どうなるの！？

質問

保健所にもっていかれる猫や犬はどうなるの？
詳しく知りたいです。

回答No.7

m_lin

保健所から犬を引き出し里親探しのボランティアをしているものです。
日本の場合、二酸化炭素による窒息死が基本です。しかし状況により、給餌の際に薬を混ぜ薬殺することもあります。
安楽死にはコストがかかります。それは税金で賄われますから、現状の犬猫の処分全てを安楽死にすることは不可能です。
ですが、近年は機械の老朽化によりガスが部屋を満たすまで時間がかかり苦しみを与える時間が延びてしまうということで、新型の処分機を導入している保健所もあります。
また、自治体によっては「不要ペットの定期回収」も行われています。
保健所へ動物を持ち込む場合、殆どの自治体では費用がかかります。でも、たった数百円です。遺棄・虐待は犯罪ですが（実際には殆どスルーされていますが）保健所へ持ち込めば制裁などありません。

このようなことを書くと、保健所非難がされる場合も多いので答えとは関係ないことですが補足させていただきます。
保健所に収容される犬の6割が、飼主不明犬（環境省データによる）です。そしてその殆どが、飼主との再会を出来ずに亡くなっていきます。マイクロチップの義務化、鑑札や迷子札の大切さ訴える事の大切さを近年さらに強く感じるようになりました。
飽きた、病気になった、歳をとったなどの理由で持ち込む飼主も後を絶ちません。
虐待の末持ち込まれた犬を見たことがあります。耳も無く、足の毛が焼かれむき出しの肌が真っ赤で立つことも出来ない犬を、保健所の職員さんは毎日抱きかかえ日向ぼっこに連れ出していました。夜は寒かろうとダンボールで家を作り、毛布を敷き、処分の当日まで愛情を注いでくれました。処分される犬と同じように、現場の人が苦しんでいる事をどうか知っておいてください。
先に書いた新型殺処分機を買う金があるなら犬を救うために使え、という非難もありましたが、毎日連れ込まれる犬への対処が継続的にその程度の金額で出来るわけがありません。職員さんの心の負担が少しでも軽減されれば・・・と思います。
火葬の後、彼らだけが処分された犬猫のお墓に花を手向け、手を合わせてくれるんです。