argonathのプロフィール

@argonath argonath
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  • 登録日2009/08/12
  • 高校 論文顕彰 皆さんの意見を聞かせてください。

    このような論文を書きましたが、テーマは「伝え続けたい大切なもの」です。 自分で読み返すと、かなり保守的内容で、学校内での論文大会としてふさわしいかどうかわからなくなってしまいました。(日教組がらみの人に目つけられそう) 皆さんこれを読んでどう思いますか? 僕の考えを率直にまとめたまでです。  「今私たちが生活しているこの「日本」という国。世界有数の先進国であり、ほとんどの国民が豊かに暮らしているだろう。さあ、あなたはこの「日本」を誇りに思っているだろうか。そこで、客観的なデータがある。平成12年に電通総研が世界59カ国で自国に誇りを持っているかどうかを調査した。それによると、その質問に対し「持っている」と回答した人の割合で最も高かったのは、エジプトの99.1%。世界の大国アメリカは13位で94.1%、フランスは38位で84.3%、中国は45位で78%。日本はというと、54.1%、59カ国中56位という非常に信じ難い結果が出ている。私がこの統計結果を見てショックを受けたのは言うまでもない。あなたはこの統計結果を見てどのようなことを感じるだろうか。 (中略) では、なぜこのような日本になっていったのであろうか。それは、「伝え続けられるべき大切なもの」が伝え続けられずに朽ち果てていくといったことがここ最近でよく起こっているからだろう。ここからは、その「伝え続けられるべき大切なもの」を見ていこう。  太平洋戦争後、日本が国際社会に認められ、高度経済成長期を経て、今のような低成長状態の日本に至るまでの過程に於いて、明らかに「家族」というものが大きく違っている。今から40~50年前、高度経済成長期に突入するころの日本の普遍的な家庭と言えば、祖父母夫婦、両親そして子供たちの3世代大家族が一般的であった。家ではまだ戦前の「絶対的な家長」という風潮が残っており、父親は外に出て国のため、会社のため、そして養っていく家族のために一生懸命に働いたのである。貧しい日本を立て直したい、裕福な暮らしをしたい、と。そして母親は子供を産み育て、家事や老人の世話をし、家を守る。そういった性別役割分業が確立していた。ところが今、女子差別撤廃条約の批准に始まり、平成11年には男女共同参画社会基本法が施行されるようになった。その間に女性の急速な社会進出による性別役割分業体制の崩壊が始まり、核家族、単身家族化が急速に進み、晩婚・未婚化による少子化の進行。これが国力低下の根本的な原因ではなかろうか。  私は女性の社会進出に消極的であるわけではない。女性が社会進出し、男性と一緒に働くことは、今までにはなかった女性ならではの新たな見方、考え方を取り入れることができるといった面でも非常にいいことである。しかし、強引に男女行動参画社会を進めていくことは、子供を産み育てる専業主婦を蔑視し、結果的に「家族」というものを崩壊させ、少子化の対策どころか、それを結果的に促進させるイデオロギーになりかねない。さらには「男らしさ・女らしさ」や、伝統的なライフコースを否定し、この法に根ざされている共産主義的フェニズムによってさらなる社会崩壊を招く危険性が少なからずあると思われる。  欧米では日本に先んじて女性の社会進出、地位向上が進んでいるが、だからと言って「日本もそれに続いていかないといけない」と思っているのなら、少し考えてほしい。この日本が戦後から驚異的なスピードで大国に成長した背景には、伝統的な家族制度、社会の風潮が伝え続けられてきたからではないだろうか。それが今、伝統的なスタイルを破壊し、強引に男女共同参画を進めていくことによって、昔ながらの文化・様式の崩壊による社会秩序の乱れ、新たな社会問題がクローズアップされているのではないだろうか。 (中略) このように今失われつつある家族や社会に対しての考えをはじめとする伝統的な日本の文化。これが私にとっての「伝え続けたい大切なもの」である。そして、今の「日本」という国にとって「伝え続けられるべき大切なもの」になるのではなかろうか。日本の「これから」のために―。」