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村上春樹1Q84 の性描写について年齢規制は必要ないのでしょうか?

gohara_goharaの回答

回答No.3

私は、村上氏の作品を読んだことがないので、必要性があるかどうか、という点については言及できません。 ただ、高校時代、学校の図書室にあった司馬遼太郎氏の作品などにも性描写などがあり、同様のことを考えたことはあります。 書籍に関しては、そういう規制が緩い、ということはあると思います。 映画、ビデオ、ゲームなどの映像作品については、映倫、ビデ倫、ソフ倫理、メディ倫、CEROなどといった自主規制団体が存在し、市場に出る前に、そこが審査をして「○○歳以上」などというようなものが記されます。 しかし、書籍に関しては、そのような団体は存在しておらず、各社が独自のルールで定めているに過ぎません。そして、その中で、ときどき、行政などが通報のようなものを受けて「有害図書」しているに過ぎない、というのが実情です。そのため、「有害図書」指定がされる書籍というのは、完全な「官能小説」のような小説か、もしくは、『完全自殺マニュアル』などのようなメディアでセンセーショナルに持ち上げられたごくごく一部のものしかない状況です。 質問者さんが仰るように、この辺り、基準に大きな隔たりが出来ているのは間違いありません。 例えば、家庭用ゲームソフトとして販売されるゲームでは、性交渉の場面は一切入れることが出来ず、また、それを匂わせる描写があるだけで「18歳以上推奨」などとなります。一方、小説等では、一般小説として誰でも買える棚に、性描写の堂々と載った書籍が置かれています。 結局のところ、行政府、また、PTAなどから「目を付けられているかどうか」という部分になってしまうのだと思います。 今、「児童ポルノ」の対象に漫画やゲームなどの「実在しない児童を含めるべきだ」という議論があります。これは、「そういうものをすることで、児童への性的な興味を持たせることになるから」という理由付けをされています(その効果についての根拠も実はないのですが) しかし、だとすれば、小説や絵画なども含めなければ、本来はおかしいはずです。児童そっくりの裸体をさらした小便小僧が公的な機関に立っている。児童が性交渉する場面の含まれた小説が図書館で貸し出されている。児童の裸を描いた絵画が美術館や学校にある。 不思議なダブルスタンダードと言えます。 結局、書籍の場合は大昔から存在していた文化だから良い。映画、ビデオ、ゲームなどは、新しい文化で、特に(漫画やゲームなどは)大人の世代が慣れ親しんだ文化ではないので、怖い、悪いのではないか? という感情論が先に立っていることの証左ではないかと思います。

hiroyuki83
質問者

お礼

聞きたかったことへのずばりの回答です。 改めて不思議なダブルスタンダードだと思いますが、 最後の2行の >結局、書籍の場合は大昔から~ のところを読んで、腑に落ちた感じがします。 新しい文化とともに、若者の性犯罪や猟奇的犯罪の増加(こじつけの側面もあると思いますが、、)が合わさって、新しい文化は規制がかけられようになったけども、昔からある文化にまでは及ばなかったということなんでしょうか。 表面的というか、熱しやすく冷めやすいというか、先送りというか、、日本人らしいですね(;^^A これから、もし猟奇的犯罪者が、~の小説に影響されたとか供述しようものならまた変わってくる気がします。 稚拙な質問の意図を汲み取っていただき、本当にありがとうございます。

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