焼入れで曲げこわさをあげることはありますか?

このQ&Aのポイント
  • 焼入れ焼戻しによって曲げこわさは変わるのでしょうか?
  • 鋼の場合のヤング率(216x10^3N/mm^2)の変化について知りたいです。
  • 焼入れによる曲げこわさの影響について教えてください。
回答を見る
  • ベストアンサー

焼入れで曲げこわさを,あげる事はありえますか?

焼入れ焼戻しすると,曲げこわさは,変わるのでしょうか?鋼の場合 E:ヤング率(216x10^3N/mm^2)がどの位になるか,ご存知のかたいましたら,教えていただけないでしょうか?

noname#230358
noname#230358

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#230359
noname#230359
回答No.2

この場合、曲げこわさとヤング率は別物と考えたほうがいいです。 焼入れ焼き戻しが有効な鋼材であれば、熱処理により強くなると考えていいです。もちろん、適正な処理条件の場合、という条件付ですが。 例えば、はりの計算式で応力を求めますが、この応力に対し、はりが耐えうる限界値が熱処理により向上します。なので曲げこわさが向上します。ヤング率の変化によるものではありません。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました。 dannさんの,答えと材力の本をにらめっこして、わかりかけていたろころ,ボタンさんの,フォローによりなんとか理解できました。 不躾な質問に丁寧に回答していただき、本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#230359
noname#230359
回答No.4

一般的にですが、焼入条件により曲げこわさ(耐力や弾性限と考えて)は変化するようです σ0.2(0.2%耐力)は、Hall・Petchタイプの結晶依存性があり、結晶粒径dの-1/2乗にほぼ比例するようです 焼入加熱条件を可能な限り最低温*短時間にすると、微細粒にするほど、耐力は粒径の平方根の逆数相当分だけ大きくなる傾向があります 例えば、SCM430の焼入れの適正加熱温度範囲は830880℃ですが、830℃前後の方が望ましいと言うことです この結晶粒依存性は、σ0.2よりσ0.05(測定してみると)の方が明瞭だったようです ホール・ペッチの法則は、ご存知無いようなら金属材料の便覧等で調べて下さい。役に立つと思います

noname#230358
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私に取りましては,レベルの高いご説明ですが,ホールベッチの法則等,確認してみたいと思います。熱処理によって耐力,弾性限が変わることは,理解できました。学校で習ったはずですが,忘却のかなたに・・・になっています。精進が必要です。<--自分

noname#230359
noname#230359
回答No.3

#1です。 丸棒を曲げるときに 生材と熱処理材でたわみかたが違うじゃないか!ということでうまく納得できないんでしょうね 生材を押してみるとき すぐ降伏が始まるからよくたわむように見えるのです。おそらく元の形状にはならないはずです。 それに対し熱処理材は同じ力で押しても元に戻るので、たわみが無いと勘違いされると思います。 もちろん熱処理で強度は変わりますよ。ねばり強い材料にしたり、硬くもろい材料にしたりいろいろ変わります。

noname#230358
質問者

お礼

理解できていない部分を的確にアドバイスしてくださり、ありがとうございました。おかげ様で,理解できました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

曲げこわさ? それについてはよく分かりませんが、 ヤング率に関しては同一材料であれば熱処理条件により変化することはありません。 降伏点や引っ張り強さが変化するのみです。 応力ひずみ線図の最初の弾性域が延長されるか 短くなるかの差で、傾き(ヤング率)は変わりません。

noname#230358
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「弊社では,焼入れをして,曲げに対して強くする。」という。言い伝えがあるのですが,強くはならないと考えて良いのでしょうか? はりの計算式に出てくる。材料のパラメータは,ヤング率だけだと思うのですが、いかがでしょうか? (ここに質問をして良いのか不明ですが)

関連するQ&A

  • 鋼の解析について

    鋼の静解析をパソコンで行っているのですが、 一般の機械構造用鋼は ヤング率:210000N/mm^2 で計算しています。 焼き入れ鋼(SKS-3)の場合は、 いくつくらいのヤング率になるのでしょうか? ご存知の方、もしくは記載のあるホームページなどありましたら、教えてください。

  • 弾性定数と焼き入れに関する質問です。

    鉄(鋼)を焼き入れすると硬度が上がりますが、弾性定数で言うとE(ヤング率)、G(ずれ弾性率)、σ(ポアソン比)、k(体積弾性率)のどれが変わるのでしょうか?硬度と弾性定数の繋がりがよく分かりません。 焼き入れによって硬化したものは、焼き入れをする前のものと硬度が違うので、それぞれの弾性定数も変わるものだと思ってましたがそうではないのでしょうか? どなたか物理、材料関係に詳しい方ご教授ください。 よろしくお願いいたします。

  • SKH51の焼入れ、焼戻しについて

    直径20mm、厚さ10mmのSKH51を真空雰囲気内で焼入れする場合に、最小の焼入れ温度はどれくらいでしょうか?また焼戻しはどのくらいの時間処理すべきでしょうか?

  • 鋼の焼戻しについて。

    鋼の焼戻しについて。 鋼の焼戻しを行ったのですが、硬さを調べたところ、150℃焼戻し>焼き入れのみ>400℃焼戻し>600℃焼戻し、となってしまいました。 本来ならば焼き入れのみが一番硬くなるはずですよね? なぜかこうなったかわかる方がいましたら回答をお願いします。

  • 鋼材の焼入れによる打音の変化はヤング率の影響なのか

    お世話になります。 焼入れによってヤング率の変化を調べる中で疑問点が浮かびましたので質問させて頂きます。 自分で調べた結果、焼入れでは基本的にヤング率は変わらず、変化しても無視できる程度、 焼入れで変化するのは引張り強度と降伏点と分かりました。 しかし、焼き入れ後の方が打音の音程が高いためヤング率が高くなるという主張の記述もありました。 理由として 1)音程はヤング率/密度に比例する 2)焼入れでは密度は変わらない 3)打音が高くなる 1~3によりヤング率が大きくなっているとのこと。 自分で確認したことはありませんが周囲に聞くと焼き入れ後の方が音が高いと言います。 結局のところ焼入れでヤング率は変化しているのでしょうか。 変化して無い場合は何が音程に影響を与えているのでしょうか。 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。 宜しくお願いします。

  • 合金鋼の焼入・焼戻し と 高周波焼入れ

     スプラインシャフトやボールネジなどのシャフト材にSCM435やSUJ2 AISI4150Hなどが 使われているそうなのですが、圧延上がりの棒鋼を焼入・焼戻し 処理をしてから、矯正・切断加工の後、高周波焼入・焼戻しを行う事があると聞いた事があります。実際にそのような焼入処理を2回も行っているケースがあるのでしょうか?  素人的に考えると、焼入・焼戻し した後に高周波処理してもさほど表面 硬さは変わらないと思うのですが、他にどんな狙いがあるのでしょうか? ご存知の方 教えてください。

  • 焼入れ後の性質について

    焼入れをすると、硬度、耐磨耗性、抗張力、が、向上すると思うのですが、ヤング率は、変化するのでしょうか?? 例えば、スプライン軸に、焼入れを行った場合と焼入れを行わなかった場合ではねじり角は、変化するのでしょうか ?? 自分は,変化すると思うのですが、どれぐらい(材質、焼入れ条件にもよるが)変化するか何処にも参考になるものがありません。 アドバイス、参考資料、これに関するご意見、などなど、回答お待ちしております。

  • 局部焼戻しの方法について

    焼入れ・焼戻しを施した2mほどの軸物の鋼の端面から500mmほどをさらに局部的に焼戻しするのに(この部分を軟化させるのが目的)、現在鉛バスを用いています。鉛バスに替わる局部焼戻しをする方法を探しています。御教授お願い致します。

  • 等分布荷重を求めるには

    両端はね出し単純梁での等分布荷重の求め方が知りたいです。 荷重がかっかた際のタワミ量や曲げモーメントを求める方法は何とか分かるのですが、逆算ができません。 断面二次モーメントI:4100mm^4 ヤング率E:206000N/mm^2 両端はね出し長さa,b:100mm 中央部長さL:900mm 中央部曲げモーメントM:65600Nmm とした場合の等分布荷重wを求めたいのですが、何方か教えて下さい。

  • 高周波焼入れについて

    平板に高周波焼入をした際の最小板厚はいくらになるのでしょうか。 7.5mmの板厚で高周波焼入を指示したところ、20mm以下はできないと言われたもので(平板の大きさは「60mm×50mm」、平行度は「0.02」、平面度は「無視」)。 ※「20mm」ですが、聞く人によっては「10mm」だったり、それ以外だったりと違った答えが返ってきたものでなにが正しいのか分からなくなりました。 ご存知の方がおりましたら、教えてください。 よろしくお願いいたします。