• ベストアンサー

農作物をもっと前から、外国に何故輸出しなかった?

tomyam1000の回答

回答No.4

世界で農産物を大々的に輸出している国を考えてみてください。アメリカ、カナダ、ブラジル、中国(最近輸入国に転じているようですが)…、どこも、広大な国土を持ち、船便の輸送に耐える、保存性のいい小麦、とうもろこし、大豆などを、安い賃金、機械化により超大規模に栽培することで、輸出産業として成り立たせることが出来たわけです。 さて、日本で大量に作り保存性がいいと言うと米ですが… 減反政策が始まるまでは、国内では食糧不足で、「増産」を続けてきました。この時代には輸出等、考えられなかったでしょう。 「食管法」が改正になるまで、個人で米を流通させる(いわゆる闇米)ことは禁じられていましたから、この時代まで、輸出するとすれば、主体は政府になります。政府は、食糧安全保障(天候不順で食糧不足になったときへの備え)の問題もあり、余裕があるからすぐ輸出、とは判断できなかったこともあるでしょう。また、消費の減少と反収の上昇の差を埋めるためにはかなりの量の米を輸出しなければなりませんが、さすがに高い米をそこまで大量に引き取ってくれるアジアの国はなかったのでしょう。 次に高級果物などの輸出ですが、全体にほとんど影響を及ぼさない、非常に取引量の少ない、「すきま」商売です。 日本でも高級果物が、普通に流通するようになったのは、バブル以後ぐらいじゃないでしょうか。それまでは、日本でもほとんど売れないので、作る人も少なく、輸出等思いもつかなかったのでしょう。昔は高級果物と言えばメロンぐらいしかなかったような… 80~90年代から、他の産地との差別化のために様々な種類・グレードの農産物がためされ、その裾野が広がったことが、近年の高級果物などの輸出につながっているのでしょう。 そして、青森のリンゴなどで、成功を納めたのをみて、各産地が我先にとまねをして今にいたる。と言うのが現状です。

noname#48572
質問者

お礼

遅くなりましたけど、回答ありがとうございます。 そういう面もあるでしょうね、でも関連でその時々や現状の農政が最善(現在から過去の結果を見てでなく、その時代に取り得る範囲で)かそれに近いことをしてきたんですかね?他の方の回答を見ると、他国の思惑や戦略・力関係も絡んでる面もあるようで複雑ですね。何事も多角的に、深く見ないと。

関連するQ&A

  • 標高2000mでの農作物

    日本では一番高い場所で標高1,500mくらいだと思いますが、標高2,000mより高い地域での栽培可能な農作物はありますでしょうか? 野菜、果物、薬などの主原料などなど、産業として確立できるものでしたら良いと思うのですが。 想定している地域は、アフリカです。

  • 【日本の農業が瀕死の状態で】食糧自給率は3割になり

    【日本の農業が瀕死の状態で】食糧自給率は3割になりました。で、国は若者に農業をしてほしい。輸出出来る高額農作物を作って輸出すれば農家でも豊かな生活が出来ると言っていて、日本で売ると400円のいちごがタイでは1600円で売れるそうです。 でも日本の農業が作った農作物を海外に輸出していたら食糧自給率は上がらないのでは?

  • 熊本県の収穫量が全国1位の農作物は?

    熊本と言えば、藺草(いぐさ)が有名ですが、先ほどたまたま西瓜(すいか)について調べていたら、熊本が都道府県別で日本一であることが分かりました。 他に、熊本県の収穫量(生産量)が全国トップの農作物はありますか。 農作物や熊本県にお詳しい方、教えてください。 もし複数あるようでしたら、なるべくたくさん知りたいです。

  • 【TPP】なぜ安倍首相は日本の農業を守って、自動車

    【TPP】なぜ安倍首相は日本の農業を守って、自動車産業を売ったのでしょう? もともと農作物は輸入が大半で日本の農作物を保護しても日本の輸出産業のトップである自動車の保護を取り払うことの方が日本にとってダメージが大きいと思います。 なぜ日本の農作物を保護して自動車の保護を取り払ったのか安倍首相の真意を教えてください。

  • TPP参加で日本農家は壊滅か?

    TPP参加で農作物が廉価で輸入されて、日本の農家は悲鳴を上げると言われていますが なぜに日本農家は外国に向けての輸出をしないのでしょうか? 日本の美味い果物、野菜、穀類を世界に売りつければ良いじゃないですか。 競争もしないで縮こまっていても進歩は無いでしょう。

  • 今後の農業についてご意見が伺いたいです

    現在の日本の農業で思うことですが、 農業従事者が超高齢化しており、 今後10年もしないうちにほとんど農業従事者が居なくなると思います。 そうなると耕作放棄地もかなり増えていると想像できます。 よって私が予想していることなのですが、 今から農業を本格的に始めると、将来的に数少ない農業従事者となると思います。 そうすれば相当に増えた耕作放棄地を安く借りる、もしくは安く買うことができ、 多くの農作物を扱い、多くの農作物を売ることが出来る(他に作る人がいないから)。 農業に十分なチャンスがあると思うのですが、どうでしょうか? もちろん将来的なTPPよって、多くの農作物が海外から輸入されると予想しますが、 日本の農業がなくなるとは考えにくく、すべての農作物が海外品になるとは思えません。 逆に日本の高品質の農作物を海外に売って出る、ということも可能になるかと思います。 現在の日本の農業は完全に衰退産業と思いますが、今が本当の底で、 上記のことを考えると、今後は上昇傾向になっていくのでは?と私なりに考えています。 将来的に農業で生計を立てれたら、と考えており(現在は兼業農家・30代半ば・たまに親の農業を手伝う)、 本格的に始めるのであれば、今から準備していかねばと思っているのですが、 農業関係に詳しい方のご意見をお伺いしたく、お願い致します。

  • TPPで日本の農業はどうなる?

    TPPが実現すると日本の農業はどうなりますか?外国から安い農作物が入ってくるので日本の農作物は売れなくなり、廃業する人が増えるのではないでしょうか?関税収入もなくなりますし、日本にとって良くないことが多いと思うのですがどうなのでしょう?食物が安くなること以外に農業に関して何か日本に利益があるのでしょうか?

  • 食料自給率は、なぜ必要でしょうか?

    食料自給率はなぜ必要でしょうか? 日本の場合、農作物にかかるコストが高い。 だから、自給率をあげようとする行為というのは 海外の安い農作物があるのに、それを避けて、鎖国状態みたいに 国内の価格の高い農作物を買わなければいけないということですよね。 市場の原理に反しています。 にもかかわらず食料自給率をあげなければいけない理由は なんででしょうか?

  • オランダと花と野菜

    オランダって花卉や農作物の輸出が世界でトップクラスなのは何故なのですか?以前テレビで知ったのですがオランダは花や野菜の輸出が世界でトップクラスで日本にも色々な花や野菜を輸出しているみたいですが、オランダは花卉や農作物の輸出が世界でトップクラスなのは何故なのでしょうか?

  • 日本のTPP参加について(農業政策)

    現在、日本政府は環太平洋経済連携協定(TPP)の協議を開始するとの閣議決定しました。 そして、関税が撤廃されると日本の農業や漁業などに大きな影響があるので、農林水産省や各農協等が「TPPの参加に否定的」というニュースを耳にします。 ここで疑問です。 TPPの参加によって関税が撤廃され、輸入農作物の価格が国内産よりも安くなると農家が大変なのは理解できますし、農家の皆様も普段から苦労されていることは理解しているつもりです。 ただ、アメリカ等の先進国も含めた外国産の農作物などの価格が安くできるのは、その国の農業政策によるところが大きいと思うのです。 日本の農作物が諸外国に比べて高いのは、日本の農業は個人事業として行われていることが多く、例えば、耕作機械を導入しても、その機械の能力を生かしきれていない(農地面積の関係で)ことや、2~3の農家が持っている農地面積に対して1台でまかなえるのにそれぞれの農家が機械を導入し、結果として農作物全体のコストが上がってしまうことに原因があるのではないでしょうか? 日本も現在は農業生産法人など一部の法人に対して農業を行うことを認めていますが、もっと営利法人にも参加を今以上に拡大して、農業等にかかるコストの削減をすればいいと思うのですが、なぜ日本の農業はいわゆる「ファーム」みたいなことをしようとしないのでしょうか? また、農業人口の減少についても、人とモノについて自由化されるTPPに参加すれば、対策ができるような気がするのですが、みなさんの意見や考えについてお聞かせください。