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耐震補強って自分でできますか?

altosaxの回答

  • altosax
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回答No.4

ご質問者さんの場合ですと、(実際見ていないネットの文字やりとりだけですのでその点無責任なことしか言えない状態ではありますが)、私が実際に訪問した「被害者のお宅&その根拠の計算書」ほどの滅茶苦茶ではなさそうですね。 >「地盤・基礎」が良い地盤、ひび割れのあるコンクリート造布基礎で0.7 これは防災協会のマニュアル通りで正しい点数表です。 >「建物の形・壁の配置」が0.5 これは相当すごい偏心が大きい状態ですね!? よほど間口が狭くて壁が均等に配置できないようなタイプのお家ですか? 耐震性の法改正がされた昭和56年以降に新築されていてここまで偏心している場合は、極端に間口が狭いとか車庫や店鋪つきで表が広く開いているなどの特殊な壁配置のお家に多いのですが、そういったお心当たりはありますでしょうか? (昭和56年の改正は、壁量の「あたま数」さえ帳尻が合えば偏心があっても合格という基準だったため、特殊な壁配置をせざるをえないお家ではこういうことが起こり得ました) >「筋交い・壁の割合」が1.117 これはさすがに昭和56年の改正を受けて壁量の頭数は+0.117よけいにがっちり入っている、という証拠になりそうに思います。(多分、壁配置が偏っているぶん、よけいにすじかいを入れようとしたと思われます) >「老朽度」が0.9 これは、0.9になるための条件が「グレード4が1個以上/グレード5が1以内」 という基準がありますが、このグレードとは何かというと、計算書の中程に「構造耐力上主要な部分の経年劣化調査表4-1から4-3」という丸印をつけるカルテのようなものから集計されたグレードの数で決まります。 この「表4-1から4-3」というカルテはきちんとついていますでしょうか? ここで心配なのは、阪神大震災で「一部損壊」の認定が「老朽度0.9」に該当できるかどうかです。 老朽度0.9という評点は被災した事のない普通の家がちょっと手入れが悪くて20年ぐらい経過した場合につく点数ですので、ほんとに0.9で済んでいるか経年劣化調査表カルテでよく確かめてみて下さい。 >見積書はいただいていなくて、診断報告書だけでした。費用もこちらから聞くと、値段は言わないで高いとか安いぐらいでした。 これはきちんとした見積を作るには相当な労力を伴いますので、書面が出ないうちに変な明言を避けるというのは冷静でいい対応かと思います。 >家が揺れるのは、建物の重心と剛心が離れているからだと、木耐協の方が言っていました。 これが「建物の形・壁の配置」が0.5、という「ひどい数字」の意味になります。 >アンカーボルトというのは、 アンカーボルトの用途は、「木造土台」と「コンクリート基礎」を2.7m以内の間隔でしっかりつなぎとめるボルトです。 >ホールダウン金物と同じですか? ホールダウン金物は、「柱」と「梁/土台」をしっかりつなぎとめるのが主目的の金物です。 この金物が1階土台につくときは基礎から立ち上がったアンカーボルトに締め付けることもあります。 >ちなみに、木耐協の指示に従って耐震補強すると、 >点数が1.38で「一応安全です」になるのですが、 >これはどのくらいの規模の地震に耐えられるのでしょうか? これは、「補強後の耐力」というものが「100%完全に発揮できることを大前提」にした点数が1.38ということを頭に入れておかないといけないんです。 100%ほんとに発揮できない場合、とは何かといいますと、建物調査票カルテの「評点に反映しない部分の欠陥調査」という(表4-4)記入欄に重要な点が書かれています。 「部材の断面欠損、接合金物、接合方法」という項目に、点数制でなくコメントで書かれる部分です。 これが点数でなくコメントですので「評点に反映しない」という所以ですが、このコメントが全て「完全で問題がない」ということが大前提で評点1.38に向上します、と受け取る必要があるということです。 つまり、ここで100%の完璧でなければ、計算結果の1.38から、計測不能ないくらかを割り引いて受け止めて下さい、ということです。 重要なのは、補強工事をなるべく安上がりにしたいですので、工事部分を少しで補強が収まるようにすることが多いのですが、その場合に補強部分はしっかり完璧性が期待できますが、工事しなかった部分の金具不足など「評点に反映されない欠陥」が残ったままだと、「補強した部分が強くなることで新たな計算外の偏心が発生してしまう」という計算不能な耐震診断の宿命的な誤差が生まれます。 被災建物の場合は、特にこの点をよく充分にご検討されるのがよろしいかと思います。 (私は被災経験がないので、この取り扱いを実際にどう考慮するべきなのか、防災協会マニュアルにもはっきりしたことが書かれていなさそうでよく分っていない状態です) #2さん、どうかよろしくおねがいします! 最初の「震度4で倒壊します」という言葉は、「報告書上に明記」でしたか?「口頭の説明」で留まってましたでしょうか? 耐震計算レベル1.0の目標は「震度5強」を目標にした基準なのですが、1.0より上や下の場合はあくまで相対的な便宜的点数表示ですので、それが「震度いくつです」とは明示できないのが本筋です。 ルールで禁止されている訳ではないのですが、基本的に計測不能な数字を報告書に書くべきで無い常識ですので、お客さんの求めに応じて非公式にまあだいたい4ぐらいでしょうかねえ、程度のあいまいな口頭の「なぞらえ」でしたらいいと思いますが、あくまでこれは尺度が明確に出来ないなぞらえと受け取るようにしてください。

cd258
質問者

補足

お返事ありがとうございます。 >「建物の形・壁の配置」が0.5 これは相当すごい偏心が大きい状態ですね!? よほど間口が狭くて壁が均等に配置できないようなタイプのお家ですか? これは「窓の配置のバランスが悪いから」ということでした。片側に窓が多く、反対側は窓が極端に少ないです。 1階 X方向 偏心率0.24 壁心率0.01 両端壁無ヶ所数0 片端4 Y方向 偏心率0.47 壁心率0.20 2階 X方向 偏心率0.15 壁心率0.06 耐力壁直下率 0.57 両端1 片端0 Y方向 偏心率0.15 壁心率0.02 耐力壁直下率0.17 >「老朽度」が0.9 経年劣化調査表カルテが見あたりません。 精密耐震診断表というのはありますが、数値の根拠が書かれていません。 >「評点に反映しない部分の欠陥調査」 「建物外周」外壁クラック、外壁周の隙、窓枠周のクラック 「建物屋内」床面傾斜、雨漏り(一階の天井)以上有り 「天井裏」接合金物錆、接合金物緩み 多い      筋交い端部接合金物クギ(梁留、5本留)      ひねり金物なし、羽子板ボルト有り 「床下」接合金物錆多い、基礎裏面のクラック有り     束・束石の状態健全・密着している、地割れ無し 「その他欠陥・備考」 根がらみ有り、かすがいが全体に小さい、鬼かすがい無し 火打梁が少ない、四隅にしか入っていない(手書きなので読める部分のみ) >最初の「震度4で倒壊します」という言葉は、「報告書上に明記」でしたか?「口頭の説明」で留まってましたでしょうか? 「口頭の説明」のみです。 よろしくお願いします。

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