北朝鮮と中国の挑発行為について考える

質問

• 北朝鮮と中国は日本に対して挑発行為を繰り返しており、安全保障上の問題である。
• 日本の平和団体は政府の対応に不満を抱き、話し合いが足りないと主張している。
• 被害者家族や漁業関係者など、挑発行為によって日常生活が脅かされている人々が多い。

回答No.7

eroero4649

＃1です。

＞NHKの大河ドラマ「八重の桜」を見なかったのですか

すんませんね。見てないです。その処刑されたっていうのはドラマ上の演出なのではないでしょうかね。私が知る範囲では白虎隊の悲劇なら知ってますがそういう話を聞いたことがないので、よろしければ後学のためにその処刑話のソースを教えていただけませんか。
あと根本的なことをいえば、その処刑話が本当だったとしても演出だったとしても、それが武士の魂とどう関係するのかが分かりませんけれども。処刑されると武士の魂が昇格するのですか。

＞それに、武士階級が真面目に戦わなかったのなら、西南戦争はなぜ起こったのですか？

薩摩藩士って、全国でもトップクラスのド貧乏だったんですよ。たぶん西郷どんでもやると思うのですが。なにしろ江戸の町人から「薩摩藩士は一目見れば分かる」って揶揄されたくらいなんです。なぜかっていうと、痩せててみすぼらしい恰好をしていたから。藩邸の壁が崩れても直す金がなくてそのままで、そこから入った泥棒が屋敷に入ったら盗むものが何もなくて憐れんでお金を置いていったという都市伝説があるほどド貧乏でした。
だから薩摩藩士とすれば「戦争で徳川家から大量の賠償金をもらって、それで自分たちの生活も楽になるだろう」という思いがあったのです。ところが意気揚々と江戸城に乗り込んでみたら金庫はカラッポ。貴様どこに金を隠したと殺気立った連中が勝海舟のところに押しかけたら、勝海舟は少しも騒がず「そんな金があったら、最初から負けてないサ」と笑い飛ばしたという話があります。

しかも当時の軍隊というのは、ある意味藩主の私兵だったのです。薩摩の場合は西郷どんの私兵といってもいいでしょうね。近代軍じゃなくて、実質は暴力団に近いです。親分に従っているという意識だったんですね、それぞれの武士としては。
ところが明治維新で近代軍を作ろうとなったら、兵士は親分に忠誠を誓うのではなくて、「国家」に忠誠を誓わないといけない。もし国家が藩主を逮捕せよと命じたら、兵士はそれに従わないといけないのです。
でも当時の「武士の常識」から考えると、そんなのは非常識このうえないんですね。実際に大久保利通は西郷隆盛を逮捕しようとも思えるような動きもしました。それに西郷どんに心酔する藩士たちは激高したのです。先生を渡してなるものかと。我々は先生に忠誠を誓っているのであり、新政府ではないとね。それが西南戦争にもなっていったのです。
この「個人ではなく国家に忠誠を誓え」というのは革命で自分たちの国を自ら作ったという意識が強いアメリカ人やフランス人には理解できても、革命戦争で国を作ったわけではない明治政府の下の日本人には理解ができないものでした。農民や町人も「藩主様」あるいは「公方（将軍のこと）様」に親近感を持っている。なので明治政府は大名や将軍に代わる存在として「天皇」を持ってきたのです。尋常小学校で「天皇陛下は君たちのお父さん、皇后陛下は君たちのお母さんなんだよ。お父さんとお母さんの命令に従うのは当たり前でしょ」と教育したのです。

だから質問者さんみたいな皆さんがよくいう「武士の魂」とやらは、無知の人が勝手に美化して作り上げた実態とかけ離れた幻想なのですよ。私が書いたことってどれも知らなかったでしょ？新渡戸稲造先生がしたことは立派だとは思いますが、あれはまあひとつの偉大な創作活動であったというべきでしょうね。

お礼

回答ありがとうございます。
処刑されたと言われているのは、神保主理の未亡人雪子さんです。
また、雪子は婦女隊に属していましたが、中野竹子が戦死したので
行方不明になりそこを長州藩士に捕らえられたとも言われています。

また、薩長軍の蛮行は一般市民にも及び、腹を切り刻まれた女性
が投げ捨てられたり抵抗できない民にも銃口を向けて撃ったり、
死屍累々の惨状だったようです。それは会津の文献にも記されて
います。

西郷隆盛が西南戦争に踏み切った動機は違います。
維新を成功に導いたはずの長州、土佐、佐賀で乱が発生し士族は
軒並み貧乏のどん底に突き落とされたからです。薩摩だけでは
なく廃藩置県は士族そのものを苦しめました。
ですから、戰の専門家である武士は要らなくなり、戦争をするのは
一般人となったのです。
これでは、士族の不満は増加する一方ですね。

それから、大久保利通の奸計は、実際には私学校の生徒を怒らせた
だけで西郷隆盛には通じてはいませんでした。
また、戦争を指揮していたのは桐野利秋でした。