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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:S45Cの特性で見解の相違は放置出来ない!)

S45Cの特性で見解の相違は放置出来ない!

noname#230359の回答

noname#230359
noname#230359
回答No.15

質問と回答を見ると技術的に何が論点なのかがよく判りませんが、思う点をコメントします。 S45C硬度に関する「HRC22-26」と「HRC32-36」。 まず寸法(焼入した時の)若しくは焼入硬さが判らないことが、議論を混乱させています。Lucefinの図にあるように寸法により焼入硬さは大きく異なります。 回答(2)にあるように古いJISではS45Cの焼入焼戻(=調質)の硬さは201~269HB(14~28HRC。HRCでは20以下は参考値)と規定していました。この硬さは、当時のJISG3030「鋼材の検査通則」(2010年からはG0404「鋼材の一般受渡し条件」)の規定により、25mm丸の材料で試験した時の値です。 この寸法のことはG4051には書いていないので、どんな寸法でも調質すると14~28HRCになると誤解している人が少なくありません。 「HRC22-26」は、多分焼が十分入る寸法(丸20mm以下)の材料をJIS通りの550-650℃で調質した硬さでしょう。 一方「HRC32-36」は焼きが十分入る寸法の材料だとしたら、JISよりも低い500℃程度で焼戻した硬さです。調質(焼入+400℃以上焼戻)には違いありません。しかし、どんな寸法でも「焼戻ししていない(に近い)」とは言えそうもありません。 「用語の定義」。 きちんと定義することは極めて重要であることには全く同感です。その正確な定義を知った上で、初心者に対して判りやすくするために「いわゆる・・」や「通称」を用いることは悪くはないと思います。しかしその際に「正式には・・と言う」を付け加えておかないと、初心者の教育になりません。また専門家同士で議論する場所で「通称」に固執し、「色々な捉え方がある」などと開き直っていては技術論になりません。 「古いJISを活用すること」。 1979年のJISG4051には「有効直径」まで載っているとは知りませんでした。現在のG4051には熱処理条件も機械的性質も載っていません。厳密性を高め、誤解を招く数字を避けるためでしょう。しかし初心者には判りにくい。以前はJISを見ただけで、ある程度材料選択や熱処理条件設定ができたのですが、今は全くできません。ですから初心者に対して古いJISを出してきて説明に用いることは悪いとは思いませんが、そこに出ている数値はあくまで参考です。その点を理解せずに、数値が正確あるいは判断の基準になるかのような説明することは間違いです。 「非調質鋼」。 調質しなくても、市販状態ですでに調質材並みの強度がある鋼材(圧延まま)です。メーカーで調質(あるいは焼きならし)したわけではありません。NbやVを添加し圧延ままで強度を出しています(URL文献参照)。 「Lucefin のデータシート」。 以前にもご指摘を受けましたが、確かに国内メーカーはこれほどのデータをWEBでは公開していません。 言い訳になるかもしれませんが、メーカーは手持ち資料としては多くのデータをもっていますので、是非問い合わせて下さい。 また「特殊鋼ガイド(全3冊)」にほぼ同レベルの解説があります。この本は特殊鋼販売技士用の試験テキストであり、特殊鋼販売業者には、このレベルの知識を持つことが推奨されています。鋼材メーカーに問い合わせるのが難しい方は、流通業者に問い合わせて下さい。 「金属材料の材質の違いと特徴」。 回答(1)(5)は勉強しなさいで良いのですが、回答(2)(3)(4)の説明には肝心な二つの点が抜けています。 それは(a)焼入れ性と(b)肌焼鋼と強靭鋼の使い分けです。これを説明をしなければ回答になりません。古いJISに出ていた鋼種ごとの機械的性質をいくら見ても、全て丸25mmの材料での試験結果なので、(a)(b)のことは判りません。 ただ回答(4)の参考URLを全て見れば(a)(b)も判ります。しかし残念ながら回答本文には(a)(b)は触れられていませんから、初心者がどこが肝心なのかを知ることはほとんど不可能でしょう。そして回答者も、多分判っていないと言うことです。 「日新製鋼熱間圧延特殊鋼カタログ」 初めて見ました。おもしろい。なんとS45Cの機械的性質の表の熱処理条件がJISとは異なる低温焼戻になっています。また焼入条件は「3.15mm未満は水冷」と「3.15mm以上は水冷」になっています。 この会社のカタログを見た時、最も気を付けなければならない点は11ページの「製造寸法範囲」です。この会社は厚さ9mm以下の薄板しか作っていません。この寸法のS45Cの用途は、きっと構造部品よりも耐摩耗用が多いのでしょう。 当然、厚さ9mm以上の材料については何のコメントしていないのです。この点を見落として、寸法に無関係に表の機械的性質が得られると思う人には、何と言えばいいのでしょうか。初心者にはカタログの見方を説明しますが、識者(気取り)なのに気が付かないとしたら、「シロウト」と言うしかないような気がします。 訂正。「3.15mm未満は水冷」は「3.15mm未満は油冷」です。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/materia1962/22/5/22_5_437/_pdf
noname#230358
質問者

補足

此処の当初目的は徘徊アホターのトンデモ論への注意喚起です。 にしろ、その検証途上で発見した Lucefin のデータシートは役立つと自負してます。 直近『 No.43194 S45Cの調質について 』でも 回答(3)mpascalさん が海外資料を引用。これは更に役立つと認識されたはず。 すでに SUS303、鍛鋼品の嘘については詳細に暴かれましたが、?アホター嘘 はまだまだ到底尽くせません。   ねじに浸炭、高周波   http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=251655&event=QE0004   SWCH18A で強度区分8.8   http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=161406&event=QE0004 信じ込みお仕事すれば事故につながりかねない。   イカ足タコ足の資料並べるがアホター自らは勉強せず   http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=272305&event=QE0004 質問の上にある Info & News が   【コラム】「機械設計者は材料の特性知識等が乏しくてもいいのか?」 取り上げてしまい   この森のNo.30541、タイトル;金属材料の材質の違いと特徴   の内容を確認してみて下さい。 の好結果と合わせ味をしめたらしい   そして、そろそろ閉じた方がよいのでは? これも常套手口、数年前のGWに独りシコシコ15個ほどが並ぶ異常事態。 そして究極はM菱重工でハク付けしたり、物理化学まったく素人が   SEMIやっとりました 私の経験では、技術者と称するも憚るが、1人/数百中いるかどうか。 黒猫さんの見解を求めてから質問項にUPします。 この資料も誤解のキッカケになるのでは。他メーカより親切なれど。。。   日新鋼 熱間圧延特殊鋼カタログ   http://products.nisshin-steel.co.jp/pdfs/special_steel_hr.pdf   P.16   鋼帯・鋼板の熱延硬さ、焼なまし硬さ、および各表中の温度範囲内で熱処理を施した場合の   焼入・焼もどし硬さを以下に示します。   水焼入 板厚3.15mm以上   焼入焼もどし硬さ 板、棒とも小物部品をHRc45 程度に低温戻しで使うことも少なくなく、大物でも同じ扱いが出来るとの思い込み。 調質という硬さが低いモノは知っていても、甘く焼入したものとの思い込み。 プロ技術者はTTT曲線、CCT曲線から明らかと一蹴されるが、徘徊アホターレベルの設計屋には、この誤解思い込みは少なくないです(私は実技で誤解を免れ) 徘徊アホターは誤解そのまま世に毒素を撒き散らかすが、殆どの設計屋は自信ないからやらない。

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