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硫酸銅(II)5水和物

Saturn5の回答

  • Saturn5
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回答No.8

No.1、No.2の回答者の方は化学ができる方なのでいきなり式量の計算から 入っておられますが、この問題は加熱によりどういう変化がおきるのかがわかって いなければ解くことはできません。 すなわち、低温では結晶水が離脱し、高温ではSO4^2-が分解することです。 でなければ、CuS、Cu(OH)2、Cu・H2O、CuH17などの 化合物も考えられます。後者の2つは論外だとしても前者の2つは常温で 安定な化合物です。ですから、CuSO4・5H2Oの加熱により、何ができる かがわかっていることが先なのです。 ですから、私は水和の結合力が低いのでまずH2Oが取れるという事実を先に 書き、その後で共有結合のSO4が分解することを書いたのです。 No.7さんは「硫酸銅(II)5水和物を空気中900℃で加熱したときに“何が得られる かが分からない”からこそ、実験を行って何が得られるのかを確かめ」と書いておられ ますがm、それでも加熱によりどのような反応がおこるのかがわからねければ解ける ものではありません。 「熱分解の前後の質量比から、得られた物質を推定することができるかどうか』を そもそも、「熱分解」という単語を使うのは反応がわかっておられるからです。 何もわかっていない高校生はこの問題は解く方法が無いのです。 この問題で計算によって分かるのは式量250であるCuSO4・5H2Oが (20/62)倍である80.6程度になるということだけです。 反応がわからねければCuはイオン結合性で必ず残ると言うことさえもわかりません。 No.5の回答者様が言われるようにCu2Oを考慮しなかったのは私のミスです。 1000~1100℃くらいの加熱でCu2Oは生成します。 しかし、Cu2Oが計算問題の答えとして出題されることはありません。 なぜなら、純粋な単体の生成が非常に難しいからです。1000℃以上でCu2O になったとしても、冷える過程の800~1000℃で一部がCuOになって しまいます。私は30年くらい前に中学校でCu2Oは「赤褐色」と習いましたが、 今の教科書は「赤」になっています。当時の技術では精製が難しく、微量のCuO が混入したので赤褐色に見えたのでしょう。話は変わりますが、近年ではゴム状硫黄 の黒はFeSの混入が原因で、本島の色は黄色だということが明らかになりました。 また、CuSO4=160の式量を使うのならばCu=64で計算するべきです。 Cuの正しい式量は63.546だそうですが、センター試験などでは64が使われる ことが多いです。 最後になりますが、この問題はある大学の入試問題です。 その大学では回答に以下のような選択肢がありました。 (1)CuSO4・3H2O (2)CuSO4・H2O (3)CuSO4 (4)CuO この選択肢があれば単純な式量計算の問題になります。 担当の化学の先生が選択肢が無い方が力が付くと考えてはずしてしまったのでしょう。

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