2行はなるほどと改めて考えてしまいますね。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.1

福井総裁が金利を上げることに執心しているのは資本の流れという観点だと思われます。世界中の資本は利潤を求めて動き回っています。それは当然利益の高いものを求めてそこに集まるのは自然の流れです。資本が集まることは設備投資等、経済拡大にとっては不可欠の要素なのですが、公定歩合が低いとなかなか市中の金利が上がらず、従って資本が集まりません。これは日本経済にとっては好ましいことではないので、少なくとも世界の水準くらいまでは上げて資本流入が活発化させたいと思っているのです。資本が流れ込むことは株価の上昇を促し、当然金融市場の活発化に繋がり、企業は増資などの資金調達がしやすくなります。  現在の状態では日本人が持つ厖大な資金の多くが金利の高い海外へ流れ、これが景気が今一つブレークしない大きな原因の一つとなっているのです。尤もこれが円安を促進して輸出産業を潤している面もありますが、日本の輸出はGDPのたった6~8%と、先進国中ではほど低いのです。マスコミが騒ぐほど輸出は日本経済の活性化に役立っていないのです。それはバブルの時代にアメリカが不況に喘いでいたことが証明しています。

Japanglish
質問者

お礼

回答ありがとうございます。わたしも、結論はそうだと思っています。 私も海外の銀行の利率を見ていますが、日本国民がこんなに銀行(政治家含む)に馬鹿にされている国はないし、怒らない国民も思考停止状態だと思います。外の状況が分からない国民の原因は英語による情報収集の問題と親方日の丸精神、それと実態を知らせるマスコミの勉強不足だと思っています。

関連するQ&A

  • 変動金利ローンについて

    福井俊彦日銀総裁が量的金融緩和の解除を決めました。 それに伴い、これから金利はどのようになっていくのか、とても不安なので教えてください。 実は、現在アパート建築のために、銀行から変動金利で3000万円借りる予定です。 金利は、15年で2.1%です。 今後、金利が上がって損することになるのでしょうか? 固定金利は、いくらくらいで借りれるのでしょうか? とても不安になりました。教えてください。

  • 金利0%解除に関して

    こんにちは 日銀が金利0%解除を発表しましたが、私には福井総裁の疑惑を他所へ目を向かせるためにおこなったようにしか思えません。 私の周りはそんな考えの人がいないように思えるのですが、どうでしょうか? ・金利0%解除は福井総裁の疑惑とは関係ないのか? ・福井総裁の件はもう議題に上がらないのか? 書き方に不備があるかもしれませんがよろしくお願いします。

  • 国債がバブル状況ですが、、、、

    日本の国債の金利がどんどんと下げているようです。 日銀総裁は、これはマイナス金利導入の成果だと言っているようです。 国債の金利がこれだけ下がるという事は、国債がバブル状況だという事ですね。 これは、物価2パーセント、円安、景気回復に対しどのように作用するのですか。 これは、株高を示唆しているのですか。 宜しくお願い致します。

  • 株式市場が大幅下落を引き起こす原因について

    そろそろ米金利の逆イールドから景気後退局面が見えてきて株価の大幅な調整がウワサされています。ただしそもそもバブルになっていないので下げも大きくないだろうとも言われています。そこで実際に何が株価の大幅な下落を引き起こすのか知っておきたいと思っています。根源的要因として考えられるものをいくつか考えてみました。 景気後退 ⇒実体経済の景気サイクルにおける景気悪化局面。バブル崩壊など他の原因によって引きこされたもの(在庫循環やクレジットサイクルから外れるもの)は除く。 資産価格調整 ⇒バブル崩壊(株、不動産) 過剰債務 ⇒過剰債務デフォルト連鎖による金融危機 資本流出 ⇒チャイナショックとかドル高で新興国が暴落するのがこれ 政策の失敗 ⇒日本のバブルはまさにこれ。アクセルの踏みすぎ/ブレーキの踏みすぎ 外的要因 ⇒リーマンショック後の日本の暴落は一言で言えばこれ。細かく言えば輸出が止まって実体経済が悪化したとも言えますが、景気サイクルとは別物。 ⇒戦争 1.これらはスパイラルになったりドミノになったりして単一で根源的要因とすることが難しいですが、他にありますでしょうか? 2.こうしてみるとアメリカや日本の過去の株価暴落局面において景気後退が大きな株価下落を引き越した例はなさそうな気がしますが、景気後退型の代表的な株価大暴落ってありますか? 3.現在の段階でアメリカ株の暴落を引き越しそうなバブルはありますか。アメリカの株や住宅価格あたりはそうでもないようですが。

  • 日銀・日本経済についてのおすすめ本を御紹介下さい

    日銀総裁をめぐるごたごたが続いていますが、 このことで日本経済の仕組みと日銀の役割について興味が出てきました。 質問は二つです。 1.金利を上げる下げる、それによって経済はこうなる、金の流れはこうなる、景気はこうなる、など経済の流れについて、 素人向けの分かりやすいお奨め本がございましたら、お教え下さい。 2.バブル期~現在の日銀総裁の金融政策、評価について中立的な立場から書かれた本がございましたら、お教え下さい。 (補足) 中立的な立場という書きかたがあいまいで申し訳ありません。 例えば前々総裁の速水氏と前総裁の福井氏の評価を比較した場合、 マスコミの報道を見た限り速水氏の評価は高く、福井氏の評価は低いイメージがあります(私の主観です)。 しかし海外の評価では福井氏の方が高いという話も聞きました。 立場が違えば評価が異なるのは当然だと思いますが、ある総裁を評価するうえで、 ・金融政策をどういう意図の下に行ったか ・政策の結果、日本経済はどうなったか ・その政策がどの立場の人間には高評価で、どの立場の人間には不評なのか を理由もあわせて解説している本があれば、御紹介下さい。 私は経済理論を全く知らない素人ですが、経済の流れを少しでも理解したいと思います。 お詳しい方、御回答よろしくお願いします。

  • 金利上昇?いつ?

    量的緩和が解除されいずれは金利が上昇すると言われて久しくたちますが、金利があがるどころか長期金利の方はむしろ下がっております。皆さんは今後の金利についてどうお考えでしょうか?今後の投資に向けて参考にさせてください(これだけ景気上昇が続いて金利が上がらないということは、どこかでバブルが起こっているのでしょうか?)

  • 住宅ローンを固定金利で契約とその後について

    はじめまして。 無知な質問でございますが、ご回答よろしくお願い致します。 5年前に住宅ローンを固定金利で契約し、完済までまだまだ先があるのですが、バブル崩壊後、長期間日本経済が低迷していること。そして、いよいよ近い将来国債未達による日銀引き受けで国債暴落、または海外投資家による国債の売り攻めなどで財政破綻同然となった際に今後金利上昇が考えられると思っております。 そこで、教えて頂きたいのは、契約時の固定金利3%というのは上述の様な財政破綻等で金利が上がった際に、連動して上昇する可能性はあるのでしょうか。 何があっても一度契約した時の金利のままでずっと続くのであれば安心なのですが、そうでないのであれば前倒しでの返済等も考える必要があると思いまして。 ご回答よろしくお願い致します。

  • インフレ時の金利上昇について

    インフレ時の金利上昇について インフレ状況下で金利が上昇するのは、日銀が物価高騰を防ぐために市場に出回る金を少なくする目的で、金利が上昇するように誘導するためだと思います。 では以下の考え方は間違っていないでしょうか? インフレ時=好景気と仮定すれば(もちろん例外あり)、 好景気により企業の設備投資需要が旺盛となったり不動産投資需要などが増えて、金を借りる需要が増えてその結果、金利が上昇する(需要と供給の関係で金利が上がる)。 以上、よろしくお願いします。

  • 金利が上がると困るのは実は不安定な金融機関と国だけな気がします。そこで、質問です

    お世話になっております。 金融を勉強している者です。 ちょっとみなさまのご意見をちょうだいしたいと思います。恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします。 近ごろ金利が上昇しています。 政府日銀は懸命に金利が上がらないように資金を金融市場に供給しています。 そこで疑問に思うのが、「金利が上がる事ってそんなにマズイの?」です。過去に速水総裁が意図的に公定歩合を上げて景気を悪化させた事がありますが、同じ轍を踏まないためにこんなに金利上昇に警戒しているのでしょうか? 個人的には、これだけ金利が低くても市中に回らないんだから、いっそのこと市場機能に任せて(=もっと金利を上げて)外国からの資金を流し込んだらいいのにと思いますが、この考えはまだ本質的ではないでしょうか?

  • 日銀の金融政策による金利や景気への影響について

    日銀が景気対策のために金融緩和で買いオペを実施して。市中の銀行から国債を買った場合、国債価格は上昇、国債の金利は下降しますね。 逆に売りオペをしたら、国債価格は下降、国債金利は上昇します。この時の金利って、短期金利ですか?長期金利ですか? もし短期金利、長期金利ともに上下するのだとすると、景気対策が功を奏して、景気が良くなって、需要インインフレが生じた場合、金融市場のお金はより儲かる株や土地に流れ、国債は売られます。そうなると国債の長期金利が上昇します。 今度は日銀は景気の過熱を防ぐために、金融引き締めで逆に、売りオペで手元の国債の売却をしますので、長期金利のさらなる金利上昇を招くことになるのですが、こんなことしていいんですか?