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3月のアラブ首脳国会議の宣言

3月末にアラブ首脳会議があり、そのときのリアド宣言に対し、イスラエルは穏健派アラブ諸国との交渉を持つことの関心はありながらも、アラブ首脳が承認したサウジアラビアの平和構想を歓迎するにはいたらなかったそうです。 イスラエルが受け入れられなかった理由のひとつは「難民の帰還を認めること、1967年以前の国境に撤退することなど」とある文章に書いてあったのですが、「難民の帰還を認めること」とはパレスチナ難民のことですね。この難民とはどこに行っていた難民でどこに帰還することを認めたくないのですか。 政治はあまりよくわからない者です。 どうかよろしくお願いします。

  • 政治
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質問者が選んだベストアンサー

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  • nacam
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回答No.2

ここてせ言います難民は、パレスチナ難民を指しますが、パレスチナ難民全てを指すわけではないと思います。 ここでの難民は、第3次中東戦争により生まれた難民の帰還を要求したものだと思います。 その辺が、イスラエルの存在を許さない強硬派との違いになります。 対イスラエル穏健派は、イスラエルの存在を認めていますが、それは、第3次中東戦争(1967年)以前の国境のイスラエルです。 第3次中東戦争でイスラエルは、ヨルダン川西岸とガザを手中に入れ、そこに多数のユダヤ人入植地を設置しました。 そのほとんどが、その地のパレスチナ人を追放して設置したため、多数の難民が生まれました。 当然さの地には、それ以前にイスラエルが占領した地域からの難民もおり、避難した土地からさらに追い立てられる事態にもなっていますが。 イスラエルにとって、第3次中東戦争以前の国境に戻し、その地に難民を帰還させた場合、首都エルサレムの東半分を引き渡す事になりますし、ユダヤ教最大の聖地「嘆きの壁」の裏側は、パレスチナ領となり、イスラム勢力によって破壊される可能性もあります。 さらに、入植地から追い出されたイスラエル人数十万人に対する保障と仕事の確保も必要になります。 ガザ地区の入植地撤退だけで、イスラエルが分裂するかどうかの事態になりましたから、その数倍の規模のヨルダン川西岸での入植地撤退は、本当にイスラエルという国が分裂・消滅の危機におちいるでしょうから、イスラエルとしては、絶対に飲めない案件です。

13243546
質問者

お礼

>第3次中東戦争により生まれた難民の帰還を要求したもの よくわかりました。 詳しいご説明ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • unun000
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回答No.1

すっごいおおまかな説明ですが・・・ 1948年の第一次中東戦争(パレスチナ戦争)の際に、もともとその地に暮らしていたアラブ人がイスラエル軍に追いやられ、難民となり周辺のアラブ諸国へ逃れました。イスラエル軍はその地を占領し、イスラエルと名付け現在の「イスラエル国」が誕生します。 つまり、現在イスラエルと呼ばれている地に古くから暮らしていたアラブ人が、戦争で追いやられ、難民となったわけです。難民は現在、レバノン、シリア、ヨルダンに点在しています。また、イスラエルに内包される形で、ヨルダン川西岸およびガザ地区にも多くの難民が暮らしています。 難民の内訳 http://www32.ocn.ne.jp/~ccp/know/know.html#refugees ですので、 >この難民とはどこに行っていた難民でどこに帰還することを  国外(レバノン、シリア、ヨルダン)に逃れている難民が、  現在のイスラエルと呼ばれている土地へ帰還したがっている、 ということです。 彼等は避難先で「難民」として苦しい生活を強いられており、いつか自分たちの土地へ還れることを望んでいます。逆にイスラエル政府としては、イスラエルはユダヤ人国家として樹立した国であるため、ユダヤ人(ユダヤ教を信仰し、ヘブライ語を母語とする人々)以外の人、もっと言えば、元の住民であるパレスチナ人(アラブ)が戻ることを拒むわけです。 パレスチナ問題は現在進行形の問題でもあり、非常に流動的かつ複雑です。宗教問題にすり替えられて報道されることも多いため、誤解も多いと思います。この、世界の「誤解」と「無関心」が、解決を一層困難にさせている感があると私は思います。 wikipediaで「パレスチナ問題」で検索すると、おおまかな歴史を知ることができますので、ご興味がありましたらどうぞ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/

13243546
質問者

お礼

よくわかりました。 詳しいご説明どうもありがとうございました。 URLもありがとうございます。 これから勉強します。

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