「つばさ」が分断した奥羽線延伸はどこまで

質問

奥羽線を分断してしまった「つばさ」。
元々は青森まで路線があるはず、しかも、L特急つばさの名前を継承したのだから、秋田方面まで延伸するのが正当。
しかし、いつのまにか山形人専用になってしまい、酒田方面に延伸したい意向のよう。
北東北が益々不便になること間違いなし。
大曲まで延伸する確立と酒田まで延伸する確立はどのくらい進んでいるのでしょうか。

回答No.1

travelKENKEN · ベストアンサー

酒田に伸ばす構想は調査の結果採算性に難があるので、新潟県と共同で羽越線の高速化と新潟駅の乗換え改善（新幹線ホームに羽越線乗り入れ）という方向で検討が進んでいます。一方、新庄から大曲方面への延伸は調査すら行われていないのが現実。そもそも秋田と山形の交流はさほど多くなく、秋田の人は盛岡で東北新幹線に接続していれば十分と考える人が多いようですし、山形の人も新庄からの北への延長はそれほどこだわりがないようで、山形新幹線延伸を望むのは横手・湯沢周辺の人がほとんどのようです。湯沢も新幹線どころか湯沢駅無人化阻止が当面の課題というありさまですから、山形新幹線の延伸の可能性はほとんどゼロですね。

お礼

>>新幹線ホームに羽越線乗り入れ
ほ、ほんとうですか！！
これはいい話ですね！
「いなほ」が新幹線の隣に並ぶなんてありえないことだったですよね。

>>羽越線の高速化
「いなほ」の事故で低速化が進んでますね（笑）

つばさの延伸は、どちらの方面に行っても採算がとれず、延伸自体、ありえない状況ということですね。
だったら、「つばさ」という名前をつけてほしくなかったなー。
つばさは本来、秋田-上野の列車ですから。
山形新幹線「さくらんぼ」号にすればよかったのに。
（ちょっと、いやみ含みです）
ありがとうございました。

回答No.4

goodpro

秋田県民です。
ほかの人の回答もありましたが、私としての回答をします。

つばさについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%81%95_%28%E5%88%97%E8%BB%8A%29
をご覧ください。

つばさですが、開業後は料金体系を「秋田まで延伸」と言う想定で、在来線部分を現在の「直通特急列車乗り換え料金」の計算で算出されていました。
http://www.jreast.co.jp/kippu/1206.html#09の料金表が300ｋｍまでの設定に。
さらに、「こまくさ」だった部分のみの利用が「B特急料金」、新幹線部分はA特急料金になってました。

しかし、延伸するときになったときの利用者の大抵が「新庄以南」の利用者であり、その山形～新庄間の普通電車の運転間隔は当時、日中に「普通列車と普通列車の時刻の間に特急が2本。」という、通勤利用者にとって不便なダイヤ設定となっていました。　そのため、しぶしぶ利用しなければならなく、その結果が延伸につながったと考えられます。

たとえ、それから陸羽西線経由になったとしても、その沿線の普通列車の本数を激減（開業すると3時間に1本の割合で普通列車を運行すると予想）しないといけませんし、ルートの中には「脱線事故」の現場を通るわけですから、当時は暴風策がないわけですし、最上川の橋梁を架け替えたり、夜行列車の深夜運転にも若干影響が出てしまいます。（というのも、秋田新幹線開業し、山形新幹線が開業してからというもの、奥羽南線に夜行列車は1本も運行されていません。羽越線経由に迂回されています。よほどの理由がない限り、横手まで走りません。横手まで走ったとしても、首都圏へのダイヤ調整が難しくなるためです。）

今の湯沢駅が無人化になりつつありますし、また十文字駅も「ジェイアールアトリス」に委託されていますし、これから「北海道新幹線（仮）」にむけて車両開発中なので、「1％」とだけ言っておきます。

列車名ですが、先のURLより「やまばと」号（全身、蔵王号）がありましたが、経路が同じということもあって、一本化されてしまったようです。　昔は、「つばさ号　盛岡行」があったくらいですから、まぁ秋田県民は譲った形...と言ったほうがいいかも。その代わり、「はやて」に連結される「こまち」があるし、新しい車両
（http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9AE954%E5%BD%A2%E9%9B%BB%E8%BB%8A#FASTECH_360_.E6.A6.82.E8.A6.81
の在来線バージョン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9AE955%E5%BD%A2%E9%9B%BB%E8%BB%8A
360ｋｍ/ｈ運転、試運転中＝北海道新幹線延伸対策）も作ってくれるそうなので、「それに比べればいい条件」。
羽越線が高速化（130ｋｍ/ｈ運転）になるころには、山形県民は延伸のえの字も出してくれないと思いますよ。

お礼

詳しくありがとうございます。
本当の質問は「つばさを北上させない○形はずるくない？つばさの名前を継承したんだから」のつもりでした。
奥羽線が分断されたことに、これも時代の流れなのかなーとあきらめモードです。
いずれ、奥羽線という名前も忘れられていきそうです。
ありがとうございました。

追伸、SL奥羽号の写真は失敗しましたーー。

回答No.3

awahiko

こんにちは。

ご存知の通り、交通関係は許認可が必要となりますので、国土交通省のサイトをご紹介（と、偉そうにごめんなさいね）したいと思います。
http://www.mlit.go.jp/tetudo/index.html

この中の「新幹線鉄道の整備」のページに載っていますが、JR東からは「申請」すら出ていないようですね。

※因みに同サイトは他にも面白い内容が盛りだくさんです。（私は国交省のまわし者ではありません）

ご参考まで。

お礼

このページをのちのちゆっくりと拝見させていただきます。
ありがとうございました。

回答No.2

ceeda34

既出ですが秋田と山形の需要はそうないので、延伸はないでしょうね。また酒田方面ですが採算に難があるのもそうですが、山形と酒田が同じ山形であるという考えが間違えています。
たしかに同じ山形県ですが、この2つの地域は結びつきが希薄です。都道府県で同じと考えてしまうのは、県外の人が見た場合です。広域の首都圏を除き、各都道府県には県内とは別に歴史的な観点から、県外との結びつきが非常に強い地域というのがあるのです。

酒田は秋田、新潟との結びつきが強いので、今でも東京からの鉄道流動では新潟周りです。ＪＲ東日本が山形新幹線を作って、山形県全体と首都圏を結び付けようとしているだけで、酒田や鶴岡の人たちから見ればいなほの減便等迷惑を被ってるだけではないでしょうか？
かくいう山形市近辺も県内より、仙台との結びつきが非常に強いのです。
休日は山形から仙台に向かう車や、仙山線の快速は人でいっぱいですよ。

県内の移動が必要な場合は、すでに車が主役です。
最上川沿いの国道や陸羽西線よりも、月山を抜ける国道が整備されてからは、こちらが県内移動の主要道路です。

すでに山形新幹線の酒田延伸の出番はもうないと考えます。ですから、現状のままでいいのではないでしょうか？

お礼

>>秋田と山形の需要はそうない。
ごもっともです。
羽前と羽後の密着性がぜんぜんありませんね。
羽前が南下政策を優先し、羽後の南下政策を阻止しているように見受けられるのが残念なところ。
山形県内の都市間がそういう状況であれば、北との接続は無視せざるをえない感じかな。

羽後は盛岡経由で迂回して、羽前を見限って正解ってことですね。

>>現状のままでいい
これはダメ。横手湯沢を孤立化したのは「つばさ」のせいです。山形はこれに対応するべきと考えてます。
ありがとうございました。