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  • 登録日2009/01/16
  • 日本におけるハイデッガー問題

    ハイデッガー問題というのは、ファリアスが『ハイデッガーとナチズム』の中で暴露した、ドイツの哲学者ハイデッガーとナチスドイツとの関係のことを指す。要するに、哲学や文学にしか通じていない人物が、政治権力との関係を打ち立てようとして失敗する話である。 日本の場合、西田幾多郎の弟子で京都学派の哲学者・高坂正顕が「期待される人間像」の中で展開した、学生や若者などがどうあるべきかということを述べた文章が、これに相当するように思われる。 私はこのテキストの存在を、現役の哲学者だった廣松渉と、同じく作家の大江健三郎の文章で知った。そのことで、評価するものや批判者たちが、日本のハイデッガーに対するハイデッガー的人間として、戦後日本の思想界や文壇などにいるということを意識していたのである。 しかし、高坂などは京大の人文科学研究所にいたということ以外に何の取り柄もなかった人物で、もはや趣味にでも生きるしか能のない人物である。 そして、自分がこのことを日本の問題として改めて提起するのは、この種の旧帝大の中で落ちこぼれた人間が、渡米すれば成功できるだの、地方に行けばそれなりのものとして通用するなどといった楽観主義に立ち、いつまでも期待される人間でい続けるということが、ニートなどの温床になっていると思うからである。 若い人たちの雇用などが政治問題化されるというのもこうした経緯があるからで、突然わき起こったわけではない。 そういうわけで、日本版のハイデッガーたちは、ニート状態から経済的成功へという閉塞状況を生きざるを得ない状態に置かれている。このことは、就職氷河期から現在のニート問題が発生するに至る、日本におけるハイデッガー問題の結果であるように思われる。

  • 出典を教えてください(ベルクソンとバーナード・ショウの言葉)

     以下の二つの言葉の出典をご存じでしたら教えていただけないでしょうか。  どちらかひとつだけでも良いので、どうぞよろしくお願いいたします。 "It is the emotion which drives the intelligence forward in spite of obstacles." - Henri Bergson “Lack of money is the root of all evil." - George Bernard Shaw

  • 出典を教えてください(ベルクソンとバーナード・ショウの言葉)

     以下の二つの言葉の出典をご存じでしたら教えていただけないでしょうか。  どちらかひとつだけでも良いので、どうぞよろしくお願いいたします。 "It is the emotion which drives the intelligence forward in spite of obstacles." - Henri Bergson “Lack of money is the root of all evil." - George Bernard Shaw

  • 神の認識

    人間は不完全なものだという考えを根底に持っている上での質問です。 だったら、人間が知覚、認識した神という存在も不完全なものではないのかという疑問が湧いてきました。もし神があるとすれば我々の五感や思考を超えたものであり、人間が理解できる範囲のものではないのではないか? 古今東西、神の存在を現した芸術がたくさんあります。音楽、美術、建築、文学・・・。それらに触れてなぜ美しく感動するのかと考えていたのですが、それが非常に人間的であるからという結論になってしまったのです。神は人間の知性で理解できる範囲にいるものなのでしょうか?

  • イギリス人の国民性を涵養した要因は?

    1 反物質主義や闘争と犠牲の尊重という伝統は、ドイツを自由主義のフランスやイギリスから著しく際立たせている。 2 人間は幸福を追求しない、英国人だけは別だが。ニーチェ『偶像の黄昏』 1はフランシス・フクヤマ著、渡辺昇一訳「歴史の終わり」にあった著者自らの文言です。 また、同書には2も掲載されていました。ある節に於いて著者が論述を始める前に黙って掲載したもので如何なる意味でも、これには何の論評も加えていませんでした。私の推測では2でいう「人間」とは「ドイツ人」のことで、2を冒頭に置いたのはフクヤマ氏がニーチェの見解に賛同しているからだと思います。 ドイツ、フランス、イギリスの文化に通じている方であれば賛同するにしてもしないにしても、何故に1、2の見方が出てくるのか心当たりがあるのだと思います。私自身はこれらの文言に同意はするものの単なる先入観であって、このような国民性が涵養された背景は承知していません。最終的には英、仏の国民性を培った背景を知りたいのですが長大になり過ぎると予想されるので、ここではイギリス人の国民性に絞ります。 イギリスに絞ったにしても国民性を涵養してきた背景は多岐に渉り、こうした制約の多い媒体で言い尽くすのは困難で、書籍を読めとしか言えないのだと思います。それを承知で応急の知識をもちたいと希望します。 次の条件でご回答を頂けると有り難いです。 ア) 1、2を否定する回答も拒否はしない。 イ) フクヤマ氏はホッブズ、ロックの思想にイギリス人の国民性を観ている形跡がある。ホッブズが突然変異で誕生したとは思えないので、国民性を涵養した要因も彼の誕生以前に見出すものとする。どこまで時代を遡るかは全くの自由とする。 ウ) 完璧を期すのは不可能そうなので国民性を涵養した要因を一つ以上挙げればよい。大きな要因であろうと小さな要因であろうと問わない。人文、気候、地理……、要因は何に求めてもよい。簡便な解説を必要とする。 よろしくお願いします。