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科学 数学

stomachmanの回答

  • stomachman
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回答No.4

 数学の話じゃないけど…  免疫は細胞の表面に露出している蛋白や糖鎖を手掛かりにして異物を認識し、その細胞を攻撃します。一方、がん細胞は正常細胞が変異したり、がん幹細胞が分裂したりして発生します。できたがん細胞(複数)には、細胞ごとに遺伝子そのものや遺伝子の発現に様々なバリエーションがあり、その結果、がん細胞の表面に露出する蛋白や糖鎖の構造も色々である。なので、稀には免疫に異物だと認識されないがん細胞が出来る。免疫に異物だと認識されないがん細胞がひとたび出来れば、以後それは免疫の攻撃を受けない訳です。  ところで、がん細胞には寿命というものがない。栄養不足、毒物、物理的な破壊などの原因がない限り不死であり、自身のクローン(コピー)を増やし続けます。このコピーにも変異があるので、中には免疫に異物だと認識されて攻撃される細胞も出て、それらは免疫によって淘汰されます。さらに、異物が認識されたことによって免疫系全体の活性が上がるために、これまでは異物だと認識していなかったがん細胞まで化けの皮が剥がれるという事も起こり、そのためがん細胞が全滅することもある。  このように、仔細はなかなか複雑ですが、ともあれ、がん細胞のクローンたちが全滅しなかった場合には、免疫による淘汰圧は結果的に「免疫に異物と認識されないクローンを生み出すようなクローン」を選別して残すという作用をしたことになるわけです。かくて、免疫に異物と認識されないクローンばかりが増えて塊を作ったのががんです。  なので、ANo.3で「…というのを正解としたい」と仰っている通りの話が、概ね成立つんですよ。

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