- ベストアンサー
房室接合部調律とは
健康診断の心電図所見に、「房室接合部調律」と記載してあったのですが、 これはいったいどういうものでしょうか?「要経過観察:軽度異常を認めます。体調や自覚症状に注意し、1年に1回は健診を受けて経過を見るようにしてください。」とのことです。そんなに心配はしてないのですが、どういった症状なのかご教示いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
心臓が脈を刻むリズムの起源は心臓(右心房)上部の洞結節と呼ばれる所で発生する刺激(洞調律)がきっかけとなり、それが心房~心室へ伝わって行くことによって心筋が運動をします 通常は心臓の中で刺激を作る頻度が洞結節が最も速いのでここからの刺激が主導的になりリズムが決定しますが、洞結節がのんびりしていたり、他の所が刺激を作る頻度が増えれば速めなそちらの方が主導的となります 心房下部の心室に近い所(房室接合部)はしばしは洞結節と同程度の刺激を作りますので、この場合に洞結節がややのんびりとなった場面では房室接合部からのリズムで心臓が動くことになります これが房室接合部調律で、異所性心房調律とも呼ばれるものです 異所性心房調律でも洞調律とほとんど同じ運動となります また、心臓に余裕の多い比較的若い方のほうが多く見かけるものです 通常はこれだけでは異常とは扱わず、特別な注意も必要ありません
その他の回答 (1)
- USB99
- ベストアンサー率53% (2222/4131)
全ての心筋は自動能といって、定期的に興奮する性質を持っています。ただし、部位によって興奮する時間間隔が異なり、一番、頻回に興奮するのが洞結節と呼ばれる所です。よって、通常は、洞結節の興奮によって、心臓の動くリズムが決められます。 しかし、何らかの理由で房室接合部の方が洞結節より早いタイミングで興奮する事があります。これが、房室接合部調律と呼ばれるものです。 多くの接合部調律では軽い運動で洞結節の方が接合部より早いタイミングで興奮するようになるので、接合部調律の所見は消失します。
お礼
どうも有り難うございます。ネット上での情報が少ないので大変助かりました。
お礼
どうも有り難うございます。問題ないということがわかって良かったです。大変助かりました。