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42アロイ材の熱処理について
noname#230359の回答
露点管理とは、水素の純度の指標になる露点を確認することです。 水分、酸素を含むとその分水素による還元が弱くなる、露点が上がっているということになります。 空焼きで還元させるということは、水素焼鈍を本体作業前に行って、炉体及び治工具類の表面の酸化膜、水分類を飛ばしてしまって、酸素の供給元をなくしてしまうことです。空焼きをしなければ、炉体や治工具類から出た酸素でせっかくの水素雰囲気が汚染されてしまいます。 空焼きの温度は、水素雰囲気であれば、1000℃で問題無いと思います。 真空炉であれば、また違ってくるかと思います。 真空炉の場合、問題にしたいのは、真空度がどの程度かです。炉体内の酸化が進んでいるようようなものだと空焼きをする価値はあまりないかもしれません。炉内を見てみてください?黒く焼けてませんか? 昇降温の速度については、温度ムラが生じた時に早く加熱された部分が延びる、早く冷却された部分が縮むということで、厚板の重しを含めた全体が温度差を生じないようにするということで考えるべきで色々試してみて頂きたいところです。 42アロイの再結晶が800℃辺りだったような気がするので、その手前の700750℃くらいで均熱を取り、温度を揃えてから、ゆっくり100℃/hくらいで上げていき、下げる時は、更にゆっくり50100℃/hくらいで室温近くまでやってみてはどうでしょうか? しかしながら、お断りした通り、私は熱処理の専門家で無いので、これは、山勘に過ぎないことはご了解ください。 精密な曲がり矯正出来る熱処理業者のアドバイスをもらうのが早道だとは思います。 曲がり矯正の重しの載せ方の影響もあります。 温度ですが、真空炉で、磁性を問題にされないのであれば、もう少し低い温度でも良いんじゃないかなとは思います。 用途は電子材料硝子加工関係のテーブル類でないかなと推定しますが、違ってますかね?
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お礼
お礼が遅れました。済みません。 詳しく記載して頂きありがとうございました。 流れは理解できました。 ところで、処理に水素を使用すると脆性は生じませんか。もし、生じるので有ればどのような特性になりますか。 お手数をお掛けしますが、もう少し教えて下さい。