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村上龍、村上春樹

qazwsx_007の回答

回答No.2

ポイントというほどかは分かりませんが、僕は村上春樹さんの方は文章自体が非常に読み易いと感じます。リズム良く文字を眼で追っていけると言いますか、使う言葉や文体が柔らかいためか、スッと言葉が自分の中に入ってくるような感覚です。このためか主観での印象ですが、登場する様々なな主人公は皆ある種の自由な空気というか、立場・環境を最初から持っているように感じます。それが最後には最初の自由さよりも、ちょっとだけさらに上の自由さを獲得しているような感じです。 比べて、村上龍さんの方は一語一語、一文一文がちょっと重くスッというよりは、ズシッという感じです。背景ひとつでも細かく細部にわたって描写されるためかセリフが少ない印象を受けます。こちらは描写にちょっとエログロさはありますが、その主人公なりの自由を得ていく形は同じかなと感じます。でも自由といってもこちらは心や精神の意味での自由かな?ただ村上龍さんの方は、最初が決して自由な状態から始まるわけではない点が一番違うのかなと感じます。主人公の受ける理不尽さもこちらが上かなと。

kaokaokao417
質問者

お礼

 「ある種の自由な空気」・・・漠然としていますが、おっしゃりたいこと、なんとなくわかります! 読み手がひきこまれて、自分まである種の自由を獲得できたかのような、そんな感覚になります。こんな窮屈な時代だからこそ、春樹文学の自由な空気は人をひきつけるのかもしれませんね。  回答ありがとうございました。

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