太平洋戦争について

質問

なぜ太平洋戦争において
原子爆弾が使われるようになったのか、
またなぜ広島と長崎に落とされたのか
よくわからないので、教えて欲しいです。

回答No.8

hideko333

広島在住です。
大まかには皆さんと同じです。

京都が日本の文化の集中する場所だったので日本人の感情を考慮してはずされました。
広島には当時、ヤマトなどの軍艦を作る港があったり、
市内には軍の施設もあったので候補に上がっていたそうです。
広島城付近には天皇がきた事もあったようです。

広島は、地形的に平らであったため、
爆風や熱戦の第一次災害の死傷者が多くでました。
逆に長崎は地形の凹凸が激しかった事で、広島ほど一次災害の死傷者は出ていません。
また、朝の八時を計画したのは、その時間に建物の外にいる人の数が多いので、
データを取るために良い時間だったからと言われています。

あまり知られていない話かもしれませんが、
原爆投下後、広島にはたくさんのアメリカ研究者が訪れたそうです。
今後の研究の為にデータを集める為です。
彼らは遺体を回収していきました。
最近になって、その遺体の臓器のホルマリン漬になったものが公表されています。
埃をかぶっていて、大変ずさんな管理のもとにありました。

原爆がなぜいけないかというのは
戦争において、兵隊同士が死ぬのは当然の事であるのですが、
広島、長崎、真珠湾で死んでいった人々は一般の人間でした。
死んだ兵士より、女、子供、年寄りの数のほうが多いのです。
俗に「横死」です。本来死ぬはずでなかった人間が死んだのです。
原爆はその区間の人間すべてを殺傷することを対象としたとした兵器です。
その点では原始的であり、大雑把な兵器だと私は思います。
人間を数で判断する兵器です。

広島に住むため、このような事は他県の人より知っているつもりです。
もしかしたら、それは偏った知識かもしれません。
日本も原子爆弾を持つべきと考える人が、徐々に増えているのは現実です。
そう感じることは多々あります。
しかし、そういう人に言いたいのは、

資料館にきて、同じことが言える？
被爆者の話を聞いてもいえる？
被爆者の生々しい写真を見ることができる？
ここにきて同じ事を言えばいい。

ということです。