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教育とは何か(概念)

ゆのじ(@u-jk49)の回答

回答No.4

なるべく単刀直入に申し上げます。 まず、所謂、学校現場での教育は、理想論、理想モデルを提示します。一つの答えを用意して、その方向に導きます。つまり、一つの見方のみを認め、他の一切は斥けるという原理主義なのです。多様性の時代にあって、誠に前近代的な事を続けているわけです。更に悪いことに、学問上の建前と実生活上でのギャップを、先生方の社会現場における経験不足によって無視されてしまうわけです。ですから、子供達は、そういう一貫性を欠く先生を信用しないのです。学校では、この時はこうだけれど、またある時はこうなのだということが往々にして起こります。 今日の子育ては、そういうものを補完するものでなくてはなりません。そういう知識は、子育て論の本などでは得られません。お子さんに母親としての上から目線で付き合うのではなく、人と人として付き合うには、貴方の哲学、思想が必要になります。常に揺るがない哲学的な一貫性が子供に信頼感を与えます。日々、言うことが違うというのが一番いけません。親だから子に対してこう言うのだというのもいけません。親とは別の立場で、一貫性ある立ち位置を保持しつつ、一定の理論に基づく言動を示し続けなければなりません。それには、貴方自身の人間的深みを高めることです。子育て論とは全く別物の真の読書などして教養も高めなければなりません。そうすることで、自然に一定のものの見方、考え方が定まって、それが貴方の哲学になるわけです。 もし、貴方が、専業主婦であるなら、そういうことに対して、甚だ有利なのです。他者からの賃金収入を念頭に置かなくて良い分、そういうしがらみから逃れて、一貫性のある言動を容易にします。一方、ご主人は、賃金を得るために、ややもすると一貫性を欠くことになり易いわけです。例えば、常に毅然たる態度をご主人が、お子さんに要求していても、お客さんや上司からの電話に必要以上に諂ってしまえば、どうなりましょうか。一貫性のない人として、お子さんは父親を信頼しなくなります。また、明日になれば別のことを言うに違いないと、言うことをいちいち聞かなくなります。 周囲に頼るのではなく、自身を高めることに専心していただきたいと切に願う次第です。

yattch8n
質問者

お礼

ご意見、ありがとうございました。 どのように育てるかという方法論に走るのではなく、子育てで今最も欠けているのは、自分自身がいかに生きるかですね。大変納得いたしました。子育ての問題を考える上で、一番大切なところを教えていただきました。 私自身は共稼ぎで、子どもは働いて独立しました。 人よりとても遅れて今勉強しているところです。 単純に、知りたくてご質問しました。 「意図的なしつけしか、しつけに入らないのか。無意図的なものはしつけに入らない。」それがなぞで頭から離れません。 教育が意図的なものなら、育児は教育に入らないのでしょうか…。苦しくてご質問しました。 この疑問は別としても、最も大切なところを教えていただいたように思います。 感謝申し上げます。 ありがとうございました。

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