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小乗仏教から大乗仏教へ

  • 暇なときにでも
  • 質問No.231052
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ジャンルがここでいいのか分からないのですが・・・

小乗仏教から大乗仏教が生まれた経緯は、解説本を読んで大体理解しているつもりですが(過去の質問も目を通しました)、どうも根本的に納得できないというか、腑におちません。
個人の悟りが先か、衆生を救うのが先か、という社会問題が原因だといっても、現に小乗を信じる人は多いわけだし、そちらの方が釈迦の教えに忠実なわけですよね?
そもそもそんなに簡単に大分裂が起こるものとも思えませんし、何か教えの理解のうえで決定的な相違が生まれたのではないでしょうか?
詳しい方々、是非お願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー

  • 回答No.4
レベル11

ベストアンサー率 73% (196/268)

まず小乗・大乗の関係で注意しないといけないことは、我々のものの見方そのものが大乗の見地になりやすいことです。小乗側は大乗の立場に対してほとんどコメントをしないのが通例ですから、両者の関係についての言説はどうしても知らず知らず大乗の立場に立ったものになりやすいのです。
「小乗・大乗」という言葉そのものもそうですし、「自利・利他」の区別も大乗の立場からの区分に過ぎません。小乗が「自利」と非難(?)されるのは今に始まったことではなく、釈尊の時代からあることですし、既に解決がついている問題です。

ひとつ例を挙げますと、中阿含経のなかの「傷迦羅経」には、あるバラモンと釈迦の議論が出てきます。バラモンが「我々は祭祀をして人々のために供儀を行うのに、あなたの弟子たちは自分ひとりの苦悩をなくすために修行しているだけではないか」と論詰したところ、釈迦が「先に道を知ったものが煩悩を鎮め、その道を人々に説く。それによって自由を得た者たちがまた多くの者に道を説く。これは多数者のための幸福の道である」という意味のことを述べ、バラモンが納得するのです。
「自利・利他」の区別は、従って、小乗の側に立てばとうに解決済みの問題なのですね。彼らは、先に道を知らねば道を人に説けないので、先に自分が道を知ろうとするに過ぎないのですから、これを小乗と大乗の区分に利用することは、私はあまり意味があると思いません。

さて、大乗の生まれる経緯は実は霧がかかっている部分も多いのですが、誤解を恐れずに言えば、「空」の解釈の相違が大きいと思います。無論、#2のお答えの事情もあるわけですが、教学の意味での「空」はことさら大問題だったでしょう。
大乗が生まれるまでに仏教は多くの分裂を経験しています。根本分裂こそ違え、それ以降は基本的にこの「空」の理解の相違が分裂をもたらしているのです。存在を分析していって最終的に何にも生み出さない虚無主義(偏空などと後に言われた)に陥った小乗のアンチテーゼとして、存在全体を「空」として見ようといういわば原点回帰の動きが大乗を生み出した基本的エネルギーです。

細かなことは省きますが、経典史から見れば、大乗経典で一番最初に成立したのが「般若経」ですね。これはご承知のように「空」の概念を理論的に、基本的に整理しようとする長大なものです。まず、大乗の「空」の立場を明確にする必要があったからこそ、これが最初に生み出されたといえるでしょう。
次いで「維摩経」、これは在家信者が主人公ですが、バックグラウンドは明らかに「空」をどう現実に実践するか、という方法論です。そのあとに続く「法華経」、「華厳経」、「浄土経」、中論を経て「如来蔵経」、「涅槃経」を時系列に読んでみると、空の把握が積極的かつ魅力的になっていくことがよくわかります。特に涅槃経でいう「仏性」とか「如来蔵」といった、現在大乗の思想的中心であるところの思想がこの「空」の把握と裏腹であることがよく現れていると思います。

やや極論めいて言えば、大乗は「空」という思想を本来の形で実践するために出来たものである、ということが言えるのではないでしょうか。
補足コメント
noname#2755

思想的に必要な分裂だったということですね。
それだったら分かるような気がします。社会改革だったなんて書いてあるものだから、「それなら何で釈迦の時代の原型を保っている小乗のほうが今も厳然と残っているのか?」という点がもやもやしていたのです。
「空」というのは重要な概念なんですね。涅槃経というのは文字通り釈迦の涅槃のことを書いたお経と思っていたのですが・・・。
投稿日時 - 2002-03-08 20:31:58
お礼コメント
noname#2755

どうも有難うございました。
投稿日時 - 2002-03-08 20:42:39
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  • 回答No.1
レベル11

ベストアンサー率 9% (31/325)

 小乗教は、自己の救済のみを願う二乗(声聞・縁覚)を仏教に誘引し、やがて大乗教へと導くための一時的な教えです。今は末法、法華経のみが大乗であります。  小乗も大乗に対していうことであり、本来の、小乗教は阿含宗、律宗、倶舎宗、成実宗でしょう。  権大乗教として、華厳宗、法相宗、浄土宗、真宗、禅宗、真言宗、三論宗があり、実大乗教として、天台宗があるようです。  釈尊は、自らの入滅後の未来について、正法・ ...続きを読む
 小乗教は、自己の救済のみを願う二乗(声聞・縁覚)を仏教に誘引し、やがて大乗教へと導くための一時的な教えです。今は末法、法華経のみが大乗であります。
 小乗も大乗に対していうことであり、本来の、小乗教は阿含宗、律宗、倶舎宗、成実宗でしょう。
 権大乗教として、華厳宗、法相宗、浄土宗、真宗、禅宗、真言宗、三論宗があり、実大乗教として、天台宗があるようです。
 釈尊は、自らの入滅後の未来について、正法・像法・末法という三つの時代があることを、種々の経文に説いています。
 正法時代の前半五百年には、仏教の中でもっとも低下とされる小乗教を迦葉・阿難等が弘め、後半五百年には、さらに勝れた教法である権大乗教を竜樹・天親等が弘め、像法時代には、最勝の教法である法華経を迹門中心に天台・伝教等が弘めて、それぞれの時代と民衆を導き利益したのであります。
 今は、闘諍堅固・白法隠没と示された末法時代であり、釈迦仏法にかわる、末法のための最高真実の仏法が出現することを示しているのです。
 釈迦の教えに忠実ならば、これに従うべきでしょう。
 忠実でない証拠に、釈尊を拝んでいる宗旨は無く、大乗経が説かれたら捨て去るべき方便の経に執着しているでしょ。すべからく、我見が導いた結果です。
補足コメント
noname#2755

早々とどうも有難うございました。

お尋ねしたかったのは優劣の問題でなしに、小乗と大乗が袂を分かつに至る具体的な流れのつもりなのです。大乗の観点に立ったご意見だと思いますが、小乗の経典を全部方便と言ってしまっては、今も何で小乗が南方で盛んなのか考える必要もなくなってしまいます・・よね。
投稿日時 - 2002-03-08 08:35:00
お礼コメント
noname#2755

どうも有難うございました。
投稿日時 - 2002-03-08 08:36:53
  • 回答No.2
レベル6

ベストアンサー率 30% (3/10)

根本分裂というのをご存知でしょうか。戒のなかでも金銀銭を布施として受け取っていいかどうかで争いがありました。結果は否となったのですが、それに保守的と感じた人たちが大衆部を結成したというものです。保守派は上座部となったわけです。それがまた分裂し、あるいは南伝仏教、あるいは大乗仏教となっていきます。 また挙げるとすれば在家信者の存在です。アショーカ王以降爆発的に増加した仏塔を信仰の要としていった人々と、 ...続きを読む
根本分裂というのをご存知でしょうか。戒のなかでも金銀銭を布施として受け取っていいかどうかで争いがありました。結果は否となったのですが、それに保守的と感じた人たちが大衆部を結成したというものです。保守派は上座部となったわけです。それがまた分裂し、あるいは南伝仏教、あるいは大乗仏教となっていきます。

また挙げるとすれば在家信者の存在です。アショーカ王以降爆発的に増加した仏塔を信仰の要としていった人々と、いわゆるアビダルマ教学に没頭していく仏弟子の間の温度差とでも言いましょうか。大乗仏教の要には在家信者の存在があります。

また言うならば急に分裂が起こったわけではないということです。お釈迦さんがなくなって100年、200年と時が経つにつれてのことです。これは歴史という点で重要です。物事が急に起こる事はまずありません。

我がさきか他人が先か、つまり自利か利他かということですが、社会のなかに生きていくといううえでどのような選択をしたかではないでしょうか。
まさに如是我聞・・・私はお釈迦さんの言葉をこのように聞いた。です。

教理として、また仏教史としてこの問題を吟味する必要があります。
補足コメント
noname#2755

どうも有難うございました。

確かに時間をかけて変化したことを考えないといけないですね。その自利と利他ですが、小乗はやっぱり自利オンリーで、大乗が利他オンリーというわけでもないですよね。小乗が釈迦の在世の教えを守っているのなら、釈迦の教えも自利ということになってしまいそうですが・・。どうもそのあたりがもやもやするのですね。
投稿日時 - 2002-03-08 08:39:15
お礼コメント
noname#2755

どうも有難うございました。
投稿日時 - 2002-03-08 08:37:30
  • 回答No.3
レベル11

ベストアンサー率 9% (31/325)

>小乗の経典を全部方便と言ってしまっては、今も何で小乗が南方で盛んなのか考える必要もなくなってしまいます・・よね。  今、「大乗非仏説」などということを言って、お釈迦様は小乗仏教の、ほんの少しの教えしか説いていないのだなどということを言っているような学者がいますが、今の学者などというものは遠視眼か近視眼のどちらかなのです。だから、ずっと遠いほうのことが見えて近くが見えなかったり、近くが見えて遠 ...続きを読む
>小乗の経典を全部方便と言ってしまっては、今も何で小乗が南方で盛んなのか考える必要もなくなってしまいます・・よね。

 今、「大乗非仏説」などということを言って、お釈迦様は小乗仏教の、ほんの少しの教えしか説いていないのだなどということを言っているような学者がいますが、今の学者などというものは遠視眼か近視眼のどちらかなのです。だから、ずっと遠いほうのことが見えて近くが見えなかったり、近くが見えて遠くが見えなかったりで、色々な学説は出るけれども、その学説が少しも正しい仏法の筋道・肯綮に当たっておりません。したがって、そのような学説によってだれ一人として救われるか、だれも救われない。だれも救われないどころではなく、今の邪宗の僧侶どもは高い金を出して大学へ行って、くだらない大乗非仏説だとか何かを勉強し、そして「これが本当かな。しかし、そうしてみると、うちの宗旨は立たなくなるはずなのだ・・・。まあ、あれも商売だし、どうせ檀家の人は何も解っていないから、葬式の時に解らないお経をあげてさえいればよい」と、そのような程度なのです。したがって、大学を卒
業したとはいっても何も解ってはいない。だいたいその仏教大学の先生が生きた仏教の本質を忘れて形骸を教えているのですから。
 結局、それはそういう見方も一分、一分、研究によってできるかも知れない。しかし、釈尊が大乗を全く説かれなかったとか、釈尊の教えのなかに大乗はなかったというようなことは、私(日顕上人猊下)は絶対に信じません。それはたしかに、経典としての現れ方はあとから来ているかもしれません。だんだんと口から口へと伝わったのですから。
 日本の神道のほうでも祝詞というのがあって、昔からの神様の行事とか色々なものは口から口へ伝わってずっと長い間、来たのです。お釈迦様の仏法の場合は実に縦横無尽な、宇宙法界の、人生の道理を説かれてありますから、そこに時代によって移り変わっている面も多少はあるでしょう。けれども、ずっと伝わりながら来て、それがある時期に結集された。したがって、小乗仏教の結集だけが歴史に残っているから大乗仏教はあとから出来たものだと言うのだけれども、そのようなことはない。一番根本の大乗の内容も釈尊が説かれたなかに含まれているのです。

 そういうことが、何時の時代にも、分からない連中が、名声名誉欲もあいまって認められずにいるのでしょう。固執しているのです。今までの修行が無意味ということにもなりますからね。
 今の日本の宗派が乱雑する姿を見ても分かる事だと存じますよ。
 余りにも、浅はかに、自分の好みで判じることが間違っているのです。その為にも、邪は邪、正は正と断じる必要があるのです。我見ではなく、証拠をもって論じるのです。それでも認めれなければ、もはや頭が狂っていると断じても差し支えない事だと思います。
 実際に、鎌倉時代より、「法論」と称して公場にて行なわれてきた経緯があります。それでも、無知なる宗教学者等は教学不足だった等と言い訳して、逃げ回る現状があります。教学不足というより、知ろうともせず、傲慢な為に、自分の知識が最上だとして、それ以外を知らないのであって、本当は解けていないのです。それでも、自分はこう思うという我見のみを世間に説いてきた訳です。いい加減だと思いませんか?
 それに踊らされる人も憐れです。
お礼コメント
noname#2755

有難うございました。
投稿日時 - 2002-03-08 20:43:30
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