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【朝日新聞】 中国のダルフール大虐殺(20万人)を報道しない理由は?

ko-bar-berの回答

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回答No.3

 自民党の松村憲三衆院議員らと、中日友好協会会長であった廖承志氏との間で、「日中双方の新聞記者交換に関するメモ」、いわゆる、日中記者交換協定が交わされました。  それによって、中国へは朝日、毎日、読売、サンケイ(現産経)、日経、西日本新聞、共同通信、NHK、民放代表の東京放送の9社の記者が入国できることになりました。  ところが、おりしも中国では、1966(昭和41)年ごろから文化大革命が起こり、日本の記者が次々と中国を追放になるという事態が生じます。  1967(昭和42)年9月には、サンケイ、毎日、西日本新聞社の特派員が、ついで、翌年の10月には読売新聞の特派員が追放になりました。  翌年の6月には、日経新聞の記者がスパイ容疑で中国当局に逮捕され、11月にはNHKの記者が再入国を認められず、実質的に追放になっています。  さらに、1970(昭和45)年9月には、共同通信の特派員も追放になり、中国に残ったのは朝日新聞の特派員のみになってしまいました。  これは、もともと、日中記者交換協定が政府間の取り決めだったことに起因しているようです。  そのころ、中国は (1)中国を敵視しない (2)二つの中国を造る陰謀に加わらない (3)日中国交正常化を妨げない という、政治三原則を主張し、日本政府もこの主張を受け入れていました。  中国側に処分された報道機関は、それを守らないと見なされたわけです。  文化大革命という政治的混乱期に、このような、中国当局の意思次第で、どうとでも拡大解釈の出来る“原則”に、日本の各報道機関は支配されていたようです。  例えば、元週刊朝日副編集長でジャーナリストの稲垣武氏によると、1967(昭和42)年のサンケイおよび毎日新聞の追放理由は、毛沢東の似顔絵を新聞に掲載したというものだったそうです。  また、読売新聞の追放理由は、東京で読売新聞社が主催する、チベット秘宝展を開催したということでしたし、NHKの再入国が許されなかったのは、台湾ルポのテレビ映像の中で、“大陸に帰る”という意味のスローガンが書かれた壁面が画面に映し出されたという理由からだとされています。  当時、追放されずに中国国内にとどまっていたのは朝日新聞のみです。  言論の自由、取材の自由がほとんどない当時の中国に、朝日新聞だけが特派員をおいていることに、当然、内外から批判が集まりました。  この点を、1970(昭和45)年10月21日、日本新聞協会主催の研究座談会『あすの新聞』の席上、北川長二郎北日本新聞社社長に問われた当時の広岡知男朝日新聞社社長は、こう答えています。  「報道の自由がなくても、あるいは制限されていても、そういう国であればこそ、日本から記者を送るということに意味があるのではないか」(『新聞研究』より)  さらに、  「私が記者に与えている方針は『・・・こういうことを書けば、国外追放になるということは、おのずから事柄でわかっている。そういう記事はあえて書く必要は無い・・・』こういうふうにいっている」(同『新聞研究』より)  とまで言い切っているようです。 要するに、中国の悪い点を報道しないというのが、過去から今に至る朝日新聞の伝統のようです。 参考に http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%A0%B1%E9%81%93%E5%95%8F%E9%A1%8C

MUD-Water
質問者

お礼

長文ありがとうございます。 参考にします。 朝日新聞の伝統が中国の悪い点を報道しないというものだったのですね。

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