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中国人の茶に対する意識について

質問

中国人の茶に対する意識について

このカテゴリが最善なのかよく分からないのですが、
他に適当なカテゴリがなかったので質問させていただきます。

いま日本は健康茶ブームで、コンビニに行けばダイエット効果を謳った
茶がたくさん売られています。特保の茶なんてのもありますよね。
茶っていうのは元々健康には良いといわれているものですけど、
「健康にいい」とか大々的に言われだしたのはここ数年ですよね。

中国では茶っていうのは元々漢方薬だったらしいですが、
中国人はそういうことをどれだけ意識しているのでしょうか?

つまり、日本人ならスーパーに行って、痩せたいからお茶買おうとか、
健康にいいから茶を買おうとか、最近は頻繁に考えたりしますよね。
中国人は、中国のスーパーで買い物する時、そんなこと頻繁に考えたりする
のでしょうか?
要は、どれだけ茶を健康食品だと意識しているかって質問なんです。
単に茶が健康にいいという知識をもっているだけなら意識が高いとはいえず、
その意識が買い物するたび、茶を飲むたびに表に出てくるようであれば、
意識は高いといえます。

こんな質問をするのは、今ちょっとしたレポートを書いていて、
中国と日本はどちらも茶文化があるけれど、日本の方が健康食品
としての側面が強いっていう流れで書けないかなと思っているんです。

中国人の方、中国文化に詳しい方、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿日時 - 2015-07-14 01:11:22

QNo.9011920

回答

 中国・台湾で合計8年ほど暮らしていた者です。
 漢方の陰陽、熱寒といった考えは、中国の人たちには当たり前の常識として身についています。日本人の場合、食事の際の食材の組み合わせの陰陽など普通の人は考えませんが、中国の人は自然とそれを考えています。上海ガニを食べると必ず食後に生姜湯を飲みます。それは、甲殻類が体を冷やすから、暖める生姜を摂取するわけです。ビールを常温で供するのは、つめたい飲み物は体に悪いと認識されていたから(最近はつめたいビールのおいしさが勝っているようですが)。中国の人と食事に行くと、食材毎の熱寒のバランスをかなり真剣に検討して注文しています。日本人は烏龍茶は油を流してくれるからと手放しで効能を喜びますが、中国人は、確かに油を流すが、それがいいことなのか?と疑問を呈します。あくまでも全体のバランスのなかで位置づけて考えているのです。

 お茶の場合、緑茶<烏龍茶<紅茶の順に発酵度は高まりますが、烏龍茶の中でも発酵度によって(産地の別等の要因も入ってきますが)、お茶の種類が細かく分かれています。どのお茶を美味しく感じるかで、その人の健康状態の傾向も分かるといいます。日本ではお茶でそこまで考える人はいないでしょう。中国の漢方はそれだけ深く、人々に生きる知恵として浸透しています。
 また、日本では水代わりにお茶を飲みますが、中国では最近まで普通の人が水代わりに飲むのは白湯でした。だから、お茶を飲む際は日本人より明確な目的意識や飲む理由がありました。

 だから、スーパーでお茶っぱの買い物をする際も、食堂で料理を注文する際も、漢方の陰陽・熱寒、体質傾向等を考慮するのが当たり前なのです。
 日本人がスーパーで食料品であれ、お茶であれ、買うときに、そこまでのことは、何も考えていないでしょう。トクホとか健康食品とか銘打たれた特定の商品について、商業主義的キャッチフレーズの効能書きにあおられて、サプリ感覚で購入摂取することがあるというだけ、自分で全体のバランスを考えることもせず、すごく薄っぺらで浅いと思います。

 まとめると、中国は、漢方の陰陽・熱寒のトータルバランスを考えて、普通のお茶も購入している。日本は、普通のお茶を購入するときは何も考えず、トクホとか健康食品として販売されている商品をサプリ感覚で購入摂取することがあるだけ、ということになると思います。

投稿日時 - 2015-07-14 12:42:11

ANo.25065790

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