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空気中のCO2の割合に人間の排出分を含めないのはなぜ?

二酸化炭素(CO2)の空気中の割合は0.04%ですが、この数値の中には人間からのCO2排出分が含まれないという話を聞いたことがあります。もし、本当にそうだとしたら、人間の分をあえて数に入れないのはなぜでしょうか。これ、かねてからの疑問でした。 人間からのCO2排出が地球温暖化の最大の要因でないにしても、人口60億以上が出しているCO2の量を考えれば、決して無視できない数値ではないかと思います。 ご回答でなくても、回答に結びつくヒントで結構ですので、ご教示いただければ幸いです。 なお、ひょっとすると私の勘違い、認識不足も考えられます。明らかにそうでしたら、ご指摘ください。 よろしくお願いいたします。

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回答No.2

たぶん、人間の分を入れないというのは、CO2の「排出量」のことだと思います。 貴方のおっしゃいます、0.04%というのは、大気中のCO2の割合そのものでしょう。先ほどの「排出量」を抑制しないと、どんどん増えて、地球が温暖化します。 それで、人間の吐き出すCO2は、なぜ排出量に含めて考えないのか、量の問題もあるかもしれませんが、下のような話になると思います。 二酸化炭素、正確には地球温暖化ガスのなかでも問題なのは、人間の活動に伴う、化石燃料の消費に伴って排出されるものです。 人間が息をするときに排出される二酸化炭素は、基本的に食物に由来しますが、食物はほとんどは動植物であり、動物も最終的には植物を食べています。そして、植物は空気中の炭素を固定して、自分の体を作るので、大局的に見れば、人間のはいた二酸化炭素は、循環しているだけで、増えることはありません。(食べるためにはそれだけ植物が育たないといけないので。) ですが、化石燃料を消費して(燃やして)しまうと、これは地の底に眠っていた炭素が、すさまじい勢いで二酸化炭素として大気中に放出されることになります。そして、大気中の二酸化炭素が増え、地球が温暖化するわけです。 そして、これは、いろいろと排出量の抑制の手段はあります。だから、削減目標を定めて、削減しようという話になるわけです。 そんなところで、御参考になりますでしょうか。

osa-kun
質問者

お礼

早速のご回答をいただきながら、御礼が遅くなり申し訳ございませんでした。 ご指摘のとおり、0.04は排出量のことです。自然界で二酸化炭素の発生や吸収が繰り返される中、化石燃料の消費によって二酸化炭素が異常に増えて地球が温暖化するので、数値には人間の分がカウントされないという考えはよく理解できました。 どうもありがとうございました。

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  • moby_dick
  • ベストアンサー率33% (77/228)
回答No.3

あなたの疑問はもっともです。 人の呼吸放出の分はこの問題の一つのきちんと考えるべき要素です。 結論は、言われる人間の分は含まれています。 それは生態系全体としてのCO2の収支に含まれます。人間も含め全ての動植物の分は含まれます。 それで、後は表現の問題です。議定書などでは、この生態系全体のものを、森林の効果が大きいですから、生態系全体と言わずに、「森林による吸収」と言っているだけです。人のそれはそこに含まれているのです。 具体的には、人の呼吸放出の分が大きければ「森林による吸収(生態系全体の吸収)」の量がその分、実際に少なくなっている訳です。 ただ、実際上はこのことは表に出ません。生態系全体の吸収量を求めるのに個々の要素を積み上げて見積もるなどしていませんから。まとめて考えます、基本的には丼勘定です。他の海洋の吸収のデータなどと数字合わせして全体がぴったり合うようになっている訳です。 さて、あなただけではないですが、日本人はこの温暖化の対して基本的な大きな誤解があります。 このことは考えの大前提となるので、指摘しないわけにはいかないので指摘します。 先ず、温暖化が大気中に今年々1.5ppmづつ増えているCO2により起きていることは確かです。 しかし、そのCO2の起源が問題なのです。 結論を言いますと、今大気中に増えているCO2は、人為的に排出したものでは全くありません。 参考に、欧米での考え方の状況などもを含め、このことの科学的な説明があります。 人為排出CO2が温暖化の原因でないことの、一番分かり易い説明をここに紹介しておきます。 大気中でのCO2増加の観測値のグラフと人為排出のグラフ(の様子)が一致しません。つまり、観測値の増加量は特別な事情のないところでは1.5ppmと一定です。それなのに、年々の人為排出量は一定ではありません。 (なお、最近、特別な事情のために、増加量は、02年は2.4ppm、03年は2.3ppmと大きく異常でした。なお、CO2人為排出説はこの異常を全く説明できません。真実からの説明は容易です。) なお、いずれにしても、人の呼吸の分が一つの要素であることに変わりありません。

osa-kun
質問者

お礼

早速のご回答をいただきながら、御礼が遅くなり申し訳ございませんでした。 「人間の分が含まれる」というのは、少々驚きです。地球温暖化の要因についてはあらためて理解できましたが、参考URLのサイトとあわせて要因に関する「科学的な考え方」を時間をかけて解いてみたいと思います。 鋭い考察、とても参考になりました。ありがとうございました。

noname#43437
noname#43437
回答No.1

そんなことはありません。0.04%というのは、単に、物質としての計測値です。その物質が、どこに由来するのか、というような、統計値ではありません。 おそらく・・ 人間が、植物を基盤とする生態系の上にいる以上、人間がどれだけ増えても、その生理的なCO2排出が大きな問題になる、ということはないと思います。人が増えて呼吸によってCO2を多く出す分、植物をたくさん育てて、CO2を吸収させて、食べなくてはいけないのですから。トータルの炭素原子の数は、最初から最後まで同じ、です。

osa-kun
質問者

お礼

早速のご回答をいただきながら、御礼が遅くなり申し訳ございませんでした。 エコシステムの中で発生した二酸化炭素がそのシステムの中で吸収されている以上、その二酸化炭素が温暖化に影響を及ぼす余地はなく、人間の分がカウントされないという理屈ですよね。 大変よくわかりました。どうもありがとうございました。

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