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村上春樹「羊をめぐる冒険」

こんにちは、akiha2です。 村上春樹著の「羊をめぐる冒険」は 現在、一番多くの国で翻訳出版されているそうですが、 何故デビュー作である「風の歌を聞け」や「ノルウェイの森」ではなく 3作目の「羊をめぐる冒険」なのでしょうか。 何か理由があるのでしょうか。 はっきりした答えでなくても構いませんので、 ご意見お聞かせ下さい。

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回答No.2

私個人の感覚ですが、村上春樹さんが好きで読んでおりますけれど 「羊をめぐる冒険」「ねじまき鳥クロニクル」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」など、 ちょっと特異なキャラクターが出てきたり、 不条理で不可思議な世界観の設定のほうが 村上氏の本を読んだという満足感につながります。 カート・ヴォネガットやカフカなど、不思議な雰囲気を もつ作家から影響を受けているとご本人が言っているのを 聞いたことがあるので、どちらかというと恋愛もので ヒットはしたものの、そちらがメインというのでは ないと思うのです。 いちおう「ノルェイ」「風の...」も読んでいますが、 そういう作品のファンと、ねじまき鳥などのファンとは ちょっとすみわけが出来ているのではと思っていたりします。 海外で文学の研究をされるとすると、 恋愛ものよりはもうひとつの世界観のほうが 興味深い気がしますし... あと、童話的にも(ちょっとダークですが)読めたりすると思います。 個人的にはですが、エッセイも大好きです。 最近のエッセイほど、より楽しんで読むことが出来ます。 とても個人的な意見ですが...

akiha2
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます。 >ちょっと特異なキャラクターが出てきたり、 >不条理で不可思議な世界観の設定のほうが >村上氏の本を読んだという満足感につながります。 ああ、なるほど…満足感!それはあると思います。 満足感=「達成感」や「この本によって自分は何かを得た」と 感じれる作品なのかな? >海外で文学の研究をされるとすると、 >恋愛ものよりはもうひとつの世界観のほうが >興味深い気がしますし... 主題となるものが、「ノルウェイの森」は恋愛、 「羊をめぐる冒険」は虚無や喪失感(個人的見解です)と、 異なっていますしね。 より深く研究できるのは「羊をめぐる冒険」かもしれません。 >あと、童話的にも(ちょっとダークですが)読めたりすると思います。 >個人的にはですが、エッセイも大好きです。 エッセイ面白いですよね。私も大好きです。笑

その他の回答 (2)

noname#37852
noname#37852
回答No.3

こんにちは。 『ノルウェイの森』もけっこう翻訳されているのではないかと思いますが、『風の歌を聴け』は万人受けしにくい気がします。 私はむしろ『ノルウェイ・・・・』より好きなぐらいですが。 『羊をめぐる冒険』は前2作(風の歌を聴け、1973年のピンボール)よりストーリーがはっきりしていますし、読みやすいんじゃないでしょうか。 ミステリ的でもあり、面白いし、オチがはっきりしていますし。

akiha2
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 >ノルウェイの森』もけっこう翻訳されているのではないかと思いますが、 >『風の歌を聴け』は万人受けしにくい気がします。 >ミステリ的でもあり、面白いし、オチがはっきりしていますし。 多国で翻訳される条件として「万人受けするか」というのは 非常に重要ですよね。 うーん…そう考えると「羊をめぐる冒険」は他の作品よりも 「万人受けする」作品だから翻訳されたのかも。

  • satesate9
  • ベストアンサー率27% (139/507)
回答No.1

「風の歌を聞け」は時代の気分的なものが万国的には理解されにくい気がします。「ノルウェイの森」はベストセラーですが彼の作品の中では特異的な感じがします。 ムラカミ作品は図書館でも人気者でなかなかないなあと思っていたら、「羊をめぐる冒険」があって中学生の娘に借りてみました。久々に読みましたが、時代背景等はあまりないし、国も日本だけど日本じゃない感じで、年齢、国籍関係なく読める気がします。まあ中学生には「ノルウェイの森」は勧められないですから(笑)。うまく「冒険」が読めたら次はぜひ「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読ませたいなあ(こちらが本命です)。

akiha2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >時代背景等はあまりないし、国も日本だけど日本じゃない感じで、 >年齢、国籍関係なく読める気がします。 主人公たちの名前も、場所も曖昧な感じだったので 私も、「日本っぽくないなぁ」と思いました。 (地名で「北海道」と出てきますが、読んでいても 北海道の情景が浮かぶことはなかったですし…) >まあ中学生には「ノルウェイの森」は勧められないですから(笑)。 過激な性描写があるのもこの作品のひとつの特徴ですよね。笑 その過激な描写が「万人受けするか」「世界中の人に好まれるか」を 考えると、羊をめぐる冒険の方が翻訳されやすいかもしれませんね…。

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