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フランスの黒人・アラブ系の暴動の理由

びえひいと(@viejito)の回答

回答No.1

(1)同化政策に限らず寛容のあり方の変容 先の大統領選挙で特別な国であり続けることの無理を認める民意が、 これまでどおりのあり方を求める民意を上回る選択がなされた、 と言われています 移民政策においてはフランス語を話すコミュニケーション能力を 体得する意欲があれば、誰でも市民権が得られ、このことが 旧宗主国であった地域、特にアフリカ北西部(マグレブ地域)との 結びつきを強化し、国際社会での発言力や国益につながる、 と言うのがシラク元大統領までの政策基調でした 9.11以降、国内の少数派に対する弾圧が世界中のどこの国でも テロとの闘いとの名の下に正当化され、中東派兵に抗議してきた 各国でも、少数派ムスリムが多数派キリスト教徒に対するテロを 支持している、と言う決め付ける世論が台頭してきました そこから女性がスカーフで人前に顔を曝さないように隠すことを禁止 してみたりする形で、多文化共存を認めなくなりました 加えて以前から、肌の色が就業率に直結する現実(これには学歴や親の年収 等からくる格差も影を落としている)があり、 将来に不安を抱く若年層の不満を高めました 社会民主主義的な政策が伝統的だったフランスでは勢い既得権の擁護 につながる労働政策はなされても、新規の雇用創出につながるワーク シェアリングや中高年層の解雇に対する環境整備が遅れています サッカーのワールドカップでジダンらの黒人・ムスリムの選手が多く 活躍したことは少しフランス社会に寛容性を取り戻させはしたものの お祭りが終わった後はいつ爆発しても不思議ではない状況だったのです (2)緊張関係は続き、予断を許しません サルコジ氏が当選したことで移民受け入れの制限に拍車がかかり、少数派に 不寛容なフランスになるとの見方が強まり、選挙善後にも各地で暴動が発生しました 政策面で差別感を弱めることができなければ、暴動は止まないのではない でしょうか

dela
質問者

お礼

ありがとうございました。 私はフランスが移民社会ということが何となく分かったのが、W杯のジダンの活躍でした。 あれから少数民族に対する理解が進んだかのように思えたのですが、難しい問題がいろいろとあったんですね。

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