空の巣症候群から うつ？

質問

大学４年と１年の娘がいる主婦です。
２人とも自宅通学で、家族４人幸せに暮らしてきました。
長女が県内とは言え、かなり離れた所に就職を決めてしまい、来春から自立することになりました。
将来は近くにいるものだと思っていたのに、ずっとそちらで暮らすと言われショックでした。
７月頃から寂しくて、悲しくて不安感さえ襲ってきます。
俗に言う、空の巣症候群でしょうが、パニック障害にも似た症状もありましたので、
レキソタン2mg×３を処方してもらっています。
更年期も重なっているのだろうと漢方薬も飲んでいますが、
毎日抑うつ感と無気力でつらくて仕方がありません。
食欲がなく、体重が激減してしまいました。
昨日、医者に「ＳＳＲＩ（パキシル）を加えていきましょうか？」と言われたのですが、
パキシルは断薬が難しいと聞いていたので抵抗があります。
主人がパニック障害でパキシルを服用し続けているのですが、
断薬に失敗して救急車で運ばれたことがトラウマになっています。
鬱病に発展していたこともショックでしたが、長期にわたる薬に頼って、
断薬できなかったら・・・と心配です。
相談する友人はたくさんいますすが、私ほど子離れに悩んでいる人はいません。
子供と親は別の人格・・・分かっているつもりですが、どうしようもありません。
今まで楽しめたことも全然する気にならず、食事をの用意もできない日が多いです。
やはり、パキシルで治療した方がいいのでしょうか。
何年か飲んだら、この寂しい気持ちからも卒業できて、
パキシルもやめることができるのでしょうか。
どなたか、子離れ下手な私にアドバイスしていただけませんでしょうか。

回答No.2

hipotama

娘が今春から大学生になり、親元から離れて下宿しています。私の生育歴を考えて見ると、母親は子別れできなかったようです。ですから、私は子供はかぐや姫だと思って育てて来ました。私たち夫婦に授かり、その子供を20年間預かり、ついには月の世界に旅立って行くと考えてました。昔話というのは、示唆を含んだものが多いと思います。

さて、質問者の場合ですが、「子供と親は別の人格・・・分かっているつもりですが、どうしようもありません。」とありますが、知性で理解していても、感情ではそれを理解できていないために抑鬱感と無気力状態が起きていると思います。
質問者は空の巣症候群とありましたが、私の場合は黄昏症候群かなと思います。1日の終わりの夕暮れ時に悲しみを感じるように、人生の黄昏時にもそれと同じようにメランコリーな状態になります。そうを称して黄昏症候群と言ってます。定年をあと10年に控えて、これからの人生どうやって生きていこうかなと悩んでしまいます。
そんなときにエリクソンという心理学者に出会いました。彼は生まれてから死ぬまでに、その時代に解決しなければならない発達課題があるそうです。熟年期の発達課題は、今までの生き方をもう一度見直し、これからどのように生きていくかを模索する自我の再統一だそうです。
これを読んで、遠い昔の夢を思い出しました。自分にはこんな夢があったんだということを思い出しました。それに向かって残された人生を生きていこうと思いました。理想と現実の違いについては悩んでいますが。
私は男性ですが、男性は黄昏症候群、女性は育児、子育ての終わって子供の自立による空の巣症候群かなと思います。今子別れ云々というのは、20年来培ったものですから、おいそれと変えるのは難しいと思います。そうでなく、人生の発達課題として今何をすべきか考えて見てはどうでしょうか。質問者の若い頃の夢は何だったでしょうか。

薬との関係ですが、薬物療法は緊急回避や対処療法だと私は思ってます。風邪の特効薬はなく、自己免疫力を高めるために諸症状の緩和のために薬を処方します。精神疾患の場合もそれと同じことが言えると思います。自分自身が納得し、現実の問題に対して適切な対処ができるのが理想だと思います。ですから、薬の服用を中止したならば再発したと言いますが、私からすれば根本的な解決がなされてなく薬によって諸症状が緩和されていたと思います。
その根本的な解決には、カウンセリングは有効です。ただし、時間がかかります。パニック障害で緊急性を要したり、通常の社会生活が遅れなかったりした場合には、薬物療法は必要だと思います。カウンセリングを初めとした心理療法と薬物療法の両立が必要だと思います。

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。今更かぐや姫と思うわけにはいきませんが、確かに子供のおかげで22年間幸せな日々を過ごすことができたと感謝しています。子供達が自立していった後、どのように生きていくか考えるときに来ているのは痛感しています。おっしゃる通り薬だけでなく心理療法も必要ですよね。自分の人生の発達課題について、ゆっくり考えてみようと思います。