ストラテラがADHDに効く仕組み

このQ&Aのポイント
  • ストラテラはノルアドレナリンの再取り込みを阻害して、脳内のノルアドレナリン量を増やす薬です。
  • ADHDの症状は、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れが関与しています。
  • ストラテラはノルアドレナリンを増やすことで、注意力や集中力の向上を促し、ADHDの症状を緩和する効果があります。
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ストラテラがADHDに効く仕組み

ストラテラはノルアドレナリンの再取り込みを阻害して、脳内のノルアドレナリン量を増やす薬だそうですが、 ノルアドレナリンは交感神経を刺激しますよね。 うちの子はADHDで、いつもテンションが高く落ち着きがなく、 よく喋り、大笑いしたかと思うと次の瞬間には調子が悪いと言い、不機嫌になりパニックになる…と 感情の起伏が大きすぎて、本人も苦しそうです。 お医者さんが、薬を使うとすればストラテラだと言われましたが、 これ以上ノルアドレナリンを増やして交感神経を刺激したらテンションがより高くなって、ADHDの症状が余計に悪化するのではと思うのですが。 ADDのようにいつもぼんやりしているような症状に、交感神経を活性化させ、やる気を出させるストラテラのような薬が効くのは理解できるのですが、 ハイテンションなADHDにも同じ薬が効くというのが、いまいち理解できません。 勉強不足で申し訳ありませんが、わかりやすく教えて頂けないでしょうか。 よろしくお願いします。

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noname#213740
noname#213740
回答No.1

 ADHDは、幼児期から、落ち着きの無さやかんしゃく等の異常行動で発見されることが多い障害で、以前から「MBD(微細脳障害)」と言われていたものです。  原因は未だ完全には解明されていませんが、脳神経の発達過程の欠陥、周産期(妊娠中期から出生までの期間)や乳児期に於ける脳の損傷や何らかの発育異常等が関わっていると言われています。  一卵性双生児に際だって多いことが知られており、先天的な疾患との見方もされています。  この病気の本質は、「ノルアドレナリン系の機能障害」で、脳の前頭葉、大脳辺縁系等における血行が顕著に低下していることが研究により判明しています。  脳には「覚醒系や抑制系」などの働きがありますが、ノルアドレナリン系の機能が低下すると、理性的、抑制的な制御機能が低下し、感情の暴走状態となる「脱抑制」と言われる行動が顕著に現れるのです。  脳の機能は、高い方から「理性>感情」となっており、脳の機能が低下した場合は、理性が無くなり感情的な行動をとるようになります。  飲酒して脳の機能が低下した場合に「酔っ払って大騒ぎ」するのも、理性が機能しなくなっているためです。  すなわち、ADHDの場合にノルアドレナリン系の機能を高めるのは、理性がしっかり働くようにするためです。もちろん、正常な人のノルアドレナリン系機能を高めれば、興奮状態となります。  一見して矛盾しているように思われますが、飲酒して暴れる例えのようにお考えいただければ良いかと思います。  簡単な回答にて失礼しました。

ponpoko_po
質問者

お礼

詳しくありがとうございます。 ノルアドレナリンが理性に関わっている事は知りませんでした。 勉強になりました。 > 脳には「覚醒系や抑制系」などの働きがありますが、ノルアドレナリン系の機能が低下すると、理性的、抑制的な制御機能が低下し、感情の暴走状態となる「脱抑制」と言われる行動が顕著に現れるのです。 …ノルアドレナリンは低下すると抑制的な制御機能が低下し、多すぎると覚醒的な機能(興奮状態など)が働きすぎてしまうということでしょうか。 多動で興奮状態のADHDには理性を機能させる=落ち着かせる。 ぼんやりしてしまうADDには理性を機能させる=覚醒させる。 ということでしょうか。 同じノルアドレナリンに作用する薬が、タイプの違うADHDとADDに効く理由がわかってきました。 本当にありがとうございました。

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