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映画「初恋」の原作本について

映画と原作の両方を読んだのですが、東大生の岸は今も世界のどこかで生きているのでしょうか?岸とみすずがいつか再会してほしいと願って止まないのです。本には、「一九七六年十月の日付が記されたインドからの絵葉書を最後に、岸の消息は絶たれた」と書かれています。その他、何か情報がありましたら教えて下さい。あまり現実的ではありませんが宜しくお願い致します。

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回答No.1

私は原作本は読んでいませんが、映画は見ました。 映画では「岸 消息不明」と字幕が出ただけで終わりましたね。 私は思うんですが、あの2人、再開したとして、幸せに生きられるでしょうか? パンフレットにもあるとおり、みすずは自己の中の純粋さゆえに大人社会に立ち向かうことを決意した少女です。それは多分、岸も一緒です。 2人が再開して、もし結婚して子供ができようものなら、親…権力者/子供…被支配者という、極めて小さいながらも権力構造が生まれます。 権力というのは「社会が運営されていくために、『しょうがないから』という理由で皆が認めるために存在を許される、一種の暴力機構」に他なりません。 岸やみすずが、それに耐えられたとは到底思えないんです。 自己の権力性を否定する者による権力は「自分は平等を目指しており、皆が幸せになるためのものなのだから、自分だけはどんな権力を振りかざしてもいいのだ」という、最悪の権力にしばしば陥ります。 「大人になんかなりたくない」というみすずの言葉、それを「合格だ」と認めた岸。このことから、2人は精神的には子供であるということがわかります。 しかし、本当に被支配者の役に立つ権力とは、自分が汚れてしまった大人であることを自覚した人間によってしか成り立たないのです。 もし、岸とみすずが再開したら、2人しかいない間は、何とかなる可能性もあるでしょう。とはいえ、人間2人いれば権力性は入り込みますから、その2人を同時に縛る権力という「共通の敵」がいなければ、その時点で2人は対立しアウトでしょう。 そこを乗り越えても、子供ができたりしたら、子供に対する親のあり方、言ってみれば親の権力のあり方によって確実に対立し、喧嘩別れは避けられないと思います。 結局、もう2度と会えないからこそ、あの2人は想いあえるのではないかな、というのが私の感想です。 権力の必要性を認められず、また自分に権力性というものがあるのにも気付かず、権力といえば人々を縛るものであり、暴力などを以って転覆しなければいけないもの、という考え方しか持てない人間が、人と深い関係を作ることがいかに難しいか、ということは『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』(文芸春秋)という本に詳しいですよ。残念ながら絶版になってますが、図書館でもあたって読んでみてください。

virtualnanolab
質問者

お礼

もう2度と会えないからこそ、あの2人は想い合えるには、僕も同感です。色々とありがとうございました。

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