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PN接合の空乏層容量について
ymmasayanの回答
- ymmasayan
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おっしゃる通り、順方向電圧を掛けた時は電流が流れてコンデンサーにはなりません。逆方向電圧を掛けると、電流が流れず、PN接合面がコンデンサーになります。 但し、逆方向電圧の大きさによって空乏層の厚みが変わりますので、キャパシタンスが変化します。これを応用したのが、バリキャップ(可変容量ダイオード)です。バリキャップには当然極性があります。
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