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スピンとパリティについて・・・

siegmundの回答

  • siegmund
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回答No.3

前の私(siegmund)の解答,一箇所ミスプリがありました. > スピンに付随する角運動量は普通の運動と違って h/2π 単位の量子化になっています. は (1/2)(h/2π) と訂正してください. ついでに,atsuota さんの解答にちょっと補足. > ところが、スピンが整数の粒子(中間子など)はボソンと呼ばれ、同じ位置に2個以上の同一粒子が存在できます。 > この性質から同じ位置に沢山の同一粒子が閉じ込められるのがボース凝縮と呼ばれ、超伝導に関係しています。 同じ位置に沢山の同一粒子が閉じこめられるというと,空間的に粒子が 局在してしまっているような印象を受けますが,それとは事情が違います. 気体を箱に閉じこめておくと,気体分子は箱の中に万遍なく存在しています. これをうんと冷やして固体にすると,固体部分以外のところにはほとんどその物質の分子は 存在しません.これが実空間的な凝縮です. 電子がボーズ凝縮を起こした超伝導はこのような実空間凝縮とは違います. 超伝導状態になった金属の一部分に超伝導電子がかたまっているわけではありません. 凝縮が起きているのは実空間ではなくて,それとフーリエ変換で結びついている運動量空間です. 運動量がゼロの状態に多数の電子が落ち込んだのが超伝導状態です. 蛇足ですが,電子1個はフェルミ粒子ですが2個ペアにするとボーズ粒子になります. 超伝導では電子2個がペアになっている(Cooper pair)ことがわかっています.

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