鋳鉄と鋼の切削加工における工具の靭性について

このQ&Aのポイント
  • 鋳鉄を切削加工する際は、靭性の小さいチップを使用する方が効果的です。
  • 鋳鉄と鋼の切削加工では、鋳鉄に特化した靭性の小さいチップを使用することが推奨されます。
  • 初心者でも理解しやすいように、鋳鉄の切削加工には靭性の小さいチップが適しています。
回答を見る
  • ベストアンサー

鋳鉄と鋼を切削加工する場合の工具の靭性について

一般的に鋳鉄を切削加工する場合は、鋼を切削加工する場合より靭性の小さいチップを使用したほうがいいのでしょうか?初心者な質問で申し訳ありません

noname#230358
noname#230358
  • 切削
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#230359
noname#230359
回答No.2

鋳鉄を削る場合に靭性が低い方が良いという訳ではないです. ただ、鋳鉄は脆く溶着もし難いため、 全般的には靭性がそれほど必要とされず、 比較的高速で加工される傾向があるため、 靭性が犠牲になってでも 耐摩耗性のより高いものが好まれるというだけです. 一方、鋼の場合は鋳鉄用の工具材種を使った場合には 靭性の高いものでないと溶着などから欠損に到り易い傾向があります. 鋼の切削に使われるP種超硬は、 本質的には鋳鉄・非鉄に使われるK種よりも靭性に劣ります. 溶着やスクイ面磨耗をより小さくするために、 強靭性を阻害する炭化チタンや炭化タンタルが添加されているためです. ただ、最近はコーティング技術の進歩もあり、 超硬母材の本質的な硬さを犠牲にしてでも、 高コバルト化で強靭性を向上させている場合もあります. 鋼の場合は、切り屑が鋳鉄よりも粘いので、 切り屑の排出圧力などで欠損に到るのを極力回避しようとするものでしょう.

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました!たいへん参考になりました!

その他の回答 (1)

noname#230359
noname#230359
回答No.1

参考URLは,S電工ハードメタルのホームページです。 メニューから,バーチャル講習会を選択してください。 切削加工入門編part3「超硬合金のグレードについて」あたりが 参考になると思いますので,お試し下さい。

参考URL:
http://www.sumitool.com/
noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました。参考になりました。

関連するQ&A

  • 鋳鉄を切削加工するときの切削工具の磨耗原因

    鋳鉄(黒心可鍛鋳鉄)の切削加工を行うとき、切削工具の磨耗原因として鋳鉄の組織に関係するものに絞ると、組織内のパーライトが原因であるということの他に何か原因はありますか? 時間のあるときでかまいませんのでどなたか教えていただけるとうれしく思います。

  • 鋳鉄加工における切削油について

    ちょっと時代錯誤な質問かもしれません。 機械工作の基礎を勉強中なのですが、その中で鋳鉄の切削(ボール盤、リーマー等)においては切削油を使用しないことと記述があります。いろいろ見ていても鋳鉄用の切削油は販売されていますし、よく理由がわかりません。 どなたか教えてください。

  • 鋳鉄フライス高速切削時の刃具、加工面のコバカケ

    鋳鉄フライス高速切削で質問です。 最近、高速切削に対応した刃具で、CBNという材質のチップがありますが、 チップに欠けが生じ、更には加工面にもコバカケがでてしまい、 推奨の寿命よりも早く刃具交換しなければならない状況が多く、 大変困っています。 切削条件はメーカーの推奨領域内なのですが、 そもそも、ドライ加工ですので、鋳鉄が刃具の温度に耐え切れずに 欠けが発生しているのではないかと疑っています。 加工面を傷付けず、刃具を正常磨耗させるためには どんな対策が考えられますか?

  • 高クロム鋳鉄の切削性について

    いつもお世話になっております。 難削材の切削性についてお尋ねします。どなたか知識のある方、教えていただけないでしょうか。 高クロム鋳鉄は難削材といわれてますが、どの程度の難削材なのでしょうか? ハイスよりも硬い?粘い? インコネルよりも硬い?粘い?(インコネルというもの自体よくわかっておりませんので、できればこちらのほうも教えてください。) 切削条件として硬い材料ほど周速を落として加工しますが、この3点で同形状の旋削をするとして、各材料の一般的な周速はどの程度なのでしょうか? 何かと、経験不足ですのでアドバイスよろしくお願いいたします。

  • 金属切削加工における工具のわたみ、逃げについて教えて下さい。

    金属切削加工における工具のわたみ、逃げについて教えて下さい。 一般的に送り速度を上げた場合、切削抵抗が上がり逃げ量が多くなるかと思います。 それは理解できるのですが、面切削速度(工具回転数)を上げた場合も逃げ量が多くなると 聞いた事があります。 なぜ逃げ量が多くなるのか、理由を教えてください。

  • 切削工具

    シチズンのL20を使っていますが、一番コストが安い切削方法はありますでしょうか?ちなみに今コーティング無しの超硬チップを使用しています。 切り込み量が1ミリ位で、約30ミリ削っています。約300本片側使用できます。量側使用するので、600本でチップ交換しています。 前にロウ付バイトを使用したほうが安いと言われたことがありますが、実際のところどうなのでしょう?今はスローアウェイチップが主流だと思いますが… 何を使えば一番コストが安くなるのでしょうか?

  • 高クロム鋳鉄の加工について

    ポンプのインペラー部品なんですが、硬度がHRC60程あり、かなりの断続加工の為チップと切削条件で悩んでいます。取りしろは、1mmから3mm程です。 良きアドバイスお願いします。

  • アルミ加工用の切削液

    アルミ(YH-75)材の加工を複合旋盤にて旋削しておりますが、切削バリが残ってしまいます。また測定顕微鏡の100倍で観察すると青黒く焼けているようにも観えます。切削液にて対応することが出来ないでしょうか? 現在タイユ(株)のハイチップNC-10を使用しています。切削チップはダイヤです。

  • 切削加工中に発生する円盤の回転トルクついて

    添付画像のような円盤にΦ25mmのショルダーミルで、下記の条件にて反時計回りに加工した場合、円盤の中心の回転トルクは何N・mになるでしょうか? 円盤はあらかじめ、幅100mm 厚み100mmの溝がある状態からの切削です。 ご回答をお願いいたします。 切削工具径方向切込み  2 mm 切削工具Z方向切込み 2 mm 主軸回転数  5000 min-1 一分間あたりの送り  2500 mm 1刃あたりの送り  0.25 mm 刃数 2 円盤中心からの最大寸法 339.336 mm 切削方向 反時計回り 加工品の材質 鋳鉄 材料係数 鋳鉄0.28 被切削抵抗 鋳鉄100

  • 切削加工について

    前回も似たようなことで、載せたのですが、高精度切削加工を実現するための条件として、工作機械の高精度化以外に工具、加工現象に起因する条件があり、工具に対する条件を調べてます。 それで、切削加工によるたわみがあげられて、対策として切削抵抗の背分力の現象がありました。 切削抵抗の背分力の減少させるためには、旋盤加工の場合工具の形、刃形はどのようなものがいいのですか???切削抵抗、力を加える方向は変えられるのですよね?何でもいいので教えてください。 お願いします。