母の日にあげたカーネーション

質問

母の日に鉢植えのカーネーションをプレゼントしました。
すでに半分枯れてしまっている状態なのですが、長持ちさせるためにはどうしたらいいでしょうか。
また花は枯れてしまっても、水をあげていれば来年も花は咲きますか？

回答No.1

bannzaiusagi · ベストアンサー

元花屋に勤務していました。母の日には鉢植えカーネーションがたくさん店頭に並びます。鉢花は皆当日までに綺麗に咲く様に生産者によって開花時期を調整し育てられていますが、プレゼント目的で販売する商品の為に見た目重視で植えられていて（土が見えるほどに大きい鉢に植えてあると見た目が良くなくて買ってくれないし重量も重くなり流通時に運ぶのに不都合）株の大きさに本来適する鉢のサイズよりもかなり小さめの鉢に植えられていて土が少なく根が過密な状態になっています。そのためすでに根詰まりしかけていてプレゼントされた鉢の時のまましばらく栽培してしまうと確実に株が弱りやすくなります。
また母の日の数日前から当日に開花がピークになる様にと調整され出荷されカーネーション自体の開花日数もあまり長くない為に開花終わりがすぐに訪れてしまい、本当は花が半分くらい終わったらすぐに茎を半分の高さくらいに刈り上げて早めに大きい鉢に「カーネーションに適した方法」で植え替えて鉢増ししてあげた方が良かったのですが、これをご存じでは無くそのまま植えっぱなしで不調にさせ枯らしてしまう方が多いですね・・・。簡単に言えば、不自然な植え方をされている物を適さない方法で植えっぱなしにしてしまうので体力を消耗させすぎてしまうのです。

あと、カーネーションの類は他の種類の鉢花と比べて水やり頻度が少なく、また水やり後の鉢底皿に受けた溜まり水はすぐに捨ててしまわないと根を痛めやすい性質です・・・。水やり頻度としてはゼラニューム程度か、それよりもう少し頻度が少なくなるでしょうか。
それと、一輪ごとに花が終わりかけてきた時点で早めに摘み取ってしまう事も大切です。花が咲くというのは株にとってかなり負担になります。すっかりしぼむまで残しておくとそちらに養分を取られて株自体も弱りやすくなります。

お母様はおそらくカーネーションに適した栽培法を知らずに、他の鉢花と一緒の感覚でお世話をしているものかと・・・。

すでにもう半分も枯れているのなら正直助かるかがわかりませんが、できるだけ早めにカーネーションに向く土質の培養土と（ゼラニュームに使える培養土）、枯れた部分を取り除いた後の株の大きさに見合ったサイズの鉢を用意し植えかえた方が良いと思います。植え替え方法についてはインターネットで調べてみると詳しく載っていますし植え替え作業の動画も見られると思います。
植え替えて1週間くらいは直射日光の当たらない涼しく過ごせる環境で養生させて、その後は屋外のカーネーションの好む環境の所に置いて栽培すると良いです。コンクリートやタイルなどの上に直接置くと鉢の中の根に熱が伝わり根痛みしますので何か台のような物の上に置いて風通しの良い所に置いて下さい。

枯れた部分は残しておいても来年花は咲かないですし、残しておくと腐ってくれば元気なところまで病気に成ったりしますので、元気そうなところを残して切り取って下さい。かなり調子を崩しているようなので今後回復しても来年の開花は無理かもしれません・・・。

もし来年もカーネーションの鉢植えを差し上げるのでしたら早めに植え替えてしまう様にお伝えください。プレゼントするときにあらかじめ調べておいたカーネーションの育て方が詳しく紹介されているサイトの記事をプリントアウトして、グリーティングカードに添えて一緒に差し上げると良いと思います。

プレゼントした花を長く眺めて楽しんでほしいのならカーネーションと言う種類は本来あまり向きません。そのためか、最近は母の日に他の種類の花の鉢植えをプレゼントする人が多く、特に花の見た目が華やかな品種が多く開花期も長く栽培が難しくないので毎年開花が楽しめるハイドランジア（アジサイの外国品種）が人気です。

お礼

こんなにもご丁寧で専門的な回答をいただけると思っていなかったのでびっくりです。ありがとうございます。
やはり枯れやすいようにできていたんですね。
知っていたら早めに対処できたのかもしれませんが、仕方ないです。
来年プレゼントするときは、今回教えていただいたこともあわせてプレゼントしたいと思います。
丁寧な回答ありがとうございました。

回答No.2

yuyuyunn

こんにちは

今そのような状態になるちょっと前で手を尽くしています

風通しを良くすること
半分にきって鉢を大きいものに植え替える事
花がだめになった場合は茎の半分で切ると
秋に咲くそうです

お礼

ありがとうございます。
秋にもさくですね。