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浦島太郎の教訓について

flood114の回答

  • flood114
  • ベストアンサー率43% (63/144)
回答No.3

こんばんわ。 私は、教訓は特に無い、という考え方です。 浦島太郎に限らず、大半の昔話には、そんなに”教訓”と呼ばれるものは無いと考えています。それは単なる”お話”です。つまり、そこから何かを学ぶためにあるのではなく、それを味わうためにあるものだと考えます。 学習漫画ではなく、目くるめくファンタジーというわけです。 ですから、オチへ至って >彼が一体何を悪いことをした という憤りを覚えることもまた然り、だと考えます。 昔話というとなんとなく教訓話と考えたくなりますが、それはかつての「マンガにっぽん昔話」が、他のアニメ・マンガに比べて、「なんとなく教育的」な雰囲気を持っていたからというだけで、結局のところ「昔話」も、荒唐無稽な冒険譚であり、偉大なる英雄譚であり、胸をしめつける悲恋の物語であり、おどろおどろしい怪談話であり、滑稽とひょうきんと間抜けに彩られた喜劇であり、要するに、世に無数に存在する他のストーリー群と同じく、それぞれが一つの完結した物語なのだ、という考えです。 確かに、昔話と呼ばれるものの中には、何がしかの教訓を得ることができたり、深く考えさせられるものがあることも事実ですが、それは”中にはそういうものもある”的なことだと、考えています。 かぐや姫はスペースファンタジーですし、桃太郎はヒロイック・アクションですし、雪女は種族を超えた悲恋の物語で、つるの恩返しはミステリアス・つるストーリーで、浦島太郎は空間と時間を越える鍵を得た青年の冒険とその代償という荘厳なる伝奇物語である、と。物語を読んで聞いてして、「うへ~」と何かを感じる、要するに、物語を味わうべき物語、と考えます。 なので、「それはないだろう!!」と憤りを覚えることもまた、作者に対する、正当な感想の提示だと思います。 ただ、百年千年をこえて語り継がれる物語には、やはり、何か独特の風合いがあるわけで、そこから感じ取れるものは、狭義の教訓話よりはるかに"教育的"な作用があるとも考えます。 こんな感じは、いかがでしょうか。 お邪魔しました。 なお、「竜宮城へ行って帰った浦島太郎は、玉手箱で老いてしまった」に関しては、「ウラシマ効果」という概念が生まれています。これは、時間や宇宙を扱う理論物理学にまで到達しうる、それこそとんでもなく教育的な話です。SF万歳。

satomi0507
質問者

お礼

大変丁寧なご回答をありがとうございました。教訓はない、ということについてわかりやすく解説してくださいました。ウラシマ効果については、確かに科学的な概念になってくるので、やはり浦島太郎のお話にはなにがしかの超宇宙的な教訓というか意味(地球人に何か気づくようにし向けている宇宙人の存在が・・・!)が隠されているような気がしてなりません。このたびはありがとうございました。

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