• ベストアンサー

電場

SKJAXNの回答

  • ベストアンサー
  • SKJAXN
  • ベストアンサー率72% (52/72)
回答No.2

点A、Bに置いた電荷が共に正であり、その電気力線は共に点電荷からの湧き出しとなりますので、点Aから見て点Bの向う側、または点Bから見て点Aの向う側においては、各電荷の電気力線の向きが一致しますので、点Aと点Bが作る合成電場が0になる位置は存在しません。 よって、電気力線の向きが相反する点A、Bの間に合成電場が0となる位置、すなわち点Cが存在します。 その位置を、点Aから点Bへ向けて距離x(0<x<L)とおきます。 点Aが点Cに作る電場E(A→C)は、クーロンの比例定数をkとおくと、 E(A→C)=k*q/(x^2) 点Bが点Cに作る電場E(B→C)は、 E(B→C)=k*(4*q)/((L-x)^2) これらの方向は相反するので、点Cにおける合成電場Ecは、 Ec=E(A→C)-E(B→C) であり、これが0になるため、 E(A→C)=E(B→C) ⇔ 1/(x^2)=4/((L-x)^2) ⇔ 1/x=2/(L-x) (∵ 0<x<L) よって、x=L/3 と求まります。これは点Bから点Aへ向けて2/3*Lの位置です。(※ この位置に何クーロンの点電荷を置いても、合成電場が0であるため点電荷には力が働きません)     次に、点Cに電荷q'(ここでは正と仮定しておきます)を置いた際の点Cが点Aに作る電場E(C→A)は、 E(C→A)=k*q'/((L/3)^2)=9*k*q'/(L^2) また点Bが点Aに作る電場E(B→A)は、 E(B→A)=k*(4*q)/(L^2) 点Aにおける合成電場Eaが0になれば、点Aに置いた点電荷に力が働かなくなるため、 Ea=9*k*q'/(L^2)+4*k*q/(L^2)=0 よって、q'=-4/9*q と求まります。     最後に、点Bに置いた点電荷に力が働かないことの確認です。 点Cが点Bに作る電場E(C→B)は、 E(C→B)=k*(-4/9*q)/((2/3*L)^2)=-k*q/(L^2) 点Aが点Bに作る電場E(A→B)は、 E(A→B)=k*q/(L^2) 点Bにおける合成電場Ebは、 Eb=E(C→B)+E(A→B)=0 となり、点Bに置いた点電荷には力が働かないことが分かります。     ※ 着目点における合成電場を求める際に、着目点に置いた(または置く予定の)点電荷を考える必要はありません。点電荷に作用する力の計算とごっちゃになって、合成電場の計算ができなくなるケースを見掛けますので、ご留意下さい。

yoguru123
質問者

お礼

解説ありがとうございます! 納得できました。

関連するQ&A

  • 導体と静電場の問題。

    「直線L上に等間隔に並んだ3点A,B,Cにそれぞれ正の点電荷qa,qb,qcが固定しておかれている。図のように、十分広くてうすい導体の平板を、直線Lに対し垂直にしてBCの中点の位置においたら、各々の点電荷にはどのようなクーロン力がはたらくか」 という問題があるのですが、解答としては導体をはさんで同じ側にある点電荷に対して鏡像法を用いて、向こう側に同じ量の負の電荷があるものとして計算しているのですが、異なる側にある点電荷の電場は考えなくてもいいのでしょうか?(例えばqcに働くクーロン力に対して、点電荷qaは考えなくてもよい?) 解答的には考えていないのですが、これは「そういうもん」と納得すべきでしょうか? よろしくお願いします。

  • 電磁気学の問題です

    単位長さあたりλの電荷を与えた直線状電荷から、垂直距離aだけ離れた点Pにおける電位Vを求めよ。 ただし、点Pから直線に下ろした垂線と直線状電荷との交点をとし、直線状電荷の長さは0から上方にl1、下方にl2の有限長である。 解答:V=λ/4πε log[{l1+√(a^2+l1^2)}/{l2+√(a^2+l2^2)}/] さっぱり分からないので解答までの導出を詳しく教えてください。

  • 電場についての問題ですが

    以下の問題ですが、 空間のある点に5.0×10^-6[C]の点電荷を置くと、6.0×10^-4[N]の力を受けた。 (1)この点の電場の強さはいくらか。 (2)同じ点に-3.0×10^-6Cの電荷を置くと、どのような力を受けるか。 この問題では、真空誘電率εが与えられています。 (1)は、E=F/a=6.0×10^-4[N]/5.0×10^-6[C]=1.2×10^2[N/C]と出したのですが、これでいいでしょうか。(2)については、どのように解いたらよいのかわかりません。分かる方よろしくお願いします。

  • 電気磁気学 3つの電荷間に働く力

    電気磁気学の教科書の問題で3つの電荷がある場合の解き方がわからないので質問です 真空の中で一直線上に間隔a[m]を隔てて、Q1,Q2,Q3[C]の電荷が存在している。それぞれの電荷に働く力を求めよ。 ただし、力の向きはQ3よりQ1の向かう力を正とする。 解説をお願いします。

  • 中間点における電場

    すいません。この課題を解いていたのですがどうしても電場の大きさが0でどこにも力が働いていないという結果になってしまうのですが詳しい解説をお願いできないでしょうか? 【問題】大きさ1.67×10-7Cの正,負の電荷を60 cm離して真空中に置くときこの中間点における電場の大きさと方向・向きを求めてください。

  • 電場がよくわかりません・・・

    点電荷に関する電場は解けるようになったのですが、以下に示す問題が理解できません。クーロンの法則やガウスの法則の適応の仕方が間違っているのか、合いません。解き方のポイントなど、おしえてください。 1、長い直線状に線密度zで電荷が分布している。このとき直線からrはなれた点に生じる電場。 2、球の表面に合計qの電荷が分布している。 この場合球の内部(中心からrはなれている)の場所の電場。

  • 直線上に分布した電場による電場

    単位長さあたりの電荷量がλの無限に長い直線上の電荷を真空中に置いた。 直線上電荷からrだけ離れた位置の電界の大きさEを求めよ。(ただし真空の誘電率をε0とする) という問題なのですが。 ガウスの法則では求めることができました。 1/4πε0∫λdl/r^2と計算したらうまくできませんでした。 ∫dlの線積分のところを半径rの円周の長さと線密度が一定と考えて ∫dl=2πrとしました。 どう計算すればいいのでしょうか? 回答お願いします。

  • 電場の大きさ

    2つの点電荷をq,q1、その間の距離をR1としたとき、 電荷qの位置に電荷q1がつくる電場Eq1は {q1/(4πε0)}*{(q-q1)/R1^3} で良いのでしょうか。 教えてください。お願いします。

  • 物理のエッセンス 電磁気

    物理の問題について質問なのですが、 電荷をもつA、B、Cの小球を直線上にAB間の距離をa、BC間の距離をrとしたとき、Cが受ける静電気力の大きさを求めよ。 Aの電荷は+2q、Bの電荷は-q、Cの電荷は+qです。 解答の図を見ると、斥力が大きくなっていますが、AからCにかかる力は、BからCにかかる力よりも小さくなると思うのですが、どうなんでしょうか? 教えてください。

  • クーロン 電場

    間違いのご指摘お願いします。 直線上で「1.0m」離れた2点A,Bに、どちらも 「1.6*10^-9C」の不電荷を持つ導体球をおく。 AB間のAから「0.40m」の点をCとし クーロンの法則の比例定数を 「9.0*10^9Nm^2/C^2」 とする。 次の問いに答えよ (1)点Cにおける電場の強さを求めよ (2)点Cに「-1.6*10^-9C」の電荷を持つ小球をおくとき  小球が受ける静電気力の大きさと向きを求めよ。 (1)は E=k*Q/r^2 より  A,Bそれぞれの電場の強さを求め, BからAを引くと E=[50N/C] となりました。 (2)は F=qEより F=「-1.6×10^-9」*50  = -80×10^-9 = 8.0×10^-8[N] 向きは電場とは反対だから B→A となりました。 しかし、(2)の正答が 2.1×10^-7 [N]なのです。 どこが違うのか、ご指摘お願いします。