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神社とお寺の違いは?
外国の友人に、神社とお寺の違いは何かと聞かれたのですが、 神道と仏教の違いだという程度しかわからず、うまく説明できませんでした。 神社とお寺、神道と仏教の違いについて、 外国の人にもわかるような回答をいただけると嬉しいです。
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「お寺」は、Temple of Buddhism と説明します。「神社」は、Shrine of Shinto (Shintoism) と説明します。 では、Buddhism, Shinto(Shintoism) とは何かということになります。 相手の方が、アメリカの人などなら、Buddhism については大体聞いているはずです。ただ、そうでない場合もあり、どちらも説明すると次のようになります。 (日本語で書きます)。 仏教は、インドで生まれ、アジアに広く伝わった世界宗教で、日本には、5世紀頃に、朝鮮半島や中国から伝わり、日本国内でも大いに信仰され、たくさんの仏教の寺院が建築されました。また、日本でも、教えの研究が進み、日本独自の教えを持つ仏教もあります。 インドで生まれた仏教は、元々、人生の悩みや苦しみ(例えば、人は病気になって苦しんだり、年老いて楽しくなくなったり、最後には死んで空しくなってしまう。また人間関係もたいへん難しい)などについて、何か解決の方法はないかと、釈迦族という部族に属する、普通、釈迦と呼ばれている人が、修行して、これが答えであると、「覚り」を開き、この覚った内容を教えとして弟子に伝え、それが、インドから東アジアに伝わったものである。 釈迦は何を教えたかというと、人が病気にかかったり、年老いたり、死ぬことは、人間に定まった運命である。歳を取りたくない、死にたくないというのは、よく分かるが、それは、「自分」が、何時までも若々しく、死ぬこともない存在でありたいという希望であり、慾である。「自分=わたし」というものを考えると、それは、刻々変化しており、昨日のわたしはもう今日いない。こういうことが人間の本当の姿で、何時までも変化しないという自分=私や、何時までも変化しないもの・世界などはない。すべてが変化し、この変化のなかに病気も歳を取ることも死ぬこともある。世界や自分とは、変化しているものであり、そのことを知って、いまを有意味に生きるのが重要である。このように教えたのである。 釈迦の教えは、段々変化して来て、壮大な寺や華麗な儀式ができてきて、死後に行く極楽や地獄などがあるという考えも出てきた。これも仏教であるが、釈迦の教えには、元々地獄や極楽などはなかったのである。仏教の根本の教えは、宇宙を創造した絶対の神などはいないということである。世界は無限の過去から無限の未来まで、変化しつつ存在している。しかし、釈迦の教えを知り、すべてが変化し、「無常」(変化しないものはない)ということを覚れば、「覚りの境地」に入ることができ、この時、普通に考えていたのでは分からない、世界の「真実」が分かる。 この真実の覚りに入ることを、仏教の信徒は理想としている。仏教では、また人はみな平等で、誰でも、覚りの救いにあずかれることが可能である。人には、身分の区別などないと教える。また、平和主義であり、教えのために、イスラム教のように「聖なる戦い(ジハード)」を行うなどということもない。人のいのちも、動物のいのちも大事なもので、みだりに生き物のいのちを奪ってはならない。仏教徒は、原則として、肉は食べないし、生き物を殺すようなことは避けることとされている。 これが仏教の大体の説明です。 お寺というのは、キリスト教の教会というより、修道院に近く、覚りを目指す修行者が共同生活をし、修行する場所に立てられた建物や、この共同体のことです。しかし、大きなお寺になると、非常に豪華なものがあり、また日本では、葬式を仏教の修行者つまり「僧」が行うようになっていて、葬式などの場所として、お寺を利用することがある。 神道は、日本の伝統的な宗教で、多神教であり、自然崇拝の面もあり、シャーマニズムの一種だという説もある。地域地域に、その地方の豊作や、幸福を祈願する神社があったが、明治時代になって、地域の神社をまとめて、「神道の教義」というものを統一的に作成し、国家神道というものを日本は造った。 神道の神々は、多く、自然現象を神の技と見て、自然を神と考えたものが多く、神道で、もっとも崇められている神は、天照大神であるが、この神は、女神で、更に太陽のめぐみの象徴である。仏教では、人間の死後は、釈迦の教えでは、世界の変化のなかに帰り、釈迦より後の教えでは、極楽に行ったり地獄に行ったりした後、またこの世に生まれてきて、輪廻転生する。神道では、死後、人の魂は、祖先のいる世界に行き、そこで、段々、祖先の霊の一部になって行く。しかし、祖先の世界から、また此の世に生まれて来る人も多数いる。この点、北米インディアンの宗教に似ている。 神道の神社は、そこで、神道の神官(神主・巫女と呼ぶ)などが修行する場所でもあるが、自然の神に感謝したり、祖先を慰めたりする儀式を行っている。天照大神を祭った、伊勢神宮のような、非常に大きな神社では、日本の国の守護を神に祈っている。などなど。 また、仏教と神道は、シンクレティズムを起こし、日本人のなかでは、二つで一つの教えのように感じている人が多くいる。などでしょう。 長すぎますが、纏めると: 1)仏教も神道も、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教のような絶対超越神は考えられていない。仏教はヒンドゥー教によく似ているが、人間が努力して、開祖である釈迦にならって、「覚り」を開けば、人生の苦しみが解決し、心が平静になるという教えである。原則的に、神々に祈ったりしない。仏教の神々に見えるのは、覚りを開いた優れた修行者か(これを、覚者とか、仏陀という)、または覚りを事実上開いている修行者(これを菩薩という)であり、仏教以外の宗教の神々が、仏教の信者となっているものである。仏教には、原則的に神も神々いない。また仏教では人は平等で、生き物も独自のいのちを持っており、生き物を殺してはならない、肉食は避け、菜食すべきと教える。 2)神道には多数の神々がいるが、それらは太陽や月や、嵐などの擬人化で、自然を象徴する神々である。多神教とも言えるが、ヒンドゥー教のような、神ではなく、ギリシアやローマの神とも違い、普通、「姿がない神々」である。また、世界は、水が流れるように変化しており、季節の変化のように、時間の経過と共に、また同じことが来り返される。人は死ぬと、「祖先の国」に行き、祖先という神にもなる。神道では、天照大神を中心にすべての神が、結局、日本人の祖先であり、祖先を神だと考えて崇拝しているのが神道である。自然もまた、人の祖先になり、自然に神や祖先が宿っているという考えて、シャーマニズムである、日本の天皇は、日本のシャーマンの最高者と考えられている。 などなどですが、簡単に説明できないですね。 更に要約すれば、よいのかと思いますが、要約し過ぎると、他の文化の宗教とどう違うのかが分からなくなります。
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- akasuzuneko
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お寺は仏教(ブッディズム)を修行する為の社(やしろ)です。仏教は奈良時代に大陸(中国)の方から入ってきた外来の宗教ですが、政治に利用されて日本全国に大きく広まりました。 けど、日本にはそれ以前から地域ごとに信仰されていた、土着の神様がたくさんいました。それはキツネなどの動物であったり、山そのものであったり、その多くは自然の力を崇拝するものでした。それらを祭る社が神社です。神社の多くは、入り口に「鳥居」と呼ばれる大きな建造物を設置しています。 しかし、今は日本人の多くは信仰に対して熱心ではありません。彼ら自身も「寺」と「神社」を明確に区別して考えてはいないですし、双方とも日本を象徴する文化であると認識されています。 こんなんじゃダメかな。。。(*^-^*)
お礼
回答ありがとうございました。お礼が遅くなってしまってすみません。 >仏教は奈良時代に大陸(中国)の方から入ってきた外来の宗教ですが、 政治に利用されて日本全国に大きく広まりました。 やはり政治によるところがあるんですね。そういえば歴史の 教科書にあったような…(^^;) >神社の多くは、入り口に「鳥居」と呼ばれる大きな建造物を設置しています。 神社といえば鳥居ですよね。聖域を示すものだと聞いたことが あるのですが、それはどうなんでしょうか? >彼ら自身も「寺」と「神社」を明確に区別して考えてはいないですし、 双方とも日本を象徴する文化であると認識されています。 なんだか、私のことを言われているようで恥ずかしい限りです。 自分の国のことをもっと勉強しなければ、という感じです。 ありがとうございました。
- odd-art
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悩むこともなく、これは、 まず、本尊、拝む対象が違います。 名称も違います。神道では、神主、宮司、巫女等といいますが、仏教では、僧侶、坊主、出家等といっています。 それに、教えが、違います。教義になると、難しくなるのですが、神を根本としているか、釈尊を根本としているかということでしょう。詳細は、省略させて戴きます。 これ位で、如何でしょうか? ただ、今の神社は、邪鬼魔神の棲家となっており、金儲けの手段となって、人々の、幸福を叶えるなんという力はありません。逆に、不幸になるばかりであります。 その証拠に、交通安全祈願に行ったにもかかわらず、事故を起すケースが実に多いでしょ。何の為に、参ったか分かりません。 こういった内容の回答は、すでに、致しておりますが、読解されておられないようですね。悪しからず。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅くなってすみません。 >名称も違います。神道では、神主、宮司、巫女等といいますが、仏教では、 侶、坊主、出家等といっています。 そうですね、言われてみれば確かにそうです。 >今の神社は、邪鬼魔神の棲家となっており、 今はそこまでひどくなってしまったんですか?ちょっと悲しいです ありがとうございました。
- mama29
- ベストアンサー率32% (59/183)
hideyoshi2さん、こんにちは。 神社・・神様を祭ってある建物 お寺・・僧が住んで、仏像をまつり仏道を修行し、また仏事を行う所。 と、辞書に載っていました。
お礼
回答ありがとうございました。 辞書的な意味も良さそうですが、 外国の人にはちょっとわかりづらいかな、と(^^;) でも、わざわざ調べていただいてありがとうございました。
- ki61
- ベストアンサー率32% (85/263)
外国の方にわかるように簡単にしますと・・ 神社は、ギリシャ神話のゼウス、アポロンやエジプト神話のイシス、オシリス等と 同様に、日本に古代からある土着の神話の神を祀った神殿。 お寺は、紀元前5世紀にブッダ(ゴータマ・シッダルタ)が創始した ブッディズム(仏教)の神々を祀った神殿。 神道は日本という国が成立した頃からある日本固有の土着宗教であり、 仏教は紀元6世紀半ばに中国大陸から伝わってきた宗教である。 特徴は、どちらも多神であること。 とすれば、第一段階として外国人の方にもわかりやすいのではないかと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 そうですね、具体的に名前を出すとわかりやすそうですね。 ギリシャ神話やエジプト神話を例に出すのも良さそうです。 仏教も多神だったんですか!?これは全く知りませんでした。 勉強になります。 ありがとうございました。
- knj9999
- ベストアンサー率18% (29/156)
寺院は世界的宗教である仏教の礼拝施設であり、神社は日本固有の宗教である神道の施設である、ということですよね。神道について馴染みがないから分からないのでは。仏教について知らないような人はそもそも寺社仏閣に興味持たないでしょうから。神道は日本固有の宗教である。世界の趨勢とは異なり多神教である。仏教の神仏についても神道の多神のひとつとして受け入れて寛容に共存してきた。日本人は神社と寺院双方に参拝・参詣するが、不信心なわけではなく、こうした神道の影響が日本人のメンタリティーである。といったところですか。説明してほしいのは。
お礼
早速の回答、ありがとうございました。 おっしゃる通り、神道にはあまり馴染みがないために分からない点も 多数あります。鏡開き等の行事自体はは毎年のようにやってるんですが…(^^; ) >仏教の神仏についても神道の多神のひとつとして受け入れて寛容に共存してき た。日本人は神社と寺院双方に参拝・参詣するが、不信心なわけではなく こうした神道の影響が日本人のメンタリティーである。 なるほど。多神のひとつとして受け入れたというのは知りませんでした。 キリスト教などの宗教を信仰している外国の方から見ると、 神社にもお寺にも行くのは相当不思議な事だというのは聞いた事がありますが、 これで分かってもらえそうな気がします。 ありがとうございました。
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