オークション取引と郵便事故の賠償手続

質問

以前、オークション取引と郵便事故の関係で質問させていただいた者です。

　本日、郵便局から「損害賠償の基準額を市販価格より安い落札価格とし、かつ全損とする」旨提案がありましたので応諾しました。お金は僕が保持すべきものではないので落札者さんに直接渡してもらうことにして、その旨の書面に署名・捺印しました。
　結局、落札者さんは私に支払った全額を得ることができたわけです。裏を返せばそれ以上の賠償はかないませんでした。

　で、その結果を早速落札者さんに報告したのですが、えらく機嫌が悪いのですよ。まあ傷つきの状態で商品が到着して、信頼関係が崩壊したのは分かるのですが、私は損害賠償の手続を極めて迅速かつ熱心に行ってきたつもりです。大きな原因の1つは、郵便局に「私が落札者に代金を返してから、損害賠償手続するのが筋だ」みたいなことを言われたことのようです。
　私に言わせれば、落札者が発送方法を最終的に決めた以上、出品者は確かに事故の賠償手続を代行するけれどもそれ以上の責任を負うものではなく、また私と落札者の関係は郵便事故の賠償手続とは直接関係ないことだと思います。ましてや、傷の程度もこちらには分からない段階で、全額返金するなんて無茶だと思うのです。

　ヤフオクの出品で郵便事故（紛失系ではなく損傷系）が起こった場合、損傷の程度に関わらず（今回の傷は正直言って小さく、当方としても全損の主張はしておらず、郵便局が全損認定したのは損害賠償の基準額を低めにしたことの「見返り」と思われる）まず落札者にお金を全額返してから、郵便局に賠償請求しなければならないのですか？

回答No.1

NobyOchiai · ベストアンサー

＞まず落札者にお金を全額返してから、郵便局に賠償請求しなければならないのですか？

補償額が確定していない状態で
全額返すというのはおかしいでしょう。

私は質問氏を支持しますね。

＞結局、落札者さんは私に支払った全額を得ることができたわけです。

その上、「損傷した？」商品も入手したのでは？
何が不満なんでしょうかね。

余談ですが、商品は「オタク」系の物だったりしませんか。
秋葉原のDVDショップとか神保町の鉄道関係書店などに、
アニメＤＶＤとか鉄道雑誌を買うときに、物凄く目を凝らして
傷や欠けが無いか見ている者がたまに居ます。
鉄道ファン(雑誌の名前)を十冊以上手にとって、
その中で完全な物を選んだりするんですよ。
傍から見てると異様な光景です。
私なら一番上の雑誌を選ばず３番目位のを選ぶ程度なんですが。

もし、落札者がここまでの人だと、もう凄く神経質なので
質問氏の商品に少しでもかすり傷が付いてたら
クレームを付けるのでしょう。

まず神経質な人なので、
構わずオサラバした方が
質問氏のためでもあるように思います。

しかし、こんな輩が増えると
運送会社はオークション商品を運ぶのを
嫌がるようになりますよ。
それは困りますね。ほんと。

お礼

こんばんは、夜遅くのご回答、誠に感謝致します。

　手続の順序に関しては、質問にも書きましたとおり、これはなんとまあ郵便局員が落札者にした発言です。郵便局員は私にも、これに近い内容（私が落札者に代金を返していないことを批判するような感じ）の発言をしました。私はその時、落札者にいついくら返金したかで賠償額が変わるのはおかしい、というような主張をしたと思います。

　商品については、当方が主張していないにもかかわらず「全損」と郵便局が認定したので、郵便局の所有物となりました。ひょっとしたら郵便局は私の商品の価値を感じ、買い取ってしまった方がトクだ、みたいに考えたのかもしれません。

　商品はオタク系の品ではありません。しかし、私がその商品についてはほぼ素人なのに対し、落札者さんは、より知識をたくさん持っているようです。写真の撮り方などまで、電話した時に文句を言われました。

　ノークレーム・ノーリターン特約の付されたオークションでもあり、また、商品は工業製品ではなく自然系商品なので、私なら正直クレームを付けないかなあという程度のキズでした。確かに、出品時・発送時に私が認識していなかったキズではありますが、ごく目立たないものです。

　私が一番困るのは、悪い評価が付いて、今後の出品に悪影響が出ることです。今日電話で、悪い評価を付けると予告されました。落札者さんが損をしなくてすむように、一生懸命頑張り、落札者さんに損もないのに、悪い評価を付けられるのは納得いきません。恩をアダで返されるような感じです。

回答No.6

xxxhunter

結論から先に言えば、質問者の対応でよいのです。

輸送機関の責任を、売主がどこまでかぶるかは「履行補助者の責任」という問題です。売主の手足として動く者の過失は、売主が責任を負わなければならないのです。

見ず知らずの補助者を売主が勝手に使った場合は、そのままそのとおりです。通販のことを挙げている人がいましたが、通販は業者が運送機関を一方的に指定するでしょうから、通販業者が全面的に責任を負うべきです。しかしヤフーオークションの場合、まず第三者が輸送することが強く予定されているし、出品ページで出品者が配送手段を決めていない限り、送料を負担する落札者が最終的には配送手段を決めているものと思います。実際、質問者も「落札者がゆうパックを選んだ」みたいな書き方をしていますね。

とすれば、郵便局を売主側の人間と見るのは早計で、両者の間に立つ者と考えるのが妥当です。結論としては、売主は輸送機関の選任・監督に過失がない限り自らは責任を負わず、例えば全損であれば、輸送機関から受取った補償を落札者に渡せばよい、と考えます。だから補償の額が確定するまで、返金するのは無理というものです。

さらに、紛争の統一的解決という見地からも、質問者のような対応が望ましいと思います。本件は紛失ではなく損壊の話であり、郵便局が損壊の割合をどう判断するか、誰にも分からない状況だったわけです。紛争の実態は出品者・落札者・郵便局の三つ巴紛争なわけですが、各2者間で損壊の割合が違うと、不公平を引き起こします。今回のように郵便局の補償額確定を待てば、全員で「損壊の割合」を共有でき、紛争も一挙に、一回的に解決します。

最後に言えば、ごく小さなキズであれば、そもそも契約の解除（返品）は認められません。念のため。ものすごく小さなキズで返品を認めていたらヤフオク取引は返品の山で、まともに取引できなくなってしまいます。物を動かせば、わずかなキズは付くことがある、と考えた方がいいです。

お礼

ご回答、どうもありがとうございます。理論的で、とても説得的なご説明でした。

やっぱり現実問題として、出品者に輸送機関が出す補償を超えて責任を負えっていうのは無理だと思うんですよね。輸送機関に出した後は、タッチのしようがありませんし。

ヤフオクでは、普通郵便で事故になった場合は出品者は一切責任を負わないと考えられています。もし出品者が、輸送機関の補償に関係なく落札者に対し責任を負うなら、これは説明がつきません。

落札者さんが怒っているのは、待たされた割には支払ったお金が返ってきたにすぎず、賠償金額に不満があるからなのかもしれません。本当は落札金額を上回る賠償金を獲得して、より多くの賠償を落札者さんにしてあげるはずだったんです。しかし、郵便局は損壊率を高くする代わりに、賠償の基準額を市価をはるかに下回る落札価格とし、全損だという理由で商品自体も接収されました。これでは落札価格以上の賠償をすることは不可能というものです。

回答No.5

tazsan

> 郵便事故の損害賠償手続は、原則として差出人が行うことになっています。ですから、私が主体的に賠償手続を行ったということではなく、落札者様の損害をカバーするために手続をした、というのが正直なところです。

私は、「敢えてあなたが行った」という意味ではなく、「必要があってあなたが行った」という意味合いで「損害賠償請求を行ったのがあなたである以上」と申し上げたのです。
それではなぜ「郵便事故の損害賠償手続は、原則として差出人が行うことになっています」のでしょうか。
それは、郵便事故は配達途中で発生したものであるからです。
実際には受取人が荷物を調べてから事故に気付くわけですが、事故は受取人の手元届く前に発生しているのですから、配達完了ではないのです。
ですから、発送者と郵便局との間で解決しなければならないのは当然のことです。

傷は小さいとありますが、オークションにその説明がなく（郵便事故ですから当たり前ですよね）受取人がその傷に納得しないのであれば、あなたは返品を受けなくてはいけません。一部に傷があり相当額の返金で相手が納得するのであればそういう解決もありますが、それは双方の意見が合致しなければ無理強いすることはもちろんできません。
従って、「相手が納得しないのならたとえ傷が小さくても返品は受けるべき」です。

> ノークレーム・ノーリターン特約付のお取引だったのですが…。

ノークレーム・ノーリターンというのは、お届けした商品が説明と違っていない、説明にはなかったダメージなどもない場合に、落札者の勝手な都合で返品したりはしないでくださいよ、という注意書きなのであって、商品に瑕疵があった場合も文句を言ってはいけませんなどという出品者の勝手な言い分ではありません。
今回のケースでは、tokyo_walker さんには非がないものの、明らかに郵便事故であったと判断されたわけですから、落札者には何の落ち度もないわけで、従ってクレームや返品は当然です。

たとえばtokyo_walkerさんが通販で商品を買ったとしましょう。
配達の途中でそれに傷が入り、あなたは通販業者にクレームを入れます。
すると通販業者は「それは配達途中で発生したもので弊社には責任がありませんから、あなたが直接配送業者に文句を言ってください。」
と言われたらどうです？

> 私に言わせれば、落札者が発送方法を最終的に決めた以上、出品者は確かに事故の賠償手続を代行するけれどもそれ以上の責任を負うものではなく、また私と落札者の関係は郵便事故の賠償手続とは直接関係ないことだと思います。ましてや、傷の程度もこちらには分からない段階で、全額返金するなんて無茶だと思うのです。
> 落札者様の損害をカバーするために手続をした、

きつい言い方になりますが、このように考えておられ、それが相手方に伝わったのなら、相手が怒って当然です。
ただ今回のケースでは、あなたに熱を出させるほどの落札者の暴言は行きすぎですし、そんなに目立たない傷にそこまで言うほどの神経質な人に当たってしまったことは「運が悪かった」とあきらめるしかないでしょうけれど、今後のお取引にはもう少し相手さんの
心象も十分考慮して（また運悪く変なひとにあたるかもしれませんから）対応されたほうが良いと思います。

お礼

再度のご回答、まことにありがとうございます。最終段落については、たぶんこの落札者さんの気持ちはそうなんでしょうね。

ただ、あなたの回答には明らかに間違えている部分があります。それは、ノークレーム・ノーリターン特約の効力です。この特約は、単なる注意書きではなく、立派な法的効力を持った特約です。具体的には、商品の欠陥について売主が負う「瑕疵担保責任」を原則として免除する特約です。経済産業省の省令である「電子商取引等に関する準則」が今年改正されて、この特約の効力が明確に定められました。
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/press/0005275/0/040603denshi-shoutorihiki.pdf
欠陥を知っていた場合を除き、瑕疵担保責任の追及を受けることはありません。

私が通販品で輸送事故にあったとしたら…、一点物でない限りは、ちゃんとした品を再度送るように求めます。一点物であれば、損壊が軽微であれば運送会社から補償を得ることで解決とし、損壊の程度が重大であれば契約を解除します。今回、私は郵便局に対し全力をもって交渉し、落札者さんに賠償金が行くようにしてあげました。落札者任せにしたわけではありません。しかし、輸送機関が補償する金額を超えて私が責任を負うというのは、落札者が最終的に発送方法を決めている以上、おかしな話だと思います。
ちなみに、今回の出品物は、オークションの多数派である一点物（特定物売買）でした。

回答No.4

tazsan

#3の補足です。

落札者への返金は、「事故の事実があなたと郵便局に知らされて双方がそれを確認し、あなたが郵便局に損害賠償請求を開始した時点」が妥当です。

回答No.3

tazsan

>> まず落札者にお金を全額返してから、郵便局に賠償請求しなければならないのですか？

> 補償額が確定していない状態で全額返すというのはおかしいでしょう。

落札者に落ち度がないのであれば、まず全額返金が筋であると考えます。
郵便局に対して損害賠償請求を行ったのがあなたである以上、賠償についての一切はあなたと郵便局との問題であり、落札者には損傷のあった荷物の提出や事情聴取はあるもののそれ以上の責任や損害を蒙る義務はありません。「落札して代金を支払い商品を受け取っただけ」だからです。

従って、その賠償が完了するまで落札者に返金しないのは筋が通らない、というのが私の意見です。

お礼

ご回答、どうもありがとうございます。
　郵便事故の損害賠償手続は、原則として差出人が行うことになっています。ですから、私が主体的に賠償手続を行ったということではなく、落札者様の損害をカバーするために手続をした、というのが正直なところです。
　今回の場合、既にお書きしたとおり、事故内容は紛失ではなく、（一部）損壊でした。キズは賠償手続の中で見ましたが、はっきりいってかなり小さくて目立たないものでした。私は損壊の程度に応じて金銭で損害を賠償する予定でしたが、私・郵便局・落札者の間で「損壊率」に差があると、不公平な決着となる可能性があるので、「損壊率」を郵便局の判断に統一させようと思いました。tazsanさんは、ごく小さなキズであっても、返品を受けて即座に全額返金すべきだったとお考えなのでしょうか？ノークレーム・ノーリターン特約付のお取引だったのですが…。

回答No.2

love_neko

こんばんは。

昨晩は深夜の回答ありがとうございました。

http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1115993

http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1116014

私の経過ですがチケットは間に合わず誰かに無料で使っていただきます。

評価は最終的に話し合ってつけようとメールしていたのですが無視され「非常に悪い」という「悪い」評価を始めて付けられてしまいました。

さすがに私も相手評価を「非常に悪い」にしてしまいましたがどう考えても納得できません。

メールがさっききてあなたがなんとメールしようが最初からもう「非常に悪い」と決めていましたっていうことです。

残念なことですがそういう人が参加なさっているということですね。

お礼

こんばんは、困った時にはお互いに知恵を出し合うのがよいようですね。
　私は、損害賠償を取れたということを落札者に電話で知らせた際に落札者から暴言を受け、ショックで微熱が出て眠れず、まだ起きています。恩をアダで返されたからです。せっかく頑張って損害賠償を獲得してあげたのに。
　私の方はまだ評価が付いていませんけど、その内付けられるでしょう。郵便事故があったことを書かれるのは構いませんが、憶測であることないこと書かれるかと思うと心配です。