• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SACDとCDの聴感上の差)

SACDとCDの聴感上の差

HAL2(@HALTWO)の回答

  • ベストアンサー
回答No.7

問 (1) 麺 100g の蕎麦を大きな丼に入れました。 これを (A) とします。 麺 100g の蕎麦を小さな丼に入れました。 これを (B) とします。 さて、どちらが美味しいでしょうか? 「麺 100g の蕎麦」とは Microphone が拾った Analog 音声信号です。 Microphone が音波を電気に変換して Mic' Amplifier が電気を増幅した音声信号のうち、人間の耳で聴くことのできる全ての範囲は CD にすっぽり入り切ります。・・・Microphone が音波を電気に変換する時点では CD の Capacity よりも多くの音波を電気に変換できるのですが、Mic' Amplifier がその量に耐えられませんので Mic' Amplifier で足切りが行われてしまい、結局 CD にすっぽり収まる大きさになってしまうのです。 SACD を説明する前に dB (Decibel) という単位及び Dynamic Range という言葉を覚えてください。 6dB は電圧比で約 2 倍、10dB は約 3 倍、12dB は約 4 倍、20dB は丁度 10 倍になります。 逆に -6dB は約 1/2、-10dB は約 1/3、-12dB は約 1/4、-20dB は丁度 1/10 です。 Noise (暗騒音) Level または記録 (反応) 不能 Level から Clip してそれ以上の Level を記録不能となる Level までの範囲を Dynamic Range と呼びます。 CD は限りなく直流に近い周波数から 22.05kHz まで 96dB の Dynamic Range を持っており、この 96dB の Dynamic Range は 20Hz であろうと 20kHz であろうと変わりません。 一方 SACD は 1,411.2kHz 以下で 6dB、705.6kHz 以下で 12dB、 352.8kHz 以下で 18dB、176.4kHz 以下で 24dB、88.2kHz 以下で 30dB、44.1kHz 以下で 36dB、22.05kHz 以下で 42dB の Dynamic Range を持っており、CD と同じ 96dB の Dynamic Range を得られるようになるのは 43Hz 以下です。・・・2.7Hz 以下で 120dB の Dynamic Range となりますが、この辺りが DAC (Digital Analog Converter) IC (Integrated Circuit) Chip といった半導体素子の性能限界値になります。 SACD は確かに 22.05kHz 以上の音声信号も記録できるのですが、その量は dB 換算で 36dB 以下であり、電圧比で言えば 1:100 もありません。 一方 22.05kHz 以下は 43Hz に至るまで「CD よりも Dynamic Range が狭い」のです。 では何故 SACD の方が音が良いと見做されるのでしょうか? 理由は主に 2 つあります。 1 つ目は「殆ど全ての Analog Digital Converter が SACD と同じ 1bit 2.8224MHz ΔΣ 変調器で Digital 化してから 16bit 44.1kHz や 24bit 176.4kHz などの Multi Bit PCM (Pulse Code Modulation) 符号に変換していますので、この符号変換など行わずに直接 1bit 2.8224MHz ΔΣ 変調符号を記録してしまえば最も Original の音にできるではないか?」という考え方です。・・・毎秒 24 コマの映画 Film を毎秒約 30 コマの Video Data に「変える」と必ずガタツキが出るように、Digital 変換すると必ず Error が生じますので「何も足さない、何も引かない、何も変えない」が理想というわけですね(^_^;)。 2 つ目は最初に 1bit 2.8224MHz ΔΣ 変調器で Digital 化してしまう以上、1,411.2kHz で 6dB・・・22.05kHz で 42dB・・・43Hz で 96dB という Dynamic Range に足切りされてしまいますので、22.05kHz で 96dB の Dynamic Range を持つ CD という器に入れても「麺の量」が増えるわけではないからです。 周波数特性に関しては 22.05kH 以上の音波を正確に電気信号に変換する Microphone など録音 Studio では使っていませんので (そのような Microphone は計測工学の分野で用いられています) 22.05kHz 以上の音声信号を正確に記録できるか否かなどは大きな意味を持ちません。・・・そもそも人間の耳には聴こえない周波数域ですし(^_^;)・・・。 「何も足さない、何も引かない、何も変えない」ではなく「たっぷり足すぞ! がっつり引くぞ! いっぱい変えるぞ!」という手法で音楽 Media を作るのが Multi Track Recording してたくさんの Effecter を通した信号を Mix Down するもので、Echo をかけたり Compressor を通したり、5kHz の信号から 2 倍の 10kHz や 4 倍の 20kHz といった信号を作り出して合成したりといったことを行えば 22.05kHz で 42dB 近い Dynamic Range を持つ信号も作り出せるでしょう。 しかし「何も足さない、何も引かない、何も変えない」の手法では SACD と同じ信号型式ですので「そのまま SACD にしてしまえ!」というわけですね。・・・これを DSD (Direct Stream Digital) 方式と呼びます。 一方「SACD は音が良い」という Image を市場に広めることに成功した売り手側としては「たっぷり足すぞ! がっつり引くぞ!いっぱい変えるぞ!」の手法で製作した音楽 Source を敢えて高額の SACD で発売することにより大きな利益を生み出すことができます。 そこで CD 盤とはちょっと Mix Down の設定を変えて如何にも Wide Range に聴こえるようにしたものを SACD で発売するわけなのですが、SACD の CD Track 層に CD 盤用 Mix Down Source を別に記録するのであれば音色の違いが生じるものの、SACD 用 Mix Down Source をそのまま一緒に CD Track に記録してしまえば両者に音色の違いなど生じる筈がありませんよね(笑)・・・同じ麺 100g の蕎麦を小さな丼に入れたものと大きな丼に入れたものの違いでしかないのですから。・・・まあ薬味が少しばかり変化するぐらいかな(^_^;)。 確かに SACD 層には 22.05kHz 以上の音が僅かながらに (22.05kHz で最大の 42dB Dynamic Range、それ以上では Octave 毎に 6dB 減る量が) 入るのですが、Original の音である「Microphone が収録した音」にそんな信号が入っているのか? と言えば甚だ疑問であり「それって Mic' Amplifier から SACD Player に至る様々な電気機器が発する高周波 Noise や高調波歪じゃないの(^_^;)?」と天の邪鬼な突っ込みすらできるものです(笑)。 まあ「麺 100g の蕎麦」に入れる薬味の葱がほんの少しばかり青葱 (或いは白葱) 部分が多くなったぐらいの違いでしょうか(^_^;)・・・「それは蕎麦の味なのか? 薬味の味じゃないのか?」という突っ込みも入れることができそうです(^_^;)。 よって御質問者さんの疑問に対する回答は御質問者さん自身が予想した回答の (3)、すなわち「元々、きちんと制作されたCD層なら、SACDとそうは差がない」どころか「CD 層と SACD 層に同じ Mix Down Source Data を記録したのであれば両者の違いは Mixing 段階の Digital 信号を 1bit 2.8224MHz ΔΣ Single Bit 変調に変換したものと 16bit 44.1kHz Multi Bit 変調に変換した DDC (Digital Digital Converter) の違いでしかない」というものになります。 >当方としては、是非是非、SACDとCDの差を聞き分けたいのですが。 うーん、残念ながら Mix Down 調整後の Master Data が同じならば両者に差異は全くないと言って良いほど僅かなものでしかありません。・・・勿論 SACD 盤と CD 盤 (SACD 層と CD 層ではない) では Mix Down の調整値が異なりますので音色も異なります。 他に差異が生まれるのは Mix Down 調整を経て製作される SACD の SACD 層と CD 層とでではなく、上述の DSD 方式で製作される SACD と Mix Down 調整されて製作される SACD や CD です。 SACD への夢や期待を壊してしまって申し訳ないのですが(^_^;)・・・。 素敵な Audio Life を(^_^)/

tigana82
質問者

お礼

麺 100g の蕎麦を... おもしろいたとえ、+詳しい説明でとても勉強になりました。 >>SACD の CD Track 層に CD 盤用 Mix Down Source を別に記録するのであれば音色の違いが生じるものの、SACD 用 Mix Down Source をそのまま一緒に CD Track に記録してしまえば両者に音色の違いなど生じる筈がありませんよね(笑)・・・同じ麺 100g の蕎麦を小さな丼に入れたものと大きな丼に入れたものの違いでしかないのですから。 うーん、こう聞くと、違いがわからなくても当然か。 「素敵な Audio Life」を送れるようがんばります(^_^)

関連するQ&A

  • HYBRID-SACDとSHM-SACD???

    同一音源の HYBRID-SACDとシングルレイヤーSHM-SACDの音は 具体的にどう異なるのでしょうか??? シングルレイヤーSHM-SACDは「4500円」と 簡単には手が出ないような高価格で販売されてますが、 HYBRID-SACDよりも音質で優れている所を教えてください。

  • SACDの良さを生かせるSACDプレーヤ

    オンキョーのIntegra RESEARCH RDV-1というCD/DVDプレーヤでCDを聴いています。 http://www2.jp.onkyo.com/product/products.nsf/0/677877D80B1EA390492569D8002EB217?OpenDocument 少量ですがSACDレイヤーを持つ2層のディスクも何枚かあるので、ちゃんとSACDを再生できるプレーヤーが欲しいと思っておりました。 調べてみるとマランツSA8004~マランツSA-15S2あたりが価格的にも機能的にも手頃です。このクラスでSACDの良さを実感できるでしょうか?予算が許せばやっぱりこの2種の中ではSA-15S2の方がお勧めになるのでしょうか?それとも価格差程には違わないでしょうか? 特にマランツが好きと言うわけでもないので、このクラスで他にSACD重視でSACDの良さを実感できそうな良いものがあれば教えてください。 手持ちのSACDはチェスキーレコードのジャズです。

  • SACDの音

    最近シングルレイヤーSACDを聞くようになりました。 レコードの音と比べて音が細いです。 こんなもんなのでしょうか。 なんか期待はずれというか。 私の耳が悪いのでしょうか。 レコードとの音の差は明確ですが、CDとの音の差がわかりません。 聞く曲によって差が出やすいものとそうでないものがあるのでしょうか。 CDでも録音によっては、シングルレイヤーSACDよりも厚みのある音が出ます。 これが録音による音の差なのか。 ちなみに聞いている人物名は、ビルエバンスです。 システム スピーカ:ダリ ヘリコン300MK2 パワー :ラックス M600a プリ   :ラックス C600f LP    :デノン  DP500M カードリッジ:デノン DL103 フォノ  :フェーズテック EA5

  • SACDマルチチャンネル再生方法について

    はじめまして。 わかる方がいたら教えていただけると助かります。 まず私の環境は下記の機種を使っています。 AVアンプ:DENON AVC-1590 プレイヤー:Pioneer DV-585A 両機種ともマルチチャンネル対応と認識しており、SACDですのでアナログケーブルにてフロントからリアまですべて5.1ch分接続しています。SACD自体もハイブリッド版でSACD-Multi、SACD-Stereo、CD-audioの3層ございます。 この環境の中、たしかにディスクはSACDとして再生され音もでるのですが、いろいろ試してもどうしてもフロントスピーカーからしか音が出ないため、AVアンプの設定を何度もマニュアル手元に確認しましたが接続方法及び設定に問題がございません。 私の認識ですとこの環境であればマルチチャンネル再生できるとおもっているのですが、どなたかお助けいただけると幸いです。 また「ここをこうしてみれば?」などの可能性でもよいので意見をいただきたく投稿いたしました、よろしくお願いいたします。

  • オーディオ機器の構成について質問です。

    以前私は以下のような構成で聞いておりました。 アンプ:マランツPM-17SA スピーカー:ダイヤトーンDS-2000HR プレーヤー:マランツDV-12S2 このうちスピーカーケーブルを銅製からシルバーに変えたのと、アンプをアキュフェーズのE-408に買い換えました。 構成変更後、普通のCDを聞きましたら音の厚み、特に中・低音の厚みが増し、満足なのですが、SACDを聞きましたらマランツのアンプ時のようなコンサートホールの空気感まで伝わるようなことはなくなった気がします。初めてSACDをマランツのアンプで聞いたときは一般CDとの差に驚きを感じたのですが、現在は一般CDもSACDもさほど差は感じられません。SACDを聞いたとき、なにかこもった音のような感じさえします。SACDの音に慣れたせいなのか、機器の構成の為なのか分からなくなってしまいました。もしアドバイスいただければ助かります。宜しくお願いします。

  • SACD不要ですか?

    SACDとCDの音が区別できない、ソフトが少ないなどの理由でSACDなんかいらない、という意見を散見しますが、SACDの情報量の多い音が大好きな私としては、そのような風潮に危惧を抱いております。 よく、SACDは20kHz以上の音も入っているので音が良いが、人間の耳では聴き取れないから意味がないと言われますが、SACDを聴いていて思うのは、高音が伸びていると感じることはなく、フワッとした空間表現がCDと違うなという点です。 また、安いSACDプレーヤーを使って、CDと違わないと思ってしまう方もいらっしゃいます。本当のSACDの良さはある程度のレベルでないと空間表現までは出来ません。 あと、最近のSACDプレーヤーは2chが主で、マルチを楽しむにはHDMI経由で音質のプアなAVアンプでないと出来ないのが多いようです。 私はエソテリックのDV-60を使っているので、サラウンド音もアナログで出力されます。そこで、リア用のアンプとスピーカーでマルチの良さを実感しています。ただ、マルチは日本の環境事情からすると難しいと思うので、2chでも良いとも思います。 優秀録音されたSACDは本当に良い音がします。これが無くなってしまうと思うと、残念でなりません。 SACDとCDの音質比較をして違いが無いと感じている方は高音ばかりに意識がいっているのではないでしょうか。中には、ヘッドホンで一生懸命高音の伸びを聴き取ろうという間違った聴き方をしているので、違いが分からないのではないでしょうか。 SACDの魅力は何といっても情報量の豊かさです。左右のスピーカーを超えて音楽が広がる感覚はとても良いと思うのですが、それが分からないのでしょうか。 それでもSACDは無くなってしまうのでしょうか? そこで、皆さんのSACD支持論、不要論をお聞きしたいです。

  • SACD(ハイブリットCD)の録音について

    カテズレかもしれませんが・・・。 普段、CDをPCのHDDにいったん取り込んで、 その後にCD-Rに録音して楽しんでいます。 そこで、SACD(ハイブリットCD)の録音についてお聞きしたいのですが、 SACDを上記の方法でPCのHDDに落として、その後CD-Rに録音した場合、 SACD自体の質が落ちるという事は無いのでしょうか? 録音したCD-RでもSACDの能力を発揮できるのでしょうか? それとも、そもそもCD-Rには容量上SACDは記録できないのでしょうか???

  • ビギナー&ミドルクラスのCD(SACD)プレーヤーで、クラシック向けの

    ビギナー&ミドルクラスのCD(SACD)プレーヤーで、クラシック向けのものはありますか? 実売価格6-8万ほどのクラスで、 クラシック(オーケストラ)向けの 製品は、どこのメーカーのものが良いでしょうか? オススメのモデルがありましたら教えて下さい。 部屋は6畳和室です。 アンプはDENON PMA-1500AE スピーカー ELAC BS203A 現在は、PS3(アナログOUT) &以前のSACDの聴けるセットコンポのアナログOUT で聴いています。 スケールの大きいオーケストラの 迫力のある金管が鳴りっぷりの良い CD(SACD)プレーヤーはありますか?

  • SACDは何故音がいいのでしょうか?

    よくSACDは音がいいと言われていますがこれは何故なんでしょうか? 多分アナログからの変換時のサンプリング周波数(この辺すらよくわからないのですが・・・)が高いためかな?と思っているのですが実際はどうなのでしょうか? CDの容量はたかだか700MBで現状のCDですらほとんど目一杯使用していると思いますが、でも実際はSACDも収録曲数が同じだったりCDの音声も同時収録したり・・・ アナログ時代に引退した「山口百恵」さんを例にすると、現状でSACDが結構でていますが、そうなると音源はアナログですよね? それを元にデジタル化しているということはもしかして同じアンプやスピーカーで再生機だけ違うだけだと EP>LP>SACD>CD という感じで音源としてはいいものなんでしょうか? 小さいころEPはLPより回転数が早いので音がいいと誰かに聞いたような気がします。(勘違いかもしれませんが) それで教えて欲しいのが 1.市販音源としてよいものは  EP>LP>SACD>CD  ですか? 2.SACDはCDより、高音、低音がより響くのでしょうか?  ネット検索すると音が柔らかくなるとかありますが・・・  実際にCDとSACDでは違いは人間の耳には簡単にわかるものなんでしょうか? 3.SACDとCDが同じメディアに収録されているものがありますが  なぜ700MBの容量で可能なんでしょうか? 4.数万の初代PS3がSACDを再生できますが、やはり値段差的に市販のSACDプレーヤーよりは音が悪いのでしょうか? 5.エントリークラスのAVアンプ+左右で5万くらいのスピーカーの場合実売数万のSACDプレーヤーでも十分音はいいのでしょうか? 6.実売数万クラスのお勧めのSACDプレーヤーがあったら教えてもらえませんか?(できればPS3程度の価格帯が希望ですが、無理ならそれにできるだけ近いもので) ちなみに半径60kmくらいに視聴できるお店がありません。(数年前に潰れた。。ようです) すみませんがよろしくお願いします。

  • SACDプレイヤーとCDプレイヤーについて

    つい最近、オーディオに興味を持ち始め、とりあえず最初にスピーカーを買いました。ASWのGENIUS100です。 今はミニコンポにつないでいますが、早くアンプとCDプレイヤーを買っていい音で聴きたいと思ってます。 そこで質問なのですが、普通のCDをSACDプレイヤーとCDプレイヤーで再生して比較した場合に、音質的には変わらないものなのでしょうか? 所持しているCDの中でSACDはあまりないので、迷っています。 ちなみにメーカーはmarantzを考えています。 どうぞよろしくお願いします。

専門家に質問してみよう