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ミカエリス定数(Km)が酵素濃度に依存しない理由

cilantroの回答

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  • cilantro
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回答No.5

>しかし、Kmの意味をよく考えると、酵素の活性部位の半分が基質分子によって満たされているような基質濃度ということになりますよね? これは誤りですね。 ミカエリス・メンテン式の前提として、 [E]酵素+[S]基質←→[ES]酵素基質複合体 が平衡反応になります。 こんなイメージではいかがでしょう? ある酵素1個が水溶液中で基質分子と衝突し、一定の確率で反応を起こす。 基質濃度が十分でなければ、ある酵素1個が基質分子に出会う可能性はあくまで基質濃度のみに依存。 酵素濃度が変動しても、個々の酵素が基質に出会う可能性は変わらない。 基質濃度が上昇するに連れて、個々の酵素分子が次の基質分子探す時間がゼロに近づき、反応速度は「酵素と基質が出会うまでの時間」よりも「酵素が結合した基質を処理する時間」のほうに依存するようになる。

EnzSub
質問者

お礼

なるほど。分かりやすい回答ありがとうございました。 その平衡を頭でイメージできていなかったのが原因だったんですね。 ようやく理解できました。ありがとうございました。

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